West Coast 牡 鹿毛 2014.5.14生 米国・CFP Thoroughbreds LLC生産 馬主・West, Gary and Mary 米国・Bob Baffert厩舎
Flatter 鹿毛 1999.3.6 種付け時活性値:1.50 |
A.P. Indy 黒鹿毛 1989.3.31 |
Seattle Slew 黒鹿毛 1974.2.15 |
Bold Reasoning 1968.4.29 |
My Charmer 1969.3.25 | |||
Weekend Surprise 鹿毛 1980.4.8 |
▲Secretariat 1970.3.30 | ||
Lassie Dear 1974.5.2 | |||
Praise 鹿毛 1994.3.18 |
Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 | |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Wild Applause 鹿毛 1981.5.4 |
Northern Dancer 1961.5.27 | ||
Glowing Tribute 1973.3.15 | |||
Caressing 黒鹿毛 1998.4.18 仔受胎時活性値:1.75 |
Honour and Glory 鹿毛 1993.3.24 種付け時活性値:1.00 |
★Relaunch 芦毛 1976.3.16 |
In Reality 1964.3.1 |
Foggy Note 1965.3.20 | |||
Fair to All 鹿毛 1986.3.24 |
Al Nasr 1978.2.11 | ||
Gonfalon 1975.5.9 | |||
Lovin Touch 栗毛 1980.4.4 仔受胎時活性値:0.25 |
Majestic Prince 栗毛 1966.3.19 種付け時活性値:1.25 |
Raise a Native 1961.4.18 | |
Gay Hostess 1957.4.9 | |||
Forest Princess 芦毛 1973.2.28 仔受胎時活性値:1.50 |
Fleet Nasrullah 鹿毛 1955.5.8 種付け時活性値:0.25 |
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Queen Hostess 芦毛 1962.6.1 仔受胎時活性値:0.50 |
<5代血統表内のクロス:Raise a Native4×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Flatter (Seattle Slew系) |
Honour and Glory (In Reality系) |
Majestic Prince (Raise a Native系) |
Fleet Nasrullah (Nasrullah系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Flatter | 4.00 |
母が米GI馬 (No. 9-f) |
8番仔? (前年産駒なし後の仔?) |
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着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 3 | West Coast | 牡3 | 57.2 | Mike E Smith | 2:01.19 | Bob Baffert | 4 |
2 | 11 | Gunnevera | 牡3 | 57.2 | Edgard J Zayas | 3 1/4 | Antonio Sano | 9 |
3 | 10 | Irap | 牡3 | 57.2 | Mario Gutierrez | 2 1/4 | Doug O’Neill | 2 |
4 | 4 | Tapwrit | 牡3 | 57.2 | Jose L Ortiz | 2 1/2 | Todd Pletcher | 3 |
5 | 5 | Good Samaritan | 牡3 | 57.2 | Joel Rosario | 1 | William Mott | 1 |
2017年の第148回トラヴァーズS。「ミッドサマーダービー」を制したのは、昨年2016年の147回の勝ち馬Arrogate(2013.4.11)に続いて、ボブ・バファート調教師&マイク・スミス騎手のコンビで臨んだWest Coast。
今回のトラヴァーズSは、第143回ケンタッキーダービー(米GI)の勝ち馬Always Dreaming(2014.2.25)、第142回プリークネスS(米GI)の勝ち馬Cloud Computing(2014.4.29)、第149回ベルモントS(米GI)の勝ち馬Tapwrit(2014.3.28)と、米国牡馬三冠レースの勝ち馬が一堂に会するという豪華な一戦でした。トラヴァーズSに米国牡馬三冠レースの別々の勝ち馬が揃って出走するのは、1982年の第113回以来35年ぶりだったそうな。1982年の米国牡馬三冠レースの勝ち馬は、Gato del Sol(1979.2.23)、Aloma’s Ruler(1979.4.21)、Conquistador Cielo(1979.3.20)の3頭でしたが、トラヴァーズSを制したのは別路線からやって来たRunaway Groom(1979.4.11)でした。
そんな35年前を踏襲した訳ではありませんが、今年2017年の勝ち馬West Coastも、前走ロスアラミトスダービー(米GIII)を制してやって来た、別路線からの挑戦者でした。逃げの手に出たWest Coast、最後まで先頭を譲ること無く、決勝点では2着のファウンテンオブユースS(米GII)勝ち馬Gunnevera(2014.2.28)に3と4分の1馬身差を着けていました。West Coast、着差やタイムに差はあれど、逃げて先頭を譲らなかったのは、厩舎の先輩であるArrogateのトラヴァーズSと同様でした。
*
West Coastの最優性先祖である父Flatterは現役時代に4勝を挙げ、その主な成績はワシントンパークH(当時米GII)3着が目立つ程度のマイナー競走馬でした。そんなFlatterは、父A.P. Indy、牝系はLa Troienne(1926)系で曾祖母Glowing Tributeの仔に第119代ケンタッキーダービーにして第124代トラヴァーズS勝ち馬Sea Hero(1990.3.4)がいるところが評価されたのか、故郷のクレイボーンファームで種牡馬入りしました。種牡馬となった後は堅調に仕事を果たし、
- Flat Out(2006.3.21)
→ジョッキークラブゴールドC(米GI)2回、シガーマイルH(米GI)ほか - Taris(2011.5.5)
→ヒューマナディスタフS(米GI)ほか - Paola Queen(2013.3.13)
→テストS(米GI)ほか - West Coast
→本稿の紹介馬
のほか、多くのステークス勝ち馬を送り込んでいます。2017年の種付け料は35,000ドルということですから、優良種牡馬の一角ですね。
では、以下にWest Coastの本当にごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
Caressing 1998.4.18 5勝 ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(米GI)ほか米GIII2勝 |マイグッドネス 2005.4.20 1勝 ||ダノンレジェンド 2010.2.24 14勝 JBCスプリント(JpnI) 東京盃(JpnII) カペラS(GIII) クラスターC(JpnIII)2回 北海道スプリントC(JpnIII) 黒船賞(JpnIII)2回 東京スプリント(JpnIII)ほか |West Coast 2014.5.14 (本馬) トラヴァーズS ロスアラミトスダービーほか
母Caressingがブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズの勝ち馬で、年上の甥にダノンレジェンドがいます。ダノンレジェンドは今年2017年からイーストスタッドで種牡馬供用されており、Himyar(1875)系の異系種牡馬として期待が掛かります。
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同期のクラシックホース3頭を打ち負かしたWest Coast。厩舎の先輩Arrogateは、トラヴァーズSを飛躍のステップとしました。West Coastも同じように続くことができるでしょうか。楽しみにしたい新星です。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。