マイネルグロン 牡 青鹿毛 2018.6.7生 新冠町・ビッグレッドファーム生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・青木 孝文厩舎
★ ゴールドシップ 芦毛 2009.3.6 種付け時活性値:0.00【8】 |
ステイゴールド 黒鹿毛 1994.3.24 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ゴールデンサッシュ 栗毛 1988.4.23 |
デイクタス 1967.4.11 | ||
ダイナサツシユ 1979.3.16 | |||
ポイントフラッグ 芦毛 1998.3.23 |
メジロマックイーン 芦毛 1987.4.3 |
★メジロテイターン 1978.3.22 | |
メジロオーロラ 1978.3.8 | |||
パストラリズム 黒鹿毛 1987.5.15 |
プルラリズム 1980.4.9 | ||
トクノエイテイー 1978.3.2 | |||
マイネヌーヴェル 黒鹿毛 2000.3.17 仔受胎時活性値:0.25【17】 |
ブライアンズタイム 黒鹿毛 1985.5.28 種付け時活性値:1.50【14】 |
Roberto 鹿毛 1969.3.16 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Bramalea 1959.4.12 | |||
Kelley’s Day 鹿毛 1977.5.11 |
Graustark 1963.4.7 | ||
Golden Trail 1958.3.5 | |||
マイネプリテンダー(NZ) 黒鹿毛 1995.11.12 仔受胎時活性値:0.875【3.5】 |
★Zabeel(NZ) 鹿毛 1986.10.25 種付け時活性値:0.00【8】 |
Sir Tristram 1971.4.7 | |
Lady Giselle 1982.3.28 | |||
Giladah(IRE) 鹿毛 1986.4.1 仔受胎時活性値:0.125【8.5】 |
Mill Reef 鹿毛 1968.2.23 種付け時活性値:0.25【17】 |
||
Nouvelle Star(AUS) 栗毛 1980.11.2 仔受胎時活性値:1.125【4.5】 |
<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
★ゴールドシップ (サンデーサイレンス系) |
ブライアンズタイム(Roberto系) | ★Zabeel (Sir Tristram系) |
Mill Reef (Never Bend系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ブライアンズタイム (Segula) |
2.375 (【17】+【3.5】+【8.5】+【4.5】) |
母がGIII勝ち馬 (No. 6-b) |
10番仔 (8連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
平均 1F |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | マイネルグロン | 牡5 | 63 | 石神 深一 | 4:37.9 | 3-3-1-1 | 13.6 | 516 [-2] |
青木 孝文 | 1 | |
2 | 9 | ニシノデイジー | 牡7 | 63 | 五十嵐 雄祐 | 4:39.6 | 10 | 1-1-2-2 | 13.6 | 504 [-6] |
高木 登 | 3 |
3 | 1 | エコロデュエル | 牡4 | 63 | 草野 太郎 | 4:40.6 | 6 | 5-5-4-4 | 13.7 | 474 [0] |
岩戸 孝樹 | 4 |
4 | 2 | ビレッジイーグル | 牡6 | 63 | 大江原 圭 | 4:41.5 | 5 | 2-2-2-3 | 13.7 | 520 [+8] |
竹内 正洋 | 6 |
5 | 4 | ジューンベロシティ | 牡5 | 63 | 西谷 誠 | 4:42.0 | 3 | 4-4-5-5 | 13.8 | 468 [0] |
武 英智 | 2 |
中山芝4100m、晴の良馬場、12頭立て。
「絶対王者」オジュウチョウサン(2011.4.3)が去った後のジャンプ界、新たな王者候補が颯爽と現れました。マイネルグロン、2023年3月の阪神芝→ダート3110mの障害4歳以上オープン、4月の福島芝3380mの障害4歳以上オープンと春にオープンを連勝。そして半年振りとなった前走10月の東京芝3110mの東京ハイジャンプ(J・GII)で8番人気を跳ね返して重賞初制覇を遂げると、12月の大一番中山大障害では単勝2.0倍の1番人気に応えて防衛王者ニシノデイジー(2016.4.18)に10馬身差の大圧勝。マイネルグロン、2023年は4戦4勝の負け無しでJ・GI勝ち馬まで登り詰めたのでした。
マイネルグロンの鞍上を務めた石神深一騎手は2016年、2017年、2021年のオジュウチョウサン、2018年のニホンピロバロン(2010.3.30)と併せて、自身が持つ騎手としての中山大障害最多勝を「5」に伸ばされました。また生産のビッグレッドファーム、馬主の(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン、管理される青木孝文調教師は中山大障害初勝利。皆様、おめでとうございました(^^)
先にオジュウチョウサンの名前を出しましたが、オジュウチョウサンはステイゴールドの仔、マイネルグロンはゴールドシップの仔でステイゴールドの孫。平地の非根幹距離におけるステイゴールドの仔孫の活躍は言わずもがなですが、ジャンプでも中山競馬場の非根幹距離(と言っていいのでしょうか^^;)を得手とするのは、血統が持つリズムなのでしょうね。
そしてまたマイネルグロンの母マイネヌーヴェルは2003年のフラワーC(GIII)の勝ち馬。21世紀に入った時から現在と同じようなことをしていますので、ちゃんと記事が残っているんですね笑
ラフィアンの馬は、相変わらず中島理論的良馬が多いですね。岡田繁幸さんがそういう馬をチョイスされているのでしょうけれど。マイネヌーヴェルの母系を見ると、5世代続いて、生産国がそれぞれ違う国ということが、なかなかにシブイところです。英~豪~愛~新~日と、世代交代が北半球と南半球で交互に行われています。それぞれの地域にない血を用いて、種としての活力を生み出そうとしていることが伺えますね。中島理論的には、母父Zabeelが母マイネプリテンダーに対して満8歳時交配の0遺伝を伝えているところもポイントです。流石に、抜け目がない。
0遺伝ということではゴールドシップは8歳時交配でマイネルグロンと共に優駿牝馬(GI)の勝ち馬ユーバーレーベン(2018.1.27)も輩出しています。共に青鹿毛の産駒、マイネルグロンがマイネヌーヴェルの仔ならば、ユーバーレーベンはマイネヌーヴェルの孫ですね。
中山大障害の勝ちっぷりから来年2024年以降も期待したくなるマイネルグロン。ジャンプ界の新しい強者の未来に幸多からんことを。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。