Horlicks(ホーリックス) 牝 芦毛 1983.10.7生~2011.8.24没 新国・Graham de Gruchy生産 馬主・Graham de Gruchy 新国・Dave and Paul O’Sullivan厩舎
Three Legs(GB) 芦毛 1972 種付け時活性値:0.625【10.5】 |
Petingo 鹿毛 1965 |
Petition 黒鹿毛 1944 |
Fair Trial 1932 |
Art Paper 1933 | |||
Alcazar 栗毛 1957 |
Alycidon 1945.3.15 | ||
Quarterdeck 1947 | |||
Teodora 芦毛 1963 |
Hard Sauce 黒鹿毛 1948 |
Ardan 1941 | |
Saucy Bella 1941 | |||
Tellastory 芦毛 1957 |
Tulyar 1949.5.12 | ||
King’s Story 1950 | |||
Malt(NZ) 黒鹿毛 1978.11.12 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
Moss Trooper(USA) 鹿毛 1972.4.15 種付け時活性値:1.375【5.5】 |
Levmoss 鹿毛 1965 |
Le Levanstell 1957 |
Feemoss 1960 | |||
Forest Friend 青毛 1966 |
Linacre 1960 | ||
Belle Sauvage 1949 | |||
Frill(NZ) 栗毛 1969.10.27 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】 |
Agricola(GB) 栗毛 1956 種付け時活性値:1.125【12.5】 |
Precipitation 1933 | |
Aurora 1936 ♀ | |||
Froth(NZ) 黒鹿毛 1954 仔受胎時活性値:1.50【14】 |
Faux Tirage(GB) 鹿毛 1946 種付け時活性値:1.875【7.5】 |
||
Home Brew(NZ) 鹿毛 1947 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
<5代血統表内のクロス:Aurora(♀)5×4、Big Game5×5(母方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Three Legs (Fairway系) |
Moss Trooper (Tourbillon系) |
Agricola (Hurry On系) |
Faux Tirage (Blandford系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Faux Tirage (Commotion) |
6.00 or 4.00 |
半弟ヒットザマーク (No. 10-d) |
初仔 |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 騎手 |
走破 時計 |
着差 | 調教師 |
人 気 |
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1 | 2 | ホーリックス | 牝6 | L.A.オサリバン | 2:22.2 | レコード | D.J.オサリバン | 9 |
2 | 3 | オグリキャップ | 牡4 | 南井 克巳 | 2:22.2 | クビ | 瀬戸口 勉 | 2 |
3 | 14 | ペイザバトラー | 牡5 | C.マッキャロン | 2:22.7 | 3 | R.フランケル | 6 |
4 | 6 | スーパークリーク | 牡4 | 武 豊 | 2:22.7 | クビ | 伊藤 修司 | 1 |
5 | 8 | ホークスター | 牡3 | R.ベーズ | 2:22.9 | 1 | R.マッカナリー | 3 |
1989年の第9回ジャパンカップ。元号が昭和から平成に変わった1989年、第9回は芝12F2分22秒8というワールドレコードを持っていたホークスター(1986.2.19)の参戦もあり、世界の強豪と日本馬のスピード比べも楽しみとされました。
けれど、まさか芝2400mの世界記録が叩き出されようとは、戦前、誰が想像したでしょうか。いえ、サスガに誰も想像だにしなかったのではないでしょうか。
1F毎の ラップ |
13.0-11.1-11.5-11.4-11.5-12.0-12.0-11.6-11.7-12.2-11.9-12.3 |
ラップの 累計タイム |
13.0-24.1-35.6-47.0-58.5-1:10.5-1:22.5-1:34.1-1:45.8-1:58.0-2:09.9-2:22.2 |
ジャパンカップ戦前まで4連勝中だったイブンベイ(1984.3.22)が阿呆みたいにブンブン飛ばした結果、1800mの通過が1分45秒8、2200mの通過も2分9秒9という当時の日本レコードよりも速いラップになっています。そうして、ゴールに辿り着いてみれば、2枠2頭、芦毛の満6歳牝馬と満4歳牡馬が叩き出した走破時計は「2分22秒2」。それまでの東京芝2400mのレコードが、第7回ジャパンカップでLe Glorieux(ルグロリュー。1984.2.18)が刻んだ2分24秒9。
一気に2秒7も縮めてしまった、驚がくかつ超絶の世界レコードでした。
*
南半球のスーパーメアの脅威の粘り腰と、琵琶湖畔におわした日本男子の愚直なまでの誠実な走りと、後に続いた馬たちの懸命な姿。
このレースをライブでご覧になった方は、果たして、どのような感慨を持たれたのでしょうか。
そうか。
それは、ライブでご覧になった方だけの、競馬者としての「宝物」なのかも知れませんね。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
[Horlicks(1983.10.7)の主な競走成績]
- ジャパンカップ(GI)、TVニュージーランドS(新GI)2回、DBドラフトクラシック(新GI)2回、LKSマッキノンS(豪GI)、アワプニゴールドC(新GII)、ティムロジャーズS(新GIII)
- WSコックスプレート(豪GI)、エアニュージーランドS(新GI)、ケインブリッジスタッド国際S(新GII)、フィッシャー&ペイクルS(新GIII)
- BMWインターナショナルS(豪GI)
通算40戦17勝、2着10回、3着2回。