フォーエバーヤング(2021.2.24)-第70回東京大賞典(GI)の勝ち馬-

Pedigree

フォーエバーヤング 牡 鹿毛 2021.2.24生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・藤田 晋氏 栗東・矢作 芳人厩舎

フォーエバーヤング(2021.2.24)の4代血統表

リアルスティール
鹿毛 2012.3.1
種付け時活性値:0.00【8】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
ラヴズオンリーミー
鹿毛 2006.2.19
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Monevassia
鹿毛 1994.5.24
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
フォエヴァーダーリング
栃栗毛 2013.3.16
仔受胎時活性値:1.75【7】
Congrats
鹿毛 2000.3.13
種付け時活性値:1.00【12】
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Praise
鹿毛 1994.3.18
Mr. Prospector 1970.1.28
Wild Applause 1981.5.4
Darling My Darling
鹿毛 1997.3.18
仔受胎時活性値:1.75【15】
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
種付け時活性値:0.25【17】
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
ローミンレイチェル
鹿毛 1990.4.18
仔受胎時活性値:1.50【6】
マイニング
栗毛 1984.4.4
種付け時活性値:1.25【5】
One Smart Lady
鹿毛 1984.5.3
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4×5、Northern Dancer5×5×5、Secretariat5×5>

フォーエバーヤング(2021.2.24)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
リアルスティール
(サンデーサイレンス系)
Congrats
(A.P. Indy系)
Deputy Minister
(Northern Dancer系)
マイニング
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
マイニング
(I Pass)
6.25
(【7】+【15】+【6】+【5】)
大叔父ゼンノロブロイ
(No. 2-b)
4番仔
(4連産目)

*

2024年の第70回東京大賞典(GI。大井ダート2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 4 フォーエバーヤング 牡3 56 坂井瑠星 2:04.9 2-2-2-2 36.5 543
[前計不]
矢作芳人 1
2 2 ウィルソンテソーロ 牡5 57 川田将雅 2:05.2 1.3/4 4-4-5-5 36.6 483
[+1]
高木登 2
3 3 ラムジェット 牡3 56 三浦皇成 2:05.2 クビ 7-5-3-3 36.7 514
[-5]
佐々木晶三 4
4 10 ウシュバテソーロ 牡7 57 菅原明良 2:05.9 3.1/2 9-9-8-6 37.2 524
[前計不]
高木登 3
5 7 グランブリッジ 牝5 55 松山弘平 2:06.5 3 3-3-3-4 38.0 435
[-4]
新谷功一 7
2024年の第70回東京大賞典(GI。大井ダート2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 11.7 – 12.6 – 13.1 – 13.1 – 12.4 – 12.9 – 12.8 – 11.8 – 12.0
ラップの
累計タイム
12.5 – 24.2 – 36.8 – 49.9 – 1:03.0 – 1:15.4 – 1:28.3 – 1:41.1 – 1:52.9 – 2:04.9
上り 4F 49.5 – 3F 36.6

大井ダート2000m、晴の良馬場、10頭立て。

地方競馬で唯一の国際GI競走であり、年末のダート競馬の総決算として注目となる。1995年に中央との交流になって以降、初めて連覇を達成したのが、2004・05年のアジュディミツオー(船橋)。その後、スマートファルコン(JRA)が10・11年に、ホッコータルマエ(JRA)が13・14年に連覇。18〜21年にはオメガパフューム(JRA)が、国内のGI/JpnIで史上初となる4連覇を達成した。また、22年のウシュバテソーロは、翌23年にドバイワールドカップGIを制し、本競走も連覇を達成している。

(斎藤 修)

レース紹介|東京大賞典 2024年|ダートグレード競走特設サイト

日本の国際GIの掉尾を飾るのは有馬記念(GI)ではなくホープフルS(GI)でもなく東京大賞典。そんな東京大賞典の第70回を制したのは単勝1.3倍の圧倒的1番人気に応えたフォーエバーヤング。入りの600m36秒8、1000m通過1分3秒0の流れの中で逃げたクラウンプライド(2019.5.4)の番手先行。フォーエバーヤング、残り600mの地点で鞍上の坂井瑠星騎手のアクションが激しくなりましたが、大井ダート外回りの直線386mで坂井騎手の左右のムチに応えると鋭進。最後の400mから200mを11秒8、最後の200mを12秒0、上がり3ハロンをメンバー最速の36秒5でまとめられては、サスガのウィルソンテソーロ(2019.2.25)ラムジェット(2021.4.4)でも敵わず。フォーエバーヤング、国内外を駆けた2024年の総決算を、矢作芳人調教師と坂井騎手の縁の地である大井競馬場で行われる東京大賞典で果たして見せました。

フォーエバーヤングの2024年の蹄跡を改めて確認しておきますと、

  1. サウジダービー(沙GIII)1着
    「アタマ」差もぎ取った勝利にフォーエバーヤングの勝負根性を思いました
  2. UAEダービー(GII)1着
    矢作師の父君である和人氏が逝去された日にフォーエバーヤングが勝利を収めました
  3. ケンタッキーダービー(米GI)3着
    「ハナ」「ハナ」の大激戦。フォーエバーヤング、その力走に胸が熱くなりました
  4. ジャパンダートクラシック(JpnI)1着
    「戦ってきた相手が違う」とばかりに国内の同世代馬たちに対して快勝
  5. ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)3着
    いとこSierra Leone(2021.3.31)に雪辱を果たそうとしましたが惜しくも3着
  6. 東京大賞典(GI)1着
    国内の年長馬たちを向こうに回して完勝

上半期は沙国、UAE、米国と海外を転戦、下半期は日本と米国という年6走。いつでもどこでも頑張る姿がありました。フォーエバーヤング、本当に強い(!!)

フォーエバーヤング(2021.2.24)-第24回UAEダービー(GII)の勝ち馬-
フォーエバーヤング(2021.2.24)-第24回UAEダービー(GII)の勝ち馬-
Mystik Dan(2021.3.4)-第150回ケンタッキーダービー(米GI)の勝ち馬-
Mystik Dan(2021.3.4)-第150回ケンタッキーダービー(米GI)の勝ち馬-
フォーエバーヤング(2021.2.24)-第26回ジャパンダートクラシック(JpnI)の勝ち馬-
フォーエバーヤング(2021.2.24)-第26回ジャパンダートクラシック(JpnI)の勝ち馬-
Sierra Leone(シエラレオーネ。2021.3.31)-第41回ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)の勝ち馬-
Sierra Leone(シエラレオーネ。2021.3.31)-第41回ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)の勝ち馬-

国内では初めて古馬の一線級と戦うことになりましたが、世界一を目指している馬なので、日本では負けられない気持ちでした。来年は世界のチャンピオンとなれるようにこの馬と頑張っていきたいです

【東京大賞典】(大井)フォーエバーヤングが2番手から堂々の抜け出しで快勝|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI

レース後の勝利騎手インタビューにおいて坂井騎手から来年は世界のチャンピオンという言が発せられました。国内では未だ負け無しの7戦7勝となった3歳牡馬フォーエバーヤング、大叔父ゼンノロブロイ(2000.3.27)が真の強さを見せたのが4歳秋でしたから、これからまだまだ強くなっていけるはず。来年2025年も心を打つ走りを楽しみにしています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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