マーベラスサンデー(1992.5.31)

1996年 京都大賞典(GⅡ) | マーベラスサンデー | JRA公式 https://youtu.be/MpquExl6Td8Pedigree
1996年 京都大賞典(GⅡ) | マーベラスサンデー | JRA公式 https://youtu.be/MpquExl6Td8

マーベラスサンデー 牡 栃栗毛 1992.5.31生~2016.6.30没 新冠町・早田牧場新冠支場生産 馬主・笹原 貞生氏 栗東・大沢 真厩舎

マーベラスサンデー(1992.5.31)の4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.25【5】

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947.5.18 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
モミジダンサー
栗毛 1980.3.24
仔受胎時活性値:0.75【11】
ヴアイスリーガル
栗毛 1966.4.4
種付け時活性値:1.25【13】
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Victoria Regina
栗毛 1958.5.18
Menetrier 1944
Victoriana 1952
モミジII
黒鹿毛 1972.4.25
仔受胎時活性値:1.75【7】
Laugh Aloud
鹿毛 1961.5.2
種付け時活性値:0.50【10】
Tom Fool 1949.3.31
Gloria Nicky 1952
Hold Me Close
鹿毛 1963.3.29
仔受胎時活性値:2.00【8】
Native Dancer
芦毛 1950.3.27
種付け時活性値:1.00【12】
Sticky Case
栗毛 1958
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:Almahmoud(♀)4×5、Native Dancer4×5(母方)>

マーベラスサンデー(1992.5.31)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
サンデーサイレンス
(Halo系)
ヴアイスリーガル
(Northern Dancer系)
Laugh Aloud
(Tom Fool系)
Native Dancer
(Sickle系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
サンデーサイレンス5.50
(【11】+【7】+【8】+【4】)
祖母が加国牝馬王者
(No. 9-h)
7番仔
(4連産目)

*

1996年の第13回エプソムC(GIII。東京芝1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
110マーベラスサンデー牡457武豊1:45.77-7-734.8484
[+2]
大沢真1
211ユウセンショウ牡457M.ロバーツ1:45.81/210-8-1134.6470
[-2]
松元茂樹8
35サイレントハピネス牝455橋本広喜1:46.43.1/213-13-1335.1460
[-2]
藤沢和雄2
43プライムステージ牝455岡部幸雄1:46.4クビ2-4-435.6438
[+14]
伊藤雄二5
58エスプレッソトニー牡457中舘英二1:46.4ハナ7-8-1135.2414
[-4]
加藤修甫10
1996年の第13回エプソムC(GIII。東京芝1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.8 – 10.8 – 11.3 – 11.5 – 11.8 – 12.1 – 11.9 – 11.9 – 11.6
ラップの
累計タイム
12.8 – 23.6 – 34.9 – 46.4 – 58.2 – 1:10.3 – 1:22.2 – 1:34.1 – 1:45.7
上り4F 47.5 – 3F 35.4

*

1996年の第32回札幌記念(GIII。札幌芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
113マーベラスサンデー牡458武豊2:01.66-5-4-335.6484
[0]
大沢真1
27マイヨジョンヌ牡656坂井千明2:01.6クビ11-11-14-935.1474
[0]
畠山重則4
314ダイタクサージャン牡455小原義之2:01.81.1/211-11-10-635.5466
[+2]
梅田康雄7
43メジロスズマルせん554田面木博公2:02.11.3/41-1-1-136.4468
[+6]
大久保正陽5
55タマモハイウェイ牡654山田泰誠2:02.23/46-5-7-636.1472
[+4]
吉永忍6
1996年の第32回札幌記念(GIII。札幌芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.8 – 10.9 – 11.7 – 12.8 – 12.9 – 12.4 – 12.2 – 12.0 – 12.1 – 11.8
ラップの
累計タイム
12.8 – 23.7 – 35.4 – 48.2 – 1:01.1 – 1:13.5 – 1:25.7 – 1:37.7 – 1:49.8 – 2:01.6
上り4F 48.1 – 3F 35.9

