スターアニス(2023.2.4)-第77回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)の勝ち馬+α-

Result

スターアニス 牝 栗毛 2023.2.4生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・吉田 勝己氏 栗東・高野 友和厩舎

スターアニス(2023.2.4)の4代血統表
ドレフォン
鹿毛 2013.2.19
種付け時活性値:0.25【9】
Gio Ponti
鹿毛 2005.2.28
Tale of the Cat
黒鹿毛 1994.4.13
Storm Cat 1983.2.27
Yarn 1987.3.1
Chipeta Springs
鹿毛 1989.3.7
Alydar 1975.3.23
Salt Spring 1979.9.29
Eltimaas
鹿毛 2007.4.21
Ghostzapper
鹿毛 2000.4.6
Awesome Again 1994.3.29
Baby Zip 1991.3.24
Najecam
栗毛 1993.5.12
★Trempolino 1984.3.17
Sue Warner 1988.5.19
エピセアローム
栃栗毛 2009.2.1
仔受胎時活性値:1.25【13】
ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:1.75【7】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
ノーザンテースト 1971.3.15
スカーレツトインク 1971.5.5
ラタフィア
芦毛 1999.2.18
仔受胎時活性値:0.25【9】
Cozzene
芦毛 1980.5.8
種付け時活性値:0.50【18】
Caro 1967.4.11
Ride the Trails 1971.5.28
Sakura Fabulous
栗毛 1990.4.6
仔受胎時活性値:2.00【8】
Fabulous Dancer
鹿毛 1976.2.20
種付け時活性値:1.25【13】
ローラローラ
栗毛 1985.3.23
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5(母方)>

スターアニス(2023.2.4)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ドレフォン
(Storm Cat系)
ダイワメジャー
(サンデーサイレンス系)
Cozzene
(フオルテイノ系)
Fabulous Dancer
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ダイワメジャー
(Montparnasse)
4.50
(【13】+【9】+【8】+【4】)
母がGII勝ち馬
(No. 14)
5番仔
(流産後)

*

2025年の第77回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI。阪神芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 9 スターアニス 牝2 55 松山 弘平 1:32.6 8-7 34.5 478
[0]
高野 友和 2
2 5 ギャラボーグ 牝2 55 川田 将雅 1:32.8 1 1/4 12-13 34.3 500
[0]
杉山 晴紀 4
3 17 タイセイボーグ 牝2 55 西村 淳也 1:32.9 クビ 6-6 35.0 486
[+16]
松下 武士 6
4 11 スウィートハピネス 牝2 55 高杉 吏麒 1:32.9 クビ 11-9 34.5 440
[-2]
北出 成人 9
5 4 アランカール 牝2 55 北村 友一 1:33.1 1 1/4 18-9 34.7 438
[0]
斉藤 崇史 1
2025年の第77回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI。阪神芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4 – 10.5 – 10.8 – 11.6 – 12.0 – 12.0 – 11.4 – 11.9
ラップの
累計タイム
12.4 – 22.9 – 33.7 – 45.3 – 57.3 – 1:09.3 – 1:20.7 – 1:32.6
上り 4F 47.3 – 3F 35.3

2025年の第77回阪神ジュベナイルフィリーズ。記録を辿れば28年ぶりに出走メンバーに重賞勝ち馬がいないレースとなった2歳女王決定戦。エピセアロームの娘スターアニス、18頭立てを好発から控えて600m通過33秒7、1000m通過57秒3という速い流れを道中中団8番手あたりから進み、直線では外に持ち出しラスト200mで松山弘平騎手の左ムチが飛ぶと鋭脚を発揮。内のギャラボーグ(2023.1.26)、タイセイボーグ(2023.4.5)という馬名にボーグを持つ2頭の叩き合いを尻目に1馬身4分の1抜け出したところが阪神芝1600mの決勝点。果たされたのは、母が2番人気で挑み8着に敗れた無念を、愛娘が母と同じ2番人気で挑んで晴らしたという浪花節。勝ち時計1分32秒6はアスコリピチェーノ(2021.2.24)が持つレースレコードに並ぶ堂々たる時計。中京2歳S(GIII)で先に抜け出して中京芝1400m1分19秒4で駆けた能力は伊達や酔狂ではありませんでした。

#28年前の阪神3歳牝馬Sと言いましたら1997年、宮徹厩舎のアインブライド(1995.4.14)と古川吉洋騎手が勝ったレースですね。不思議な巡り合わせがあったのか、今回の阪神ジュベナイルフィリーズの前日に行われた中日新聞杯(GIII)を制したのは宮厩舎のシェイクユアハート(2020.3.30)、鞍上は古川騎手でした。

##エピセアロームが敗れた阪神ジュベナイルフィリーズを制したのはジョワドヴィーヴル(2009.5.13)。母仔制覇、姉妹制覇を果たした超良血馬の仔も見てみたかったものです。

*

そんな訳で本稿では来年2026年の牝馬クラシックの中心勢力になるであろう、阪神ジュベナイルフィリーズの2着、3着の両ボーグ馬の4代血統表も併せてアップしておきます。

