ゴールデンハインド(2020.4.25)&ヤマニンウルス(2020.5.21)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.25)-

Pedigree

ゴールデンハインド 牝 芦毛 2020.4.25生 新冠町・ビッグレッドファーム生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・武市 康男厩舎

ゴールデンハインド(2020.4.25)の4代血統表
ゴールドシップ
芦毛 2009.3.6
種付け時活性値:0.50【10】
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
デイクタス 1967.4.11
ダイナサツシユ 1979.3.16
ポイントフラッグ
芦毛 1998.3.23
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
★メジロテイターン 1978.3.22
メジロオーロラ 1978.3.8
パストラリズム
黒鹿毛 1987.5.15
プルラリズム 1980.4.9
トクノエイテイー 1978.3.2
オレゴンレディ
鹿毛 2007.4.28
仔受胎時活性値:1.00【12】
Shamardal
鹿毛 2002.3.27
種付け時活性値:1.00【4】
Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
Storm Cat 1983.2.27
Mariah’s Storm 1991.4.1
Helsinki
鹿毛 1993.5.25
Machiavellian 1987.1.31
Helen Street 1982.4.4
Oregon Trail
鹿毛 1999.3.6
仔受胎時活性値:1.75【7】
Gone West
鹿毛 1984.3.10
種付け時活性値:1.50【14】
Mr. Prospector 1970.1.28
Secrettame 1978.3.15
Oscillate
鹿毛 1986.3.4
仔受胎時活性値:1.00【12】
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
種付け時活性値:0.75【11】
Dance Number
鹿毛 1979.3.28
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5(母方)>

ゴールデンハインド(2020.4.25)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ゴールドシップ
(サンデーサイレンス系)
Shamardal
(Storm Cat系)
Gone West
(Mr. Prospector系)
Seattle Slew
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Gone West
(Secrettame)
5.25
(【12】+【7】+【12】+【6】)
母が米GIII勝ち馬
(No. 1-s)
7番仔
(不受胎後)

*

2023年の第58回サンケイスポーツ賞フローラS(GII。東京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 ゴールデンハインド 牝3 54 菅原 明良 1:58.9   1-1-1 34.1 486
[+10]
武市 康男 7
2 2 ソーダズリング 牝3 54 戸崎 圭太 1:59.1 1 1/4 3-4-4 34.0 470
[0]
音無 秀孝 1
3 1 ブライトジュエリー 牝3 54 鮫島 克駿 1:59.3 1 1/4 6-7-7 33.9 432
[+2]
橋口 慎介 4
4 14 イングランドアイズ 牝3 54 横山 和生 1:59.4 クビ 14-14-14 33.4 432
[+6]
安田 翔伍 3
5 11 ドゥムーラン 牝3 54 D.レーン 1:59.4 クビ 10-9-10 33.8 464
[+16]
尾関 知人 2
2023年の第58回サンケイスポーツ賞フローラS(GII。東京芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9 – 11.6 – 11.6 – 12.0 – 12.7 – 12.2 – 11.8 – 11.2 – 11.3 – 11.6
ラップの
累計タイム
12.9 – 24.5 – 36.1 – 48.1 – 1:00.8 – 1:13.0 – 1:24.8 – 1:36.0 – 1:47.3 – 1:58.9
上り 4F 45.9 – 3F 34.1