*

1996年の第47回朝日チャレンジC(GIII。阪神芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
11マーベラスサンデー牡457武豊1:59.53-3-3-334.8488
[+4]
大沢真1
27スターマン牡558藤田伸二1:59.63/43-3-4-434.7484
[-4]
長浜博之2
39カミノマジック牡556菊沢隆仁1:59.91.3/48-7-7-634.5442
[-2]
工藤嘉見8
46マジックキス牝454角田晃一2:00.0クビ2-2-2-137.0508
[+8]
渡辺栄3
53スプリングバンブー牝655河内洋2:00.21.1/27-7-9-934.5452
[+6]
田島良保6
1996年の第47回朝日チャレンジC(GIII。阪神芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9 – 11.2 – 12.2 – 11.9 – 11.4 – 11.7 – 11.7 – 11.9 – 12.0 – 12.6
ラップの
累計タイム
12.9 – 24.1 – 36.3 – 48.2 – 59.6 – 1:11.3 – 1:23.0 – 1:34.9 – 1:46.9 – 1:59.5
上り4F 48.2 – 3F 36.5

*

1996年の第31回京都大賞典(GII。京都芝2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
15マーベラスサンデー牡457武豊2:25.17-7-7-633.9490
[+2]
大沢真1
211ミナモトマリノス牡355佐藤哲三2:25.21/26-5-6-633.9450
[-6]
浅野洋一郎4
33カミノマジック牡557菊沢隆仁2:25.2アタマ9-7-7-633.8450
[+8]
工藤嘉見3
414ダンスパートナー牝457四位洋文2:25.2ハナ12-12-7-633.9444
[+18]
白井寿昭2
51サンデーウェル牡458福永祐一2:25.3クビ1-1-1-234.3458
[+8]
森秀行7
1996年の第31回京都大賞典(GII。京都芝外2400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.1 – 11.2 – 11.6 – 12.7 – 12.8 – 12.6 – 12.5 – 12.6 – 11.9 – 11.3 – 11.5 – 11.3
ラップの
累計タイム
13.1 – 24.3 – 35.9 – 48.6 – 1:01.4 – 1:14.0 – 1:26.5 – 1:39.1 – 1:51.0 – 2:02.3 – 2:13.8 – 2:25.1
上り4F 46.0 – 3F 34.1

*

1997年の第41回産経大阪杯(GII。阪神芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
17マーベラスサンデー牡558武豊2:02.03-3-3-235.9500
[+16]
大沢真1
26ユウトウセイ牡758四位洋文2:02.21.1/24-4-4-435.9450
[-4]
田中章博4
34ロイヤルタッチ牡456岡部幸雄2:02.2クビ6-7-6-635.8448
[-2]
伊藤雄二2
49アフターユー牡456熊沢重文2:02.62.1/28-8-8-736.1486
[-4]
作田誠二5
55ニシノダイオー牡557藤田伸二2:02.7クビ9-8-8-736.1532
[0]
松田正弘6
1997年の第41回産経大阪杯(GII。阪神芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.7 – 11.8 – 12.5 – 12.3 – 12.2 – 12.4 – 11.8 – 12.0 – 11.7 – 12.6
ラップの
累計タイム
12.7 – 24.5 – 37.0 – 49.3 – 1:01.5 – 1:13.9 – 1:25.7 – 1:37.7 – 1:49.4 – 2:02.0
上り4F 48.1 – 3F 36.3

*

1997年の第38回宝塚記念(GI。阪神芝2200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢騎手走破
時計
着差調教師
18マーベラスサンデー牡5武 豊2:11.9大沢 真1
26バブルガムフェロー牡4蛯名 正義2:11.9クビ藤沢 和雄3
35ダンスパートナー牝5河内 洋2:12.11・1/4白井 寿昭4
411タイキブリザード牡6岡部 幸雄2:12.1ハナ藤沢 和雄2
51ローゼンカバリー牡4横山 典弘2:12.52・1/2鈴木 康弘7
1997年の第38回宝塚記念(GI。阪神芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 10.6 – 11.2 – 11.7 – 12.3 – 12.0 – 12.6 – 12.2 – 12.3 – 11.8 – 12.7
ラップの
累計タイム
12.5 – 23.1 – 34.3 – 46.0 – 58.3 – 1:10.3 – 1:22.9 – 1:35.1 – 1:47.4 – 1:59.2 – 2:11.9
上り4F 49.0 – 3F 36.8

*

種牡馬サンデーサイレンスが初年度産駒となる1992年生まれ世代から送り出したGI馬は5頭。GIレースを勝った順に並べてみれば、

  1. フジキセキ(1992.4.15)
    →朝日杯3歳S(GI)
  2. ジェニュイン(1992.4.28)
    →皐月賞(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)
  3. ダンスパートナー(1992.5.25)
    →優駿牝馬(GI)
  4. タヤスツヨシ(1992.4.26)
    →東京優駿(GI)
  5. マーベラスサンデー(1992.5.31)
    →宝塚記念(GI)。本稿の主役

