War of Will(ウォーオブウィル) 牡 鹿毛 2016.4.17生 米国・Flaxman Holdings Limited生産 馬主・Gary Barber 米国・Mark E. Casse厩舎
War Front 鹿毛 2002.2.11 種付け時活性値:1.25 |
★ Danzig 鹿毛 1977.2.12 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Pas de Nom 黒鹿毛 1968.1.27 |
★Admiral’s Voyage 1959.3.23 | ||
Petitioner 1952 | |||
Starry Dreamer 芦毛 1994.2.26 |
Rubiano 芦毛 1987.3.26 |
Fappiano 1977.5.19 | |
Ruby Slippers 1982.3.18 | |||
Lara’s Star 鹿毛 1981.5.10 |
Forli 1963.8.10 | ||
True Reality 1973.3.3 | |||
Visions of Clarity 鹿毛 2000.5.13 仔受胎時活性値:1.75 |
Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 種付け時活性値:0.50 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Fairy Bridge 鹿毛 1975.5.4 |
Bold Reason 1968.4.8 | ||
Special 1969.3.28 | |||
Imperfect Circle 黒鹿毛 1988.2.1 仔受胎時活性値:0.75 |
Riverman 鹿毛 1969.3.22 種付け時活性値:0.50 |
★Never Bend 1960.3.15 | |
River Lady 1963.5.17 | |||
Aviance 栗毛 1982.5.6 仔受胎時活性値:1.25 |
Northfields 栗毛 1968.3.6 種付け時活性値:1.25 |
||
Minnie Hauk 鹿毛 1975.4.5 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×3×5、Forli4×5、Lalun(♀)5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
War Front (Danzig系) |
Sadler’s Wells (Northern Dancer系) |
Riverman (Never Bend系) |
Northfields (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
War Front | 5.25 |
半兄が愛GI勝ち馬 (No. 8-f) |
10番仔? |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | War of Will | 牡3 | 57.2 | Tyler Gaffalione | 1:54.34 | Mark Casse | 3 |
2 | 10 | Everfast | 牡3 | 57.2 | Joel Rosario | 1 1/4 | Dale Romans | 12 |
3 | 5 | Owendale | 牡3 | 57.2 | Florent Geroux | ハナ | Brad H Cox | 5 |
4 | 3 | Warrior’s Charge | 牡3 | 57.2 | Javier Castellano | 1 1/4 | Brad H Cox | 6 |
5 | 11 | Laughing Fox | 牡3 | 57.2 | Ricardo Santana Jr | 1 1/4 | Steven Asmussen | 11 |
2019年の第144回プリークネスS。第145回ケンタッキーダービー(米GI)を制したCountry House(2016.5.8)が風邪で回避となった米三冠2戦目。発馬直後にBodexpress(2016.4.23)のジョン・ヴェラスケス騎手が落馬という波乱で始まったこの一戦。制したのは、最内枠を利し、内ラチ沿いの先行4番手から直線で抜け出し、そのまま押し切ったWar of Will。ケンタッキーダービーで1位入線したMaximum Security(2016.5.14)の進路妨害の被害対象馬だったWar of Will、その実力が確かなものであることを、クラシック2戦目の大舞台で見せました。
War of Willの鞍上であるタイラー・ガファリオン騎手は嬉しいクラシック初制覇。2015年にはエクリプス賞の最優秀見習い騎手にも選出された24歳の若手気鋭、さらなる躍進が楽しみです。また、管理されるマーク・E.カッセ調教師も米国クラシックは初勝利となりました。加国に拠点を置くカッセ師は、ソヴリン賞の最優秀調教師に輝くこと11回。特に2011年から昨年2018年まで8年連続で受賞中の伯楽です。
では、以下にWar of Willのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Imperfect Circle 1988.2.1 2勝 チェヴァリーパークS(愛GI)2着
|スピニングワールド 1993.3.5 8勝 愛2000ギニー(GI) ブリーダーズカップ・マイル(米GI) ジャック・ル・マロワ賞(仏GI)2勝 ムーラン・ド・ロンシャン賞(仏GI)ほか
|Ring of Fire 1995.4.22 不出走
||Javana 2000.2.9 不出走
|||Bet On the Blue 2007.1.30 3勝 ボーゲイS(米GIII)3着
|ラングーンルビー 1996.4.28 1勝 リゾランジ賞(仏GIII)3着
||Sagara 2004.2.20 1勝 ニエル賞(仏GII)2着 グレフュール賞(仏GII)2着 凱旋門賞(仏GI)3着 パリ大賞(仏GI)3着ほか
|Visions of Clarity 2000.5.13 2勝
||Lotus Sutra 2007.3.12 不出走
|||Nucifera 2012.2.6 3勝 ラロシェット賞(仏GIII)2着
||Pathfork 2008.3.12 3勝 ナショナルS(愛GI) フューチュリティS(愛GII)
||War of Will 2016.4.17 (本馬) プリークネスS(米GI) リズンスターS(米GII) ルコントS(米GIII)ほか
|Balance of Nature 2004.3.13 0勝
||Global Balance 2009.8.19 3勝 オーラリアS(豪GIII)
|Towards 2006.3.5 0勝
||One Chance 2011.2.22 2勝 クイーンメアリーS(英GII)3着
War of Willの牝系は8号族f分枝系。War of Will、半兄Pathforkに続いてGI勝ち馬となりました。また、伯父スピニングワールドは上図の通り欧米のマイルGI5勝の強豪で、その父Nureyev(1977.5.2)の代表産駒の1頭として名を刻んでいます。
併せて、スピニングワールドは2000年の1年だけ日本に種牡馬として供用され、2001年生まれ世代の産駒のアーニングインデックスは1.17と堅調な仕事を果たし、ブルードメアサイアーとしてヌーヴォレコルト(2011.2.25)を送り込みました。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。