Sottsass(ソットサス) 牡 栗毛 2016.3.24生 仏国・S.A.S.U. Ecurie Des Moneaux生産 馬主・White Birch Farm 仏国・J-C Rouget厩舎
★ Siyouni 鹿毛 2007.2.14 種付け時活性値:0.00【8】 |
Pivotal 栗毛 1993.1.19 |
Polar Falcon 黒鹿毛 1987.6.1 |
Nureyev 1977.5.2 |
Marie d’Argonne 1981.3.21 | |||
Fearless Revival 栗毛 1987.3.3 |
Cozzene 1980.5.8 | ||
Stufida 1981.3.12 | |||
Sichilla 鹿毛 2002.2.28 |
デインヒル 鹿毛 1986.3.26 |
★Danzig 1977.2.12 | |
Razyana 1981.4.18 | |||
Slipstream Queen 鹿毛 1990.6.2 |
Conquistador Cielo 1979.3.20 | ||
Country Queen 1975.3.26 | |||
Starlet’s Sister 栗毛 2009.4.7 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
Galileo 鹿毛 1998.3.30 種付け時活性値:0.50【10】 |
★Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Fairy Bridge 1975.5.4 | |||
Urban Sea 栗毛 1989.2.18 |
Miswaki 1978.2.22 | ||
Allegretta 1978.3.10 | |||
Premiere Creation 栗毛 1997.2.12 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
Green Tune 栗毛 1991.5.5 種付け時活性値:1.25【5】 |
Green Dancer 1972.4.14 | |
Soundings 1983.4.27 | |||
Allwaki 栗毛 1990.1.28 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
◆Miswaki 栗毛 1978.2.22 種付け時活性値:0.75【11】 |
||
Alloy 栗毛 1981.4.12 仔受胎時活性値:2.00【8】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×4、Miswaki4×4(母方)、Special(♀)5×5、Mr. Prospector5×5×5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
★Siyouni (Nureyev系) |
Galileo (Sadler’s Wells系) |
Green Tune (Nijinsky系) |
◆Miswaki (Mr. Prospector系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Green Tune (Mr. Prospector) |
5.75 |
半姉が米芝牝馬王者 (No. 16-h) |
3番仔? (3連産目?) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | Sottsass | 牡4 | 59.5 | Cristian Demuro | 2:39.30 | J-C Rouget | 4 |
2 | 12 | In Swoop | 牡3 | 56.5 | Ronan Thomas | クビ | F-H Graffard | 5 |
3 | 1 | Persian King | 牡4 | 59.5 | Pierre-Charles Boudot | 1 3/4 | A Fabre | 3 |
4 | 10 | Gold Trip | 牡3 | 56.5 | Stephane Pasquier | アタマ | F Chappet | 7 |
5 | 15 | Raabihah | 牝3 | 55 | Maxime Guyon | 2 | J-C Rouget | 6 |
6 | 8 | Enable | 牝6 | 58 | Frankie Dettori | 2 | John Gosden | 1 |
7 | 6 | Stradivarius | 牡6 | 59.5 | Olivier Peslier | 1/2 | John Gosden | 2 |
8 | 9 | ディアドラ | 牝6 | 58 | Jamie Spencer | 2 1/2 | 橋田 満 | 9 |
9 | 3 | Way To Paris | 牡7 | 59.5 | Ioritz Mendizabal | ハナ | Andrea Marcialis | 8 |
10 | 2 | Royal Julius | 牡7 | 59.5 | Shane Foley | 3/4 | J Reynier | 11 |
11 | 11 | Chachnak | 牡3 | 56.5 | Tony Piccone | 20 | F Vermeulen | 10 |
2020年の第99回凱旋門賞。レースが始まるまでに「有力3歳牝馬ラブは回避 道悪を考慮/凱旋門賞」「武豊ジャパンなどオブライエン厩舎4頭は出走回避へ」と、もろもろの理由でエイダン・パトリック・オブライエン厩舎の5頭はすべて出走しないということになってしまったこの一戦。
不良馬場の11頭立て、終わってみれば地元仏国勢が上位5頭を独占。そんな仏国勢の中で勝利を収めたのは、昨年2019年のジョッケクルブ賞(仏GI)を制し、今年2020年はガネー賞(仏GI)を制していたSottsass。
Sottsass、シャンティイ芝2100mのジョッケクルブ賞をレコードタイムの2分2秒90で制しつつ、パリロンシャン芝2400mの凱旋門賞を近30年では最も遅い2分39秒30で勝つ。「そっと差す、というには強烈すぎた」。なんて、ヤマニンゼファー(1988.5.27)のヒーロー列伝のキャッチコピーを本歌取りしたくなる強さを見せたSottsass。栗毛の馬体に緑色を基調にした勝負服が映えて、見事に凱旋門賞制覇。日本でもおなじみのクリスチャン・デムーロ騎手、そして管理されるジャン=クロード・ルジェ調教師にも凱旋門賞初優勝をプレゼントしました。
Sottsassは、その戦歴を確認してみれば、今回の凱旋門賞を含めて「前走4着から出走した次レースはいずれも勝利を収めている」ということになりました。順に確認すれば、
- デビュー戦4着(2018年/ドーヴィル芝1600m)→2戦目1着(2018年/クレールフォンテーヌ芝1600m)
- アルクール賞(仏GII)4着(2020年/パリロンシャン芝2000m)→ガネー賞(仏GI)1着(2020年/シャンティイ芝2100m)
- 愛チャンピオンS(GI)4着(2020年/レパーズタウン芝10F)→凱旋門賞(仏GI)1着(2020年/パリロンシャン芝2400m)
です。出走歴からこのリズムを感じ取られて、凱旋門賞の馬券を取られた方がいらっしゃったら、サスガと思います(^^)
そしてまた直父系にNureyevを持つ馬の勝利は、1997年の第76回を制したパントレセレブル(1994.3.17)以来のこと。
地元仏国の調教馬であり栗毛馬ということが共通点ですが、0の理論的には、パントレセレブルもSottsassも共に父からミニモの遺伝を受けているという点も共通しています。Sottsassのジョッケクルブ賞制覇の折に気が早いですが、0リフレッシュされた血を持つSottsassには、Nureyev系種牡馬の旗頭になって欲しいものです
と記しましたけれど、改めて種牡馬としても期待したいものです。
今回は、敗れてしまった馬たちについては、多くを語るまいと言うところ。勝者も敗者も、それぞれに、本当にお疲れ様でした。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。