東京芝2000m、晴の良馬場、15頭立て。第2回東京2日目、開幕週の馬場はやはり前が止まらない。元々2022年7月の福島芝1800mの未勝利戦1着、10月の中山芝2000mの芙蓉S(OP)クビ差2着と逃げて妙味を見せていたゴールデンハインド。テン乗りとなった鞍上・菅原明良騎手に促されてハナに立つと入りの600m36秒1、1000m通過60秒8という逃げ馬のペースに持ち込みました。そんな鞍上の馬場読みと自身の適性が相俟ってゴールデンハインド、東京芝の直線525.9mの内ラチ沿いを芦毛が駆けると、1番人気のソーダズリング(2020.3.30)の追撃を1と4分の1馬身振り切りました。これはゴールデンハインドの良いところを引き出した菅原騎手の好騎乗。ただ、鞍上に応えた鞍下が偉いのもまた事実。東京競馬場の4角から直線に掛けて、後続に脚を使わせつつ自身で速い脚を使っているのですから、強い内容に見えました。競馬は時計がすべてではありませんが、その勝ち時計1分58秒9はウインマリリン(2017.5.23)の1分58秒7に続くレース史上2位の好タイム。ゴールデンハインド、同生産牧場かつ同馬主のユーバーレーベン(2018.1.27)に続いて、ゴールドシップ産駒2頭目の優駿牝馬(GI)勝ち馬を目指すべく、強敵が待つ1ヶ月後に臨むことになるのでしょう。相手はメチャクチャ強いですけれど、別路線からの挑戦者として頑張って欲しいもの。ゴールデンハインド、その馬名意味は”「黄金の雌鹿」という名のイングランド王国の帆船。父名より連想”ということです。


*

ヤマニンウルス 牡 鹿毛 2020.5.21生 新冠町・錦岡牧場生産 馬主・土井 肇氏 栗東・斉藤 崇史厩舎

ヤマニンウルス(2020.5.21)の4代血統表
ジャスタウェイ
鹿毛 2009.3.8
種付け時活性値:0.50【10】
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン 1983.4.7
ビユーパーダンス 1983.2.26
シビル
鹿毛 1999.5.16
Wild Again
黒鹿毛 1980.5.22
▲Icecapade 1969.4.4
Bushel-n-Peck 1958.3.21
シャロン
栗毛 1987.5.10
Mo Exception 1981.4.8
Double Wiggle 1978.2.4
ヤマニンパピオネ
芦毛 2008.3.24
仔受胎時活性値:0.75【11】
スウェプトオーヴァーボード
芦毛 1997.2.6
種付け時活性値:0.50【10】
エンドスウィープ
鹿毛 1991.5.31
フォーティナイナー 1985.5.11
Broom Dance 1979.4.10
Sheer Ice
芦毛 1982.5.26
Cutlass 1970.4.26
Hey Dolly A. 1974.3.2
ヤマニンメルティ
黒鹿毛 1996.5.22
仔受胎時活性値:0.75【11】
★ジェイドロバリー
黒鹿毛 1987.3.14
種付け時活性値:0.00【8】
Mr. Prospector 1970.1.28
Number 1979.5.5
ワンオブアクライン
鹿毛 1986.4.15
仔受胎時活性値:0.25【9】
Danzig
鹿毛 1977.2.12
種付け時活性値:0.00【8】
Barely Even
鹿毛 1969.4.22
仔受胎時活性値:2.00【16】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5(母方)>

ヤマニンウルス(2020.5.21)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ジャスタウェイ
(サンデーサイレンス系)
スウェプトオーヴァーボード
(Mr. Prospector系)
★ジェイドロバリー
(Mr. Prospector系)
Danzig
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ジャスタウェイ 3.75
(【11】+【11】+【9】+【16】)
スティルインラブと同牝系
(No. 10-d)
6番仔
(6連産目)

