ゴールドティアラ(1996.4.25)-ただ単に書きたい馬を辿る(No.9)-

Series

ゴールドティアラ 牝 栗毛 1996.4.25生~2024.3.9没 米・Everest Stables Inc.生産 馬主・吉田 和子氏 栗東・松田 国英厩舎

ゴールドティアラ(1996.4.25)の4代血統表
Seeking the Gold
鹿毛 1985.4.7
種付け時活性値:0.50【10】
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Con Game
黒鹿毛 1974.3.20
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Broadway
鹿毛 1959.2.21
Hasty Road 1951
Flitabout 1945
Bright Tiara
栗毛 1989.3.27
仔受胎時活性値:1.50【6】
Chief’s Crown
鹿毛 1982.4.7
種付け時活性値:1.50【6】
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Six Crowns
栗毛 1976.4.21
Secretariat 1970.3.30
Chris Evert 1971.2.14
Expressive Dance
芦毛 1978.4.24
仔受胎時活性値:0.50【10】
★Riva Ridge
鹿毛 1969.4.13
種付け時活性値:0.00【8】
First Landing 1956.3.7
Iberia 1954.2.15
Exclusive Dancer
芦毛 1967.5.30
仔受胎時活性値:0.50【10】
Native Dancer
芦毛 1950.3.27
種付け時活性値:0.00【16】
Exclusive
栗毛 1953.4.12
仔受胎時活性値:1.25【13】

<5代血統表内のクロス:Native Dancer4×4>

ゴールドティアラ(1996.4.25)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Seeking the Gold
(Mr. Prospector系)
Chief’s Crown
(Danzig系)
★Riva Ridge
(Turn-to系)
Native Dancer
(Sickle系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Chief’s Crown
(Secretariat)
3.75
(【6】+【10】+【10】+【13】)
祖母が米GIII3勝馬
(No. 10-a)
2番仔
(2連産目)

*

1999年の第4回ユニコーンS(GIII。中山ダート1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 ゴールドティアラ 牝3 54 田中勝春 1:52.6 8-9-7-5 38.2 452
[-8]
松田国英 8
2 2 ベラミロード 牝3 54 内田利雄 1:53.0 2.1/2 1-1-1-1 39.1 418
[-4]
室井康雄 2
3 7 スターシャンデリア 牡3 56 柴田善臣 1:53.1 3/4 3-3-4-3 38.9 480
[+6]
秋山雅一 4
4 12 アドマイヤマンボ 牡3 56 横山典弘 1:53.2 クビ 6-6-7-7 38.7 450
[0]
橋田満 3
5 4 マイシーズン 牡3 56 武幸四郎 1:53.4 1.1/2 11-11-10-10 38.5 496
[+4]
鹿戸幸治 1
1999年の第4回ユニコーンS(GIII。中山ダート1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3 – 11.5 – 12.5 – 12.6 – 12.7 – 12.3 – 12.7 – 12.9 – 13.1
ラップの
累計タイム
12.3 – 23.8 – 36.3 – 48.9 – 1:01.6 – 1:13.9 – 1:26.6 – 1:39.5 – 1:52.6
上り 4F 51.0 – 3F 38.7

*

1999年の第3回シリウスS(GIII。阪神ダート1400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 ゴールドティアラ 牝3 54 武豊 1:23.1 10-9 36.4 458
[-2]
松田国英 1
2 16 タガノサイレンス 牡6 54 松永幹夫 1:23.3 1.1/2 7-3 36.7 482
[+12]
橋本寿正 4
3 6 キョウエイフォルテ 牝5 52 福永祐一 1:23.4 1/2 12-15 36.1 476
[+2]
工藤嘉見 6
4 10 ゲイリーコンドル 牡4 56 四位洋文 1:23.4 ハナ 3-1 37.2 520
[+6]
増本豊 2
5 9 キングオブジェイ 牡4 56 横山典弘 1:23.5 クビ 4-3 37.2 500
[-14]
高市圭二 5
1999年の第3回シリウスS(GIII。阪神ダート1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2 – 10.6 – 11.2 – 11.9 – 11.9 – 12.4 – 12.9
ラップの
累計タイム
12.2 – 22.8 – 34.0 – 45.9 – 57.8 – 1:10.2 – 1:23.1
上り 4F 49.1 – 3F 37.2

*

2000年の第2回かきつばた記念(統一GIII。名古屋ダート1400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重
[増減]
調教師
1 2 ゴールドティアラ 牝4 55 武豊 1:26.1 456
[+10]
松田国英 1
2 5 メイショウモトナリ 牡6 57 安田康彦 1:27.2 5 536
[+4]
安田伊佐夫 2
3 10 メモリーベイツ 牡5 56 内沢信昭 1:27.2 アタマ 514
[0]
塚田隆男 4
4 6 アイリッシュパーク 牡6 55 横川健二 1:27.2 アタマ 504
[+6]
冨田光吉 6
5 12 ストーンステッパー 牡7 56 小林徹弥 1:27.4 1 516
[+17]
目野哲也 5

