ウインクリューガー(2000.2.13)-五十音にて名馬を辿る(No.3)-

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ウインクリューガー 牡 栗毛 2000.2.13生 静内町・橋本牧場生産 馬主・(株)ウイン 栗東・松元 茂樹厩舎

ウインクリューガー(2000.2.13)の4代血統表
タイキシャトル
栗毛 1994.3.23
種付け時活性値:1.25【5】
Devil’s Bag
鹿毛 1981.2.19
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Ballade
黒鹿毛 1972.3.10
Herbager 1956.4.19
Miss Swapsco 1965.2.25
ウェルシュマフィン
鹿毛 1987.3.15
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
Muffitys
鹿毛 1982.3.7
Thatch 1970.3.30
Contrail 1968
インヴァイト
鹿毛 1986.2.4
仔受胎時活性値:1.25【13】
Be My Guest
栗毛 1974.4.12
種付け時活性値:0.75【11】
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
What a Treat
黒鹿毛 1962.5.22
Tudor Minstrel 1944.2.16
Rare Treat 1952
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
仔受胎時活性値:2.00【8】
Busted
鹿毛 1963
種付け時活性値:1.25【13】
★Crepello 1954
Sans Le Sou 1957
Highclere
鹿毛 1971.4.9
仔受胎時活性値:1.25【5】
Queen’s Hussar
鹿毛 1960
種付け時活性値:0.50【10】
Highlight
鹿毛 1958
仔受胎時活性値:1.00【12】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×5、Almahmoud(♀)5×5>

ウインクリューガー(2000.2.13)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
タイキシャトル
(Halo系)
Be My Guest
(Northern Dancer系)
Busted
(Blenheim系)
Queen’s Hussar
(Fairway系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
タイキシャトル 5.50 従弟ディープインパクト
(No. 2-f)
9番仔
(4連産目)

*

2003年の第8回NHKマイルカップ(GI。東京芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 16 ウインクリューガー 牡3 57 武 幸四郎 1:34.2 2-2 35.9 468
[-6]
松元 茂樹 9
2 3 エイシンツルギザン 牡3 57 横山 典弘 1:34.4 1 1/4 10-10 34.7 484
[-4]
藤原 英昭 5
3 9 マイネルモルゲン 牡3 57 柴田 善臣 1:34.5 3/4 8-9 35.0 446
[0]
堀井 雅広 6
4 11 ユートピア 牡3 57 安藤 勝己 1:34.6 クビ 8-6 35.2 464
[-2]
橋口 弘次郎 4
5 17 エースインザレース 牡3 57 池添 謙一 1:34.7 3/4 1-1 36.9 528
[0]
鮫島 一歩 16

2003年の第8回NHKマイルカップ。兄が乗った1番人気のタイキシャトル産駒が馬群に沈んでも、弟が乗った9番人気のタイキシャトル産駒がしっかり勝利を収める。マイル戦7戦7勝だった父の初年度産駒として、栗毛の美しさと共にその「らしさ」を受け継いだウインクリューガー、18頭立てを先行2番手から抜け出すとエイシンツルギザン(2000.3.10)以下後続の追撃を振り切りました。このウインクリューガーによるNHKマイルカップ制覇により、ウインクリューガー自身、種牡馬タイキシャトル、そして馬主のウインレーシングクラブ、いずれもGI初勝利となりました。

ウインクリューガーはNHKマイルカップの後が大変でしたけれど、それでも5歳時にはスワンS(GII)3着や阪急杯(GIII)3着で力があるところは見せていました。また6歳時には腸捻転で手術を行い、7歳時にはジャンプレースへ転じて勝利を収めたりもしました。そしてまたインターネット上の巨大掲示板では、GI勝ち後の成績のもどかしさから、ある種の人気馬ともなりました。愛情表現の形は色々とあります。

↑でも記したように、従弟ディープインパクト(2002.3.25)という良血でもあるウインクリューガーでしたが、種牡馬としては花嫁はなかなか集まらず。それでも初年度産駒の2009年生まれ世代9頭の中から、JRA4勝を挙げてオープン入りを果たしたエバーローズ(2009.4.14)を送り込んだのは、素質の現れだったのでしょう。ウインクリューガーは2015年を以て種牡馬を引退し、現在は福島県南相馬市の西町ホースパークで大切に飼養されている模様。

見れば穏やかな姿のウインクリューガー。栗毛の流星、左後一白の美麗馬の余生に、どうぞ幸多からんことを。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[ウインクリューガー(2000.2.13)の主な競走成績]

  1. NHKマイルカップ(GI)、アーリントンC(GIII)
  2. スワンS(GII)、阪急杯(GIII)

通算34戦5勝、3着2回。

*

マイシンザン
マイシンザン

GIひとつ勝つことが、どれほど大変なことか。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

ええ。僕らは届きませんでしたから。

マイシンザン
マイシンザン

ウインクリューガー、終の棲家で息災に過ごして欲しいね。

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