*

レース結果 JRA
2022年のメイクデビュー小倉(小倉ダート1700m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 8 ヤマニンウルス 牡2 50 ★今村 聖奈 1:44.3 レコード 2-2-1-1 35.8 536
[初出走]
斉藤 崇史 1
2 10 ゴライコウ 牡2 54 幸 英明 1:48.6 大差 10-9-5-4 39.1 500
[初出走]
新谷 功一 3
3 2 オーヴァーストーム 牡2 54 団野 大成 1:48.8 3/4 4-3-3-2 39.8 492
[初出走]
佐々木 晶三 4
4 5 ヨドノストロング 牡2 54 国分 優作 1:49.7 5 8-7-7-7 39.7 456
[初出走]
大根田 裕之 12
5 4 ダイメイセブン 牡2 54 藤岡 康太 1:50.7 6 1-1-2-2 42.1 476
[初出走]
本田 優 5
2022年のメイクデビュー小倉(小倉ダート1700m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
7.0 – 11.4 – 12.2 – 13.4 – 12.5 – 12.0 – 11.9 – 11.6 – 12.3
ラップの
累計タイム
7.0 – 18.4 – 30.6 – 44.0 – 56.5 – 1:08.5 – 1:20.4 – 1:32.0 – 1:44.3
上り 4F 47.8 – 3F 35.8

*

レース結果 JRA
2023年の3歳1勝クラス(京都ダート1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 ヤマニンウルス 牡3 56 武 豊 1:52.3   2-2-2-1 37.8 560
[+24]
斉藤 崇史 1
2 6 マリアナトレンチ 牡3 56 松若 風馬 1:53.3 6 7-6-8-6 37.9 466
[-2]
音無 秀孝 4
3 1 バンドマスター 牡3 56 松山 弘平 1:53.5 1 1/4 3-3-5-5 38.3 496
[+4]
茶木 太樹 2
4 4 イエスウィズキャン 牡3 55 ☆小沢 大仁 1:53.5 アタマ 7-8-3-3 38.8 542
[-4]
松永 昌博 7
5 5 ロードラディウス 牡3 56 西村 淳也 1:53.9 2 1/2 3-3-4-3 39.1 472
[0]
森田 直行 3
2023年の3歳1勝クラス(京都ダート1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4 – 12.0 – 13.1 – 12.7 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 12.5 – 13.2
ラップの
累計タイム
12.4 – 24.4 – 37.5 – 50.2 – 1:02.4 – 1:14.4 – 1:26.6 – 1:39.1 – 1:52.3
上り 4F 49.9 – 3F 37.9

ヤマニンウルス。まま、やっぱり足を運んでくださる閲覧者様の求められる情報も提示しないといけません。カトレアS(OP)の出走前に血統表を準備していたのですが、出走回避となりましたので、ね。そんな訳で2022年8月の小倉ダート1700mの新馬戦において、JRAの平地競走で2着馬との史上最大の着差となる「4秒3差」の大差勝ちを収めたヤマニンウルス。その2着馬が後のJBC2歳優駿(JpnIII)勝ち馬ゴライコウ(2020.4.4)であったことも、ヤマニンウルスの大物ぶりを浮き彫りとしました。

ラヴェル(2020.2.14)&ゴライコウ(2020.4.4)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.5)-
ラヴェル 牝 鹿毛 2020.2.14生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・矢作 芳人厩舎ゴライコウ 牡 鹿毛 2020.4.4生 新ひだか町・坂本 智広氏生産 馬主・岡 浩二氏 栗東・新谷 功一厩舎

仕切り直しとなったのは、新装の京都競馬場の開幕週となった2023年4月の京都ダート1800mの1勝クラス。ここでも2着馬に1秒差の6馬身差勝ち。デビューから2戦2勝として改めて「本物」であることを示したヤマニンウルス、今後が楽しみとなった砂の王者候補の馬名意味は「冠名+クマ(仏)」とのこと。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#ヤマニンウルスが出走した3歳1勝クラスの一戦で2番人気3着だったバンドマスター(2020.2.23)。前走の中京ダート1900mの未勝利戦で2着馬に2秒差の大差勝ちを収めたことで注目を集めました。バンドマスターは父バンドワゴン(2011.2.18)の初年度産駒8頭の内の1頭であり、馬場幸夫オーナー肝煎りの血統馬です。バンドマスター、0の理論的にはバンドワゴンが8歳時交配のミニモの遺伝馬であり、その4代血統表を記す機会を楽しみにしたいと思います。

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