アルアイン 牡 鹿毛 2014.5.1生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・池江泰寿厩舎
ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 種付け時活性値:0.75 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 鹿毛 1980.2.28 |
Lyphard 1969.5.10 | |
Lady Rebecca 1971.2.28 | |||
Burghclere 鹿毛 1977.4.26 |
Busted 1963.3.16 | ||
Highclere 1971.4.9 | |||
ドバイマジェスティ 黒鹿毛 2005.3.19 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
Essence of Dubai 黒鹿毛 1999.3.7 種付け時活性値:1.25 |
Pulpit 鹿毛 1994.2.15 |
A.P. Indy 1989.3.31 |
Preach 1989.3.26 | |||
Epitome 鹿毛 1985.4.21 |
Summing 1978.4.16 | ||
Honest and True 1977.2.4 | |||
Great Majesty 黒鹿毛 1990.4.2 仔受胎時活性値:1.50 |
Great Above 黒鹿毛 1972.1.19 種付け時活性値:0.25 |
Minnesota Mac 1964.4.26 | |
Ta Wee 1966.3.26 | |||
Mistic Majesty 鹿毛 1978.5.22 仔受胎時活性値:0.75 |
His Majesty 鹿毛 1968.4.15 種付け時活性値:0.25 |
||
Necaras Miss 栗毛 1968.4.26 仔受胎時活性値:0.25 |
<5代血統表内のクロス:なし>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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ディープインパクト (Halo系) |
Essence of Dubai (Seattle Slew系) |
Great Above (Rough’n Tumble系) |
His Majesty (Ribot系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Essence of Dubai | 4.50 or 2.50 |
母が米GI馬 (No. 2-s) |
3番仔 (3連産目) |
2017年の第64回毎日杯(GIII)。8頭立ての少頭数、先行2番手からのスムーズな競馬を見せ、前走シンザン記念(GIII)におけるキョウヘイ(2014.4.22)の6着からの巻き返しを果たしたのは、アルアイン。池江泰寿厩舎の僚馬サトノアーサー(2014.3.1)の追い込みを半馬身抑えての重賞初制覇は、両馬の父ディープインパクト、祖父サンデーサイレンスの誕生日である3月25日を祝う、ディープインパクト産駒のワンツーフィニッシュでした。
アルアインの馬名意味は「UAE東部にある遺跡群で、ユネスコ世界遺産。アラビア語で泉の意」とのこと。UAEというキーワードも出て来ましたが、ドバイワールドカップデーでもある今日から明日、遠くUAEの空の下で戦いに挑む日本馬たちに思い馳せる馬名でもあります、アルアイン。ましてや、母ドバイマジェスティ、母父Essence of Dubaiですからね^^;
アルアインは仁川芝1800mの毎日杯を、レース史上3位となる1分46秒5で制しました。仁川芝1800mで施行されるようになってから、このレースを1分46秒台で制した馬はアルアインを含めて4頭。先達の名前を挙げると、、、
-
ディープスカイ(2005.4.24)
→レースレコードの1分46秒0で勝利。後にNHKマイルカップ(GI)、東京優駿(GI)、神戸新聞杯(GII)に勝利 -
キズナ(2010.3.5)
→レース史上2位の1分46秒2で勝利。後に京都新聞杯(GII)、東京優駿、ニエル賞(仏GII)、大阪杯(当時GII、現GI)に勝利 - マイネルフロスト(2011.3.8)
→1分46秒7で勝利。後に東京優駿3着
大回りの芝1800mを速い時計で勝ち切った馬は、東京芝2400mでもしっかり注目しておかないといけないようですね。
さて、アルアインの最優性先祖である母父Essence of Dubaiは、現役時代に5勝を挙げ、その主な勝ち鞍にノーフォークS(当時米GII。現フロントランナーS、米GI)、スーパーダービー(当時米GII、現米GIII)、UAEダービー(GII)、UAE2000ギニー(GIII)と、1600mから9ハロンまでのGレースを4勝。Essence of Dubai自身はGIには届かなかったものの、母Epitomeがブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(米GI)の勝ち馬という血統背景もあり、種牡馬供用されたのでしょう。「自身がGII勝ち馬で母がGI勝ち馬」ということでは、Essence of Dubaiの父Pulpitとも共通していますね。同様の例で、近時の日本ならばブラックタイド(2001.3.26)を思い起こしますが、ブラックタイドは全弟が、ね^^;
閑話休題。Essence of Dubaiの代表産駒には、
- ドバイマジェスティ(2005.3.19)
→ブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリント(米GI)、サラブレッドクラブオブアメリカS(米GII)、ウイニングカラーズ(米GIII)2回ほか。上述の通り、アルアインの母 - Unbridled Essence(2006.4.15)
→マッチメイカーS(米GIII)ほか
がいます。アルアインの母ドバイマジェスティは現役時代に12勝を挙げ、米牝馬短距離王者に選出された活躍馬でした。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。