ギャラボーグ 牝 鹿毛 2023.1.26生 新ひだか町・ケイアイファーム生産 馬主・(株)ロードホースクラブ 栗東・杉山 晴紀厩舎

ギャラボーグ(2023.1.26)の4代血統表
ロードカナロア
鹿毛 2008.3.11
種付け時活性値:1.50【14】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
レディブラッサム
鹿毛 1996.3.4
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
サラトガデュー
鹿毛 1989.4.3
Cormorant 1974.4.21
Super Luna 1982.4.5
レキシールー
鹿毛 2011.2.26
仔受胎時活性値:0.75【11】
Sligo Bay
鹿毛 1998.4.2
種付け時活性値:1.00【12】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Angelic Song
鹿毛 1988.2.7
Halo 1969.2.7
Ballade 1972.3.10
Oneexcessivenite
鹿毛 2000.4.11
仔受胎時活性値:0.50【10】
In Excess
黒鹿毛 1987.4.8
種付け時活性値:1.00【12】
Siberian Express 1981.1.25
Kantado 1976.3.23
Favored One
鹿毛 1992.2.26
仔受胎時活性値:1.75【7】
Son of Briartic
栗毛 1979.4.29
種付け時活性値:1.00【12】
Highly Favored
鹿毛 1976.5.18
仔受胎時活性値:1.75【15】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

ギャラボーグ(2023.1.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ロードカナロア
(Mr. Prospector系)
Sligo Bay
(Sadler’s Wells系)
In Excess
(フオルテイノ系)
Son of Briartic
(Nearctic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ロードカナロア
(キングカメハメハ)
4.75
(【11】+【10】+【7】+【15】)
全兄ダノンスコーピオン
(No. 9-f)
5番仔
(不受胎後)

ギャラボーグ。ロードカナロアの娘ですから、エピセアロームの娘との対決は親仔2代の対決にもなりますね。ギャラボーグ、その馬名意味は「アイルランドの河川名」ということですが、母父Sligo Bayからの連想なのでしょう。ギャラボーグ川はアイルランドのスライゴ県の県都スライゴの中心を流れる川だそうです。

スライゴ - Wikipedia

*

タイセイボーグ 牝 鹿毛 2023.4.5生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・田中 成奉氏 栗東・松下 武士厩舎

タイセイボーグ(2023.4.5)の4代血統表
インディチャンプ
鹿毛 2015.2.21
種付け時活性値:1.75【7】
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
デイクタス 1967.4.11
ダイナサツシユ 1979.3.16
ウィルパワー
鹿毛 2007.4.24
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo 1990.2.19
マンファス 1991.2.23
トキオリアリティー
栗毛 1994.5.25
Meadowlake 1983.3.1
What a Reality 1978.3.27
ヴィヤダーナ
鹿毛 2007
仔受胎時活性値:1.75【15】
Azamour
鹿毛 2001.3.8
種付け時活性値:1.25【5】
Night Shift
鹿毛 1980.4.4
Northern Dancer 1961.5.27
Ciboulette 1961.5.19
Asmara
鹿毛 1993.2.4
Lear Fan 1981.2.2
Anaza 1986.4.10
Visor
鹿毛 1989.2.24
仔受胎時活性値:0.25【17】
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:0.50【18】
Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Look
鹿毛 1984.2.25
仔受胎時活性値:1.00【4】
Spectacular Bid
芦毛 1976.2.17
種付け時活性値:1.75【7】
Tuerta
黒鹿毛 1970.4.22
仔受胎時活性値:1.25【13】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector3×5>

タイセイボーグ(2023.4.5)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
インディチャンプ
(サンデーサイレンス系)
Azamour
(Northern Dancer系)
◆Mr. Prospector
(Raise a Native系)
Spectacular Bid
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
インディチャンプ 4.25
(【15】+【17】+【4】+【13】)
従兄Vazirabad
(No. 1-n)
8番仔
(流産後)

タイセイボーグ。インディチャンプの初年度産駒はダリア賞(OP)でハッピーエンジェル(2023.3.14)の2着、新潟2歳S(GIII)でリアライズシリウス(2023.3.14)の2着、アルテミスS(GIII)でフィロステファニ(2023.2.7)の3着と2023年生まれ世代の牝馬の中心勢力として頑張っています。タイセイボーグ、その馬名意味は「冠名+流行、人気(仏)」とのこと。

*

今回の阪神ジュベナイルフィリーズは「空胎後に名馬あり」を強く思わされたレースでもありました。↑で4代血統構成を記した上位3頭は元より4着のスウィートハピネス(2023.4.4)は母フラル(2016.3.29)の初仔、5着のアランカール(2023.2.17)は母シンハライト(2013.4.11)が流産後の仔。つまりは上位5頭はすべて母が前年産駒なし後の仔だったのです。母体の活力を受け継いでこの世に生を受けた乙女たちの戦い、馳せる思いは来春へ。再びの仁川のマイル戦、楽しみに待ちたいと思います。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

【阪神JF】(阪神)スターアニスが鮮やかな末脚で混戦を断ち切って2歳女王に輝く|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
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