ペルシアンナイト 牡 黒鹿毛 2014.3.11生 安平・追分ファーム生産 馬主・(株)G1レーシング 栗東・池江泰寿厩舎
ハービンジャー 鹿毛 2006.3.12 種付け時活性値:1.75 |
Dansili 黒鹿毛 1996.1.27 |
▲デインヒル 鹿毛 1986.3.26 |
★Danzig 1977.2.12 |
Razyana 1981.4.18 | |||
Hasili 鹿毛 1991.3.12 |
Kahyasi 1985.4.2 | ||
Kerali 1984.3.4 | |||
Penang Pearl 鹿毛 1996.3.11 |
Bering 栗毛 1983.3.20 |
Arctic Tern 1973 | |
Beaune 1974.4.10 | |||
Guapa 鹿毛 1988.5.4 |
Shareef Dancer 1980.3.3 | ||
Sauceboat 1972 | |||
オリエントチャーム 鹿毛 2002.3.12 仔受胎時活性値:0.75 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 種付け時活性値:1.75 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
ニキーヤ 鹿毛 1993.4.4 仔受胎時活性値:2.00 |
Nureyev 鹿毛 1977.5.2 種付け時活性値:1.75 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Special 1969.3.28 | |||
Reluctant Guest 鹿毛 1986.2.21 仔受胎時活性値:1.50 |
Hostage 鹿毛 1979.2.13 種付け時活性値:1.50 |
||
Vaguely Royal 黒鹿毛 1974.3.7 仔受胎時活性値:0.75 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ハービンジャー (Danzig系) |
サンデーサイレンス (Halo系) |
Nureyev (Northern Dancer系) |
Hostage (Nijinsky系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ハービンジャー | 5.00 |
伯父ゴールドアリュール (No. 9-h) |
6番仔 (6連産目) |
2017年の第26回アーリントンC(GIII)。単勝1.9倍に推されたペルシアンナイト、絶好調のミルコ・デムーロ騎手に導かれて3馬身差の圧勝。「ペルシアの騎士」は重賞初制覇、鞍上のデムーロ騎手は実に4週連続重賞勝利と相成りました。
ペルシアンナイトの最優性先祖である父ハービンジャーは現役時代に6勝を挙げ、その主な勝ち鞍に”キング・ジョージ”(英GI)、ハードウィックS(英GII)、オーモンドS(英GIII)、ジョンポーターS(英GIII)、ゴードンS(英GIII)とグループレース5勝。勝ったグループレースはすべて12F以上という徹底ぶりです。特筆すべきは生涯唯一のGI勝ちとなった”キング・ジョージ”。テン乗りとなったオリビエ・ペリエ騎手を背に、アスコット12Fのコースレコードとなる2分26秒78、そして2着のケープブランコ(2007.4.20)に11馬身差というレース史上最大着差での大圧勝でした。
そんなハービンジャーの代表産駒には、
- ベルーフ(2012.1.21)
→京成杯(GIII)、小倉記念(GIII)2着2回、チャレンジC(GIII)2着 -
プロフェット(2013.2.27)
→京成杯、札幌2歳S(GIII)2着 -
ドレッドノータス(2013.3.9)
→京都2歳S(GIII)
等がいます。上記3頭にペルシアンナイトが続いた訳ですが、ベルーフ、プロフェット、そしてペルシアンナイトと4頭中3頭が池江泰寿厩舎の所属馬ですね。
また、ペルシアンナイトのごく簡単な近親牝系図を示しておきますと、
ニキーヤ 1993.4.4 仏3勝 |ゴールドアリュール 1999.3.3 中央+地方8勝 フェブラリーS(GI) 東京大賞典(現GI) ジャパンダートダービー(現JpnI) ダービーグランプリ(当時統一GI) アンタレスS(GIII)ほか |ラバヤデール 2000.3.19 中央3勝 ||ソロル 2010.3.29 現役 マーチS(GIII) 平安S(GIII)2着ほか |オリエントチャーム 2002.3.12 中央4勝 マーメイドS(GIII)3着 ||ペルシアンナイト 2014.3.11 (本馬) アーリントンC(GIII) シンザン記念(GIII)3着 |ニルヴァーナ 2003.3.29 中央6勝 小倉日経オープン(OP) |ゴールスキー 2007.5.24 中央+地方8勝 根岸S(GIII) マイルチャンピオンシップ(GI)3着 東京新聞杯(GIII)3着ほか
伯父ゴールドアリュール、叔父ゴールスキーと池江厩舎ゆかりの馬が見えますね。ゴールドアリュールは先日2月18日に心臓疾患のためにこの世を去りましたが、その翌日には直仔ゴールドドリーム(2013.4.19)が第34回フェブラリーSで父仔制覇を果たしましたし、翌週には甥が重賞制覇と、父系と母系両方からその存在感を示しました。
ハービンジャー産駒では異質とも思える、マイル重賞で鋭い切れ味を見せたペルシアンナイト。その矛先が向かうのは、クラシックか或いは3歳マイル王路線か。動向を見守りたい素質馬です。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。