Charyn(チャリン。2020.4.9)-第69回クイーンエリザベス2世S(英GI)の勝ち馬+α-

Result

Charyn(チャリン) 牡 芦毛 2020.4.9生 愛国・Grangemore Stud生産 馬主・Nurlan Bizakov 英国・Roger Varian厩舎

Charyn(2020.4.9)の4代血統表
Dark Angel
芦毛 2005.4.4
種付け時活性値:1.50【14】
Acclamation
鹿毛 1999.4.26
Royal Applause
鹿毛 1993.2.24
ワージブ 1983.5.20
Flying Melody 1979.5.17
Princess Athena
鹿毛 1985.3.30
Ahonoora 1975.4.12
Shopping Wise 1965
Midnight Angel
芦毛 1994.2.2
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
★Mr. Prospector 1970.1.28
Coup de Folie 1982.4.2
Night At Sea
芦毛 1987.4.18
Night Shift 1980.4.4
Into Harbour 1973.4.13
Futoon
鹿毛 2013.1.8
仔受胎時活性値:1.50【6】
Kodiac
鹿毛 2001.4.28
種付け時活性値:0.75【11】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Rafha
鹿毛 1987.2.19
Kris 1976.3.23
Eljazzi 1981.4.12
Vermilliann
鹿毛 2001.3.4
仔受胎時活性値:0.75【11】
Mujadil
鹿毛 1988.3.16
種付け時活性値:1.00【12】
Storm Bird 1978.4.19
Vallee Secrete 1977.2.21
Refined
鹿毛 1995.4.30
仔受胎時活性値:1.25【5】
★Statoblest
鹿毛 1986.4.8
種付け時活性値:0.00【8】
Annsfield Lady
鹿毛 1985.5.22
仔受胎時活性値:0.25【9】

<5代血統表内のクロス:Ahonoora4×5、Northern Dancer5×5×5>

Charyn(2020.4.9)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Dark Angel
(トライマイベスト系)
Kodiac
(デインヒル系)
Mujadil
(Storm Bird系)
Statoblest
(Clarion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Dark Angel
(Midnight Angel)
3.75
(【6】+【11】+【5】+【9】)
全兄が英GII勝ち馬
(No. 14-b)
2番仔?
(2連産目?)

*

2024年の第69回クイーンエリザベス2世S(英GI。アスコット芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Charyn 牡4 59.9 Silvestre De Sousa 1:45.98 Roger Varian 1
2 3 Facteur Cheval せん5 59.9 Maxime Guyon 2 J Reynier 3
3 13 Tamfana 牝3 57.2 Oisin Murphy 4 1/4 David Menuisier 2
4 8 Dancing Gemini 牡3 58.5 Tom Marquand 2 1/2 Roger Teal 8
5 7 Quddwah 牡4 59.9 William Buick 1 1/4 Simon & Ed Crisford 6
チャリンが英G1クイーンエリザベス2世Sを完勝、マイルCS遠征は今月中に判断へ | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地19日、英アスコット競馬場で行われたクイーンエリザベス2世ステークス(3歳以上、芝8ハロン)は、1番人気のチャリンが残り2ハロンから手応え良く抜け出して昨年の2着馬ファクトゥールシュヴァル(3番

Charyn、これは強い馬の勝ち方を見ました。ファーサイド側で逃げたHenry Longfellow(2021.1.28)の後ろにピタッと付いた芦毛馬。残り3ハロンあたりで周囲の動きが激しくなってきた中で悠然と持ったままの抜け出し。本当に強くないと見せることが出来ない走りだと思います。こういう走りぶりで私の印象に残っているのはファインモーション(1999.1.27)のローズS(GII)なのですが、Charynのクイーンエリザベス2世Sには強敵が1頭居たのが異なりました。今年2024年のドバイターフ(UAE・GI)でナミュール(2019.3.2)を破ったFacteur Cheval(2019.3.22)が鋭く詰め寄ると激しい叩き合いを展開。ただ、それも10秒足らずで終りを迎え、ゴールポストが近付くにつれて差は広がりました。最後は2馬身差を着けていたCharyn、サスガはクイーンアンS(英GI)、ジャック・ル・マロワ賞(仏GI)と今年の英仏GIを制していた強豪マイラー。

そんなCharyn、今回のクイーンエリザベスSの完勝を以て、

欧州のマイル王チャリン、マイルCS参戦が決定 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
JRAは24日、11月17日に京都競馬場で行われるG1マイルチャンピオンシップに欧州屈指のマイラーであるチャリンの参戦と同馬の来日予定を発表した。  R.ヴェリアン厩舎のチャリンはダークエンジェル

