ビワハイジ(1993.3.7)

Obituary

ビワハイジ 牝 青鹿毛 1993.3.7生~2022.2.25没 新冠町・早田牧場新冠支場生産 馬主・(有)ビワ 栗東・浜田 光正厩舎

ビワハイジ(1993.3.7)の4代血統表
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:1.00【12】
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947.3.27
Foreseer
黒鹿毛 1969.4.12
Round Table
鹿毛 1954.4.6
Princequillo 1940
Knight’s Daughter 1941
Regal Gleam
鹿毛 1964.3.17
Hail to Reason 1958.4.18
Miz Carol 1953.6.1
アグサン
青毛 1985.3.23
仔受胎時活性値:1.75【7】
Lord Gayle
黒鹿毛 1965
種付け時活性値:0.75【19】
Sir Gaylord
鹿毛 1959.2.12
Turn-to 1951
Somethingroyal 1952.3.12
Sticky Case
栗毛 1958
Court Martial 1942.3.20
Run Honey 1946
Santa Luciana
黒鹿毛 1973.4.4
仔受胎時活性値:0.75【11】
★Luciano
黒鹿毛 1964
種付け時活性値:0.00【8】
Henry the Seventh 1958
Light Arctic 1954
Suleika
黒鹿毛 1954
仔受胎時活性値:0.50【18】
Ticino
鹿毛 1939.2.7
種付け時活性値:1.50【14】
Schwarzblaurot
黒鹿毛 1947.2.6
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Princequillo4×5、Turn-to5×4>

ビワハイジ(1993.3.7)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Caerleon
(Nijinsky系)
Lord Gayle
(Sir Gaylord系)
Luciano
(Owen Tudor系)
Ticino
(Sterling系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Ticino
(Santa Luciana)
4.50仔にJRA重賞勝ち馬6頭
(No. 16-c)
4番仔
(4連産目)

*

1995年の第47回阪神3歳牝馬S(GI。阪神芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 6 ビワハイジ 牝2 角田 晃一 1:35.3  浜田 光正 4
2 9エアグルーヴ 牝2 M.キネーン 1:35.4 1/2 伊藤 雄二 3
3 3 イブキパーシヴ 牝2 武 豊 1:35.7 1・3/4 橋口 弘次郎 1
4 10 エイシンビーナス 牝2 田原 成貴 1:36.0 2 野元 昭 8
5 4 ロゼカラー 牝2 藤田 伸二 1:36.0 クビ 橋口 弘次郎 6

1995年の第47回阪神3歳牝馬S。1995年1月17日に起きた阪神大震災からおよそ11ヶ月後の12月3日に行われた阪神開催のGI戦。レースは、好発から一気に主導権を握ったビワハイジが、エアグルーヴ(1993.4.6)、イブキパーシヴ(1993.4.11)、ロゼカラー(1993.2.15)、ゴールデンカラーズ(1993.4.20)といった素質馬たちを尻目に、桜花賞(GI)と同じ阪神芝1600mの舞台を逃げ切ったのでした。

ビワハイジは1993年生まれ世代の馬として、JRAの最初の新馬戦に勝ち、最初の重賞である札幌3歳Sを勝ち、最初のGIである阪神3歳牝馬Sまで勝ち切りました。

恐るべしは、天才少女ビワハイジ。

#ビワハイジ、エアグルーヴ、イブキパーシヴ。このレースの上位3頭はいずれも武豊騎手のお手馬でした。同じCaerleon産駒のイブキパーシヴを選択されたユタカさんに対する意趣返しだったのでしょうか、ビワハイジ。当時の月刊『優駿』谷川直子さんが連載されていた「週末だけの恋人」において、阪神3歳牝馬Sを制したビワハイジを主役に据えた一編のタイトルが「ビワは意地」となっていたのを思い出します。ビワハイジ、正に意地の大一番制覇でした。

*

ビワハイジ。その天才ぶりの真価は、繁殖牝馬として発揮されました。

ビワハイジ産駒のJRA重賞勝ち馬6頭
馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
GIブエナビスタ
(2006.3.14)

[16-c]
6番仔
(3連産目)
[4.00]
スペシャルウィーク
(サンデーサイレンス系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Lord Gayle
(Sir Gaylord系)
Luciano
(Owen Tudor系)
GIジョワドヴィーヴル
(2009.5.13)

[16-c]
9番仔
(6連産目)
[4.75]
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Lord Gayle
(Sir Gaylord系)
Luciano
(Owen Tudor系)
GIIアドマイヤオーラ
(2004.2.19)

[16-c]
4番仔
(不受胎後)
[3.50]
アグネスタキオン
(サンデーサイレンス系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Lord Gayle
(Sir Gaylord系)
Luciano
(Owen Tudor系)
GII サングレアル
(2011.5.8)
[16-c]
10番仔
(不受胎後)
[3.25]
ゼンノロブロイ
(サンデーサイレンス系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Lord Gayle
(Sir Gaylord系)
Luciano
(Owen Tudor系)
GIIIアドマイヤジャパン
(2002.4.16)

[16-c]
3番仔
(2連産目)
[5.00]
サンデーサイレンス
(Halo系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Lord Gayle
(Sir Gaylord系)
Luciano
(Owen Tudor系)
GIII トーセンレーヴ
(2008.3.21)
[16-c]
8番仔
(5連産目)
[4.50]
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Lord Gayle
(Sir Gaylord系)
Luciano
(Owen Tudor系)

GI馬のブエナビスタとジョワドヴィーヴルは、共に母も制した2歳牝馬王者決定戦を制し、母仔2代の最優秀2歳牝馬の栄誉に浴しました。

尊ぶべきは、賢母ビワハイジ。

*

ビワハイジが死亡 JRA

上述の阪神3歳牝馬Sから26年と2ヶ月。四半世紀以上経ったかと思うと、時の流れの速さを思います。緑の帽子に「黒、桃鋸歯形」の勝負服、テン乗りとなった角田晃一騎手のエスコートに応えた、赤いメンコを着けた青鹿毛のビワハイジ。天才少女は母としてもその天賦の才を存分に発揮し、JRA重賞勝ち馬6頭を送り込むという大繁殖牝馬となりました。

忘れ難き名牝ビワハイジ、どうぞ安らかに。合掌。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[ビワハイジ(1993.3.7)の主な競走成績]

  1. 阪神3歳牝馬S(GI)、京都牝馬特別(GIII)、札幌3歳S(GIII)
  2. チューリップ賞(GIII)

通算10戦4勝、2着1回。

年度代表馬の同期生を辿る(其の拾伍)-ビワハイジ(1993.3.7)-
ビワハイジ 牝 青鹿毛 1993.3.7生 新冠・早田牧場新冠支場生産 馬主・(有)ビワ 栗東・浜田光正厩舎