遅れてやって来た大物であったマーベラスサンデー。ともあれ、その才はデビュー前に1歳年長のオースミタイクーン(1991.3.23)を併せ馬で置き去りにしたことからも高く評価されていて、実際に現年齢表記3歳の新馬戦、ゆきやなぎ賞と連勝を果たした時には「クラシックも楽しみ」と思われましたが、2度の骨折で棒に振りました。

ただ、やはり大物は転んでもタダでは起きぬもの。4歳の復帰戦となった明石特別こそ4着に敗れましたが、その後は鴨川特別、桶狭間S、エプソムC、札幌記念、朝日チャレンジC、京都大賞典と破竹の6連勝を遂げ、その内重賞4連勝。赤メンコを着けた栃栗毛が軽やかに連勝街道を突っ走っていたのも27年前となりますと、時の流れの速さを思います^^;

マーベラスサンデーのGIレースの成績を見てみれば[1-2-1-1]。宝塚記念1着、有馬記念(GI)2着2回、天皇賞・春(GI)3着、天皇賞・秋(GI)4着。着順が上位の順に見てみれば、1997年の宝塚記念でバブルガムフェロー(1993.4.11)、ダンスパートナー、タイキブリザード(1991.3.12)等を負かしてGI馬の栄冠を蹄中に収めた訳ですが、1回目の1996年の有馬記念はサクラローレル(1991.5.8)の2着、2回目の1997年の有馬記念はシルクジャスティス(1994.3.18)の2着で3着のエアグルーヴ(1993.4.6)には先着。3強対決となった1997年の天皇賞・春ではマヤノトップガン(1992.3.24)、サクラローレルと死闘を演じての3着。そしてまたGI初挑戦となった1996年の天皇賞・秋ではバブルガムフェロー、マヤノトップガン、サクラローレルに続く4着。思い起こせば、相対したライバルも本当に強い馬たちでした。……まったくの余談ですが成績や名前を挙げた馬たちの誕生日をソラで思い出せるのは、「やはり10代から20代の記憶力が確かな頃だから」ということを改めて思いました(苦笑)

マーベラスサンデーの全成績を見れば[10-2-1-2]であり、15戦10勝、2着2回、3着1回、4着2回。勝っても負けても、いつでもゴール前で僅差の勝負を見せてくれていたマーベラスサンデー、15戦の鞍上はすべて武豊騎手が務められました。結果的に引退レースとなった1997年の有馬記念では、やはりお手馬であったエアグルーヴとの天秤になりましたが、ユタカさんが選ばれたのはマーベラスサンデー。それだけ能力を買われていたのでしょう。

ただ、それでも3歳時の故障が無ければ、もしかしたら、もっと凄い成績を残せたのかも知れません。マーベラスサンデー、そんなことを思わせる、種牡馬サンデーサイレンスの初年度産駒の駿馬でした。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[マーベラスサンデー(1992.5.31)の主な競走成績]

  1. 宝塚記念(GI)、産経大阪杯(GII)、京都大賞典(GII)、朝日チャレンジC(GIII)、札幌記念(GIII)、エプソムC(GIII)
  2. 有馬記念(GI)2回
  3. 天皇賞・春(GI)

通算15戦10勝、2着2回、3着1回。

*

マイシンザン
マイシンザン

「早田牧場新冠支場の1992年生まれ世代の赤メンコ三羽ガラス」の一角を占める、マーベラスサンデーのお目見えやね。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

マーベラスサンデー、エムアイブラン(1992.4.22)、そして自分で言うのもナンですが僕ワイルドブラスター(1992.4.13)。恐れ入ります。

マイシンザン
マイシンザン

早田牧場新冠支場の生産の活躍馬は赤メンコのイメージもあるなぁ。レオダーバン(1988.4.25)さん、ビワハヤヒデ(1990.3.10)、マーベラスサンデーと同馬主・同厩舎・同厩務員だったマーベラスクラウン(1990.3.19)

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

ええ、ホントですね。ビワハヤヒデさんはメンコを外して素面になってからが本領発揮でしたけれど。

マイシンザン
マイシンザン

そうやな。ともあれ、特にシリーズとしている訳ではないけれど、当週の重賞にちなんでJRA公式チャンネルで勝利したレースの動画がアップされている活躍馬たちを紹介する記事、やっとります。