11月17日のマイルチャンピオンシップ(GI)に参戦するということ。今年からシルベストル・デソウサ騎手が騎乗して7戦5勝、2着2回という日本風に言えば100%連対を果たしており、ジャック・ル・マロワ賞もレース史上3位となる1分33秒98で勝利を収めていて速い時計の決着にも対応できる実績があります。春の安田記念(GI)に来てくれたRomantic Warrior(2018.3.18)もメチャ強い馬ですが、秋のマイルチャンピオンシップに来てくれるCharynも本当に強い馬です。Charyn、マイルチャンピオンシップでの走りも楽しみにしたいと思います(^^)

*

Kind of Blue(カインドオブブルー) 牡 鹿毛 2021.2.25生 英国・Mr & Mrs M Morris, Mr & Mrs P Hopper生産 馬主・Wathnan Racing 英国・James Fanshawe厩舎

Kind of Blue(2021.2.25)の4代血統表
Blue Point
鹿毛 2014.3.16
種付け時活性値:1.50【6】
Shamardal
鹿毛 2002.3.27
Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
Storm Cat 1983.2.27
Mariah’s Storm 1991.4.1
Helsinki
鹿毛 1993.5.25
Machiavellian 1987.1.31
Helen Street 1982.4.4
Scarlett Rose
鹿毛 2001.2.27
Royal Applause
鹿毛 1993.2.24
ワージブ 1983.5.20
Flying Melody 1979.5.17
Billie Blue
鹿毛 1986.4.24
Ballad Rock 1974.4.13
Blue Nose 1977.4.27
Blues Sister
鹿毛 2013.2.23
仔受胎時活性値:1.75【7】
Compton Place
栗毛 1994.4.20
種付け時活性値:0.50【18】
★Indian Ridge
栗毛 1985.3.22
Ahonoora 1975.4.12
Hillbrow 1975
Nosey
鹿毛 1981.3.11
Nebbiolo 1974.2.2
Little Cynthia 1974.4.13
Persario
鹿毛 1999.5.27
仔受胎時活性値:1.25【13】
Bishop of Cashel
鹿毛 1992.3.18
種付け時活性値:1.50【6】
ウォーニング 1985.4.13
バレークラシック 1987.2.3
Barford Lady
鹿毛 1985.4.12
仔受胎時活性値:1.25【13】
★Stanford
栗毛 1976.3.20
種付け時活性値:0.00【8】
Grace Poole
鹿毛 1974
仔受胎時活性値:0.50【10】

<5代血統表内のクロス:なし>

Kind of Blue(2021.2.25)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Blue Point
(Storm Cat系)
Compton Place
(Clarion系)
Bishop of Cashel
(Intent系)
Stanford
(Red God系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Blue Point 4.75
(【7】+【13】+【13】+【10】)
伯父が英GI2勝馬
(No. 5-j)
2番仔?

*

2024年の第79回ブリティッシュ・チャンピオンズ・スプリントS(英GI。アスコット芝6F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 16 Kind of Blue 牡3 58.5 James Doyle 1:17.22 James Fanshawe 5
2 17 Swingalong 牝4 57.6 Billy Loughnane アタマ K R Burke 3
3 20 Flora of Bermuda 牝3 57.2 Oisin Murphy クビ Andrew Balding 14
4 12 Beauvatier 牡3 58.5 Alexis Pouchin 1/2 Y Barberot 4
5 6 Montassib せん6 59 Cieren Fallon 1 1/4 William Haggas 2
​英チャンピオンズスプリントS、3歳馬カインドオブブルーが接戦を制す | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地19日、英アスコット競馬場でG1英チャンピオンズスプリントステークス(芝6ハロン)が行われ、J.ドイル騎乗のカインドオブブルーが接戦を制した。  レースは春に英マイルG1ロッキンジステークスを

「こういう短距離GIを勝つ馬の血統表を開くと面白いはず」と思って開いてみましたら、本当に面白かったので勢いのまま併せてのご紹介です。20頭立てという現在の日本競馬では見られない頭数で行われたブリティッシュ・チャンピオンズ・スプリントSを制したのは3歳牡馬Kind of Blue。テン乗りとなったジェームズ・ドイル騎手に御されたKind of Blue、道中ニアサイドの8番手追走からラスト2ハロンで先頭に立つと最後の最後まで頑張り切り、自身初めてのグループレース制覇をGIで決めてみせました。

Kind of Blueの4代血統構成は「Blue Point×Compton Place×Bishop of Cashel×★Stanford」という3大父系をフルに使った配合であり、欧州馬産の懐の深さを思うところです。Kind of Blue、上述のCharyn、後日ご紹介する予定のコックスプレート(豪GI)勝ち馬Via Sistina(2018.3.27)と近時確認している海外GI勝ち馬の血統表を開くと、Tourbillon(1928)の血を4代血統構成の母方に上手に組み込んでいることが見て取れます。とはいえ、日本も2010年代はブルードメアサイアーにメジロマックイーン(1987.4.3)を持つオルフェーヴル(2008.5.14)ゴールドシップ(2009.3.6)が目覚ましい活躍をしてくれたのですから、ね。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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