*

2000年の第5回プロキオンS(GIII。阪神ダート1400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 ゴールドティアラ 牝4 55 武 豊 1:21.9 レコード 7-5 35.1 466
[+10]
松田 国英 1
2 3 エイシンサンルイス 牡4 56 太宰 啓介 1:22.1 1 1/4 1-1 36.2 532
[+2]
太宰 義人 2
3 6 サンフォードシチー 牡5 56 村山 明 1:22.1 アタマ 11-12 34.7 468
[0]
大沢 真 5
4 4 タヤスケーポイント 牡5 57 安藤 勝己 1:22.2 クビ 4-4 35.7 510
[-6]
田所 清広 3
5 9 イソノウイナー 牡6 56 飯田 祐史 1:22.9 4 11-10 35.7 438
[0]
清水 久雄 6
2000年の第5回プロキオンS(GIII。阪神ダート1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 10.7 – 11.2 – 11.5 – 11.7 – 12.1 – 12.2
ラップの
累計タイム
12.5 – 23.2 – 34.4 – 45.9 – 57.6 – 1:09.7 – 1:21.9
上り 4F 47.5 – 3F 36.0

*

2000年の第13回マイルチャンピオンシップ南部杯(統一GI。盛岡ダート1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
馬体重
[増減]
調教師
1 13 ゴールドティアラ 牝4 54 後藤浩輝 1:38.3 6-5 462
[-8]
松田国英 2
2 12 ウイングアロー 牡5 56 岡部幸雄 1:39.0 4 9-9 461
[-7]
南井克巳 4
3 3 タイキヘラクレス 牡4 56 藤田伸二 1:39.1 3/4 6-7 510
[-8]
蛯名信広 6
4 10 ファストフレンド 牝6 54 蛯名正義 1:39.3 1 5-4 501
[0]
高市圭二 1
5 4 インテリパワー 牡5 56 石崎隆之 1:40.0 4 4-4 508
[0]
秋山重美 3

*

「社台のお母様」吉田和子さんの持ち馬は印象に残ったのか、

ベガ(1990.3.8)-タイム差なしの好勝負を辿る(No.4)-
ベガ 牝 鹿毛 1990.3.8生~2006.8.16没 早来・社台フアーム生産 馬主・吉田 和子氏 栗東・松田 博資厩舎
ステージチャンプ(1990.5.17)-ただ単に書きたい馬を辿る(No.3)-
ステージチャンプ 牡 黒鹿毛 1990.5.17生~2020.2.7没 千歳市・社台フアーム生産 馬主・古岡 秀人氏→吉田 和子氏 美浦・矢野 進厩舎
思い出の女馬を辿る(其の陸)-ファビラスラフイン(1993.4.13)-
ファビラスラフイン 牝 芦毛 1993.4.13生~2013.5.11没 仏国・Mr Raymond le Poder生産 馬主・吉田和子氏 栗東・長浜博之厩舎
思い出の女馬を辿る(其の玖)-レッドチリペッパー(1996.4.4)-
レッドチリペッパー 牝 芦毛 1996.4.4生~2017.5.7没 米国・Respite Farm Inc.生産 馬主・吉田和子氏 栗東・松田博資厩舎

ベガ(1990.3.7)、ステージチャンプ(1990.5.17)、ファビラスラフイン(1993.4.13)、レッドチリペッパー(1996.4.4)に続いてゴールドティアラと、20世紀の重賞勝ち馬は弊サイトですべて紹介の運びとなりました。

という訳で本稿の主役、ゴールドティアラ。上述のレッドチリペッパーと高祖母Exclusiveを共にする舶来娘はマイルチャンピオンシップ南部杯、プロキオンS、シリウスS、ユニコーンS、かきつばた記念とダート重賞5勝を遂げた活躍馬。彼女の重賞初制覇は今も昔も名馬の登竜門であるユニコーンS。8番人気を跳ね返しての勝利でしたが、戦績を振り返ってみれば中京ダート1200mの新馬戦、京都ダート1800mの寒梅賞に続いてダート戦は3戦3勝でした。ともあれクイーンC(GIII)でウメノファイバー(1996.5.5)の3着、不良馬場ではありましたがゆうすげSでメジロダーリング(1996.5.28)を下しているように、芝でも通用するスピードも兼ね備えた駿馬であったゴールドティアラ。最後の勝利となった2000年のマイルチャンピオンシップ南部杯、同年のフェブラリーS(GI)では半馬身差の2着と苦杯を舐めさせられたウイングアロー(1995.3.25)に4馬身差の圧勝を以て、自身のGI級競走の初戴冠と共に、鞍上の後藤浩輝騎手にもGI級競走初優勝を贈ったのでした。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[ゴールドティアラ(1996.4.25 28歳)の主な競走成績]

  1. マイルチャンピオンシップ南部杯(統一GI)、プロキオンS(GIII)、シリウスS(GIII)、ユニコーンS(GIII)、かきつばた記念(統一GIII)
  2. フェブラリーS(GI)
  3. 平安S(GIII)、クイーンC(GIII)、かしわ記念(統一GIII)

通算32戦9勝、2着2回、3着3回。

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