ダイアナソロン(1981.3.18)-【1984年】の中央競馬のGI勝ち馬を辿る(No.1)-

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ダイアナソロン 牝 鹿毛 1981.3.18生~1994.9.20没 苫小牧市・ランチョトマコマイ生産 馬主・大島 秀元氏 栗東・中村 好夫厩舎

ダイアナソロン(1981.3.18)の4代血統表
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.00【20】
Milesian
鹿毛 1953
My Babu
鹿毛 1945
Djebel 1937
Perfume 1938
Oatflake
鹿毛 1942
Coup de Lyon 1930
Avena 1936
Paleo
鹿毛 1953
★Pharis
黒鹿毛 1936
Pharos 1920.4.4
Carissima 1923
Calonice
鹿毛 1940
Abjer 1933
Coronis 1935
ベゴニヤ
鹿毛 1972.4.13
仔受胎時活性値:2.00【8】
ヒカルタカイ
鹿毛 1964.4.9
種付け時活性値:1.75【7】
リンボー
鹿毛 1949.4.23
War Admiral 1934.5.2
Boojie 1943
ホマレタカイ
鹿毛 1960.6.15
ハクリヨウ 1950.5.6
シマノオー 1953.5.20
オカクモ
鹿毛 1965.5.1
仔受胎時活性値:1.50【6】
ライジングフレーム
黒鹿毛 1947
種付け時活性値:0.25【17】
The Phoenix 1940
Admirable 1942
丘高
鹿毛 1948.5.2
仔受胎時活性値:2.00【16】
セフト
鹿毛 1932
種付け時活性値:1.75【15】
月丘
鹿毛 1932.3.24
仔受胎時活性値:1.75【15】

<5代血統表内のクロス:Tourbillon5×5(父方)>

ダイアナソロン(1981.3.18)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
パーソロン
(My Babu系)
ヒカルタカイ
(Man o’ War系)
ライジングフレーム
(Cyllene系)
セフト
(The Tetrarch系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ヒカルタカイ
(リンボー)
7.25
(【8】+【6】+【16】+【15】)
テンポイントと同牝系
(No. 3 星若系)
3番仔?
(2連産目?)

*

1984年の第44回桜花賞(GI。阪神芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 9 ダイアナソロン 牝3 田原 成貴 1:36.1 中村 好夫 3
2 11 ロングレザー 牝3 河内 洋 1:37.0 5 長浜 彦三郎 6
3 12 ロングキティー 牝3 鎌田 光也 1:37.1 クビ 松田 由太郎 16
4 18 トウカイローマン 牝3 岡富 俊一 1:37.3 1・1/2 中村 均 18
5 7 ダイゴジョオー 牝3 加用 正 1:37.6 1・3/4 北橋 修二 12

阪神芝1600m、晴の良馬場、1頭取消で21頭立て。

1984年のクラシック第一弾・桜花賞、戦前の上位人気3頭を確認してみますと、

  1. スイートソフィア(1981.3.20)
    →クローバー賞(OP)、テレビ東京賞3歳牝馬S(OP)と現年齢表記2歳時にオープン特別2勝。報知杯4歳牝馬特別(GII)5着からの参戦
  2. ファイアーダンサー(1981.4.20)
    →前走報知杯4歳牝馬特別ハナ差2着からの参戦。名繁殖牝馬スイーブ(1968.2.23)の仔。エリザベス女王杯勝ち馬ロンググレイス(1980.4.17)の半妹
  3. ダイアナソロン(1981.3.18)
    →エルフィンS(OP)1着の後に臨んだ報知杯4歳牝馬特別6着からの参戦

の上位3頭が単勝4倍代で並ぶという大混戦。

しかし。終わってみればダイアナソロンが5馬身差を着けての大圧勝。ロングレザー(1981.5.8)、ロングキティー(1981.3.15)という冠名「ロング」でお馴染みであった中井長一オーナーの持ち馬2頭を始めとするライバル20頭を置き去りにして、日本の中央競馬において正真正銘初めてのGI馬の栄誉に浴したのでした。

ダイアナソロンの鞍上を務めた田原成貴騎手は桜花賞初勝利。後にマックスビューティ(1984.5.3)ワンダーパヒューム(1992.3.7)ファイトガリバー(1993.3.17)と桜花賞4勝を遂げられた名手、その初めての桜花賞勝ちもサスガの手綱捌き。内ラチの最短距離からスルスルと順位を押し上げると4角先頭から独走。これは兄弟子の「必殺仕事人」田島良保さんも手放しで称賛されるはずです。

兄弟子の田島良保は、田原の全盛期を最初の落馬直前の時期と捉えており、この頃の騎乗を評して「何よりも気迫がずば抜けていた。さらに若さもあったし、思い切りが良く、読みも冴えていた。弾けるようなレースというのか、同じ騎手として嫉妬を感じるところもありましたね」と述べ[36]、「20代後半の頃の成貴のような迫力のある騎手は、もう出ないんじゃないですか」と絶賛している[12]

田原成貴 – Wikipedia

ダイアナソロンは田原騎手だけではなく、管理される中村好夫調教師、馬主である大島秀元オーナー、そして生産のランチョトマコマイにも桜花賞初勝利を贈りました。「ランチョトマコマイ」の響きが競馬に興味を持った頃に気になったものです。ランチョは西語で「牧場」の意味なんですね。そしてまたランチョトマコマイの創業者は白井新平氏。日本の年度代表馬表彰を始めた啓衆社の創業者としても知られる白井氏、第2次世界大戦前から戦後にかけて、日本の競馬に大きく寄与されたのでした。

という訳で日本中央競馬会がグレード制を導入した初年である1984年に、最上級のグレードであるGIレースを制した15頭を、丸40年が経過した今年2024年に記しておこうと思います。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[ダイアナソロン(1981.3.18)の主な競走成績]

  1. 桜花賞(GI)、サファイヤS(GIII)
  2. 優駿牝馬(GI)
  3. エリザベス女王杯(GI)、マイラーズC(GII)、ローズS(GII)

通算13戦5勝、2着1回、3着4回。

#ダイアナソロンの仔ということではトウショウボーイ(1973.4.15)との間に生まれたクエストフォベスト(1990.2.12)。中山芝1600mの新馬戦、東京芝1600mの春菜賞とデビュー2連勝を果たした時には東のクラシック候補と思われました。岡部幸雄騎手がクエストフォベストがいるからと、ビワハヤヒデ(1990.3.10)の騎乗依頼に対して当初は断りを入れられていたという話もあったように記憶しています。

##ロンググレイスの半妹であるファイアーダンサーも、実は中井オーナーの持ち馬でしたが、冠名「ロング」は使われていません。中井オーナー、ロングワン(1968.4.14)、ロングエース(1969.4.2)、ロングフアスト(1972.3.25)のウインジエスト(1963.3.8)の仔3兄弟を始めとして多く活躍馬を所有された関西の大馬主でした。

###ファイアーダンサーが夢破れた桜花賞制覇でしたが、時が下って21世紀に入ってから姪が敵を討ってくれました。2006年の第66回を制したキストゥヘヴン(2003.4.25)

 

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

兄さん、なんやまた新しいシリーズが始まりましたね。

マイシンザン
マイシンザン

ああ、このサイトの管理人得意の見切り発車やね。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

ほんでまた、僕らポップな感じになってますけれど。

マイシンザン
マイシンザン

そうやねん。突然イラスト化してしまった。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

なんか「生成AIにイラストを書いてもらった」って、管理人が言っていました。

マイシンザン
マイシンザン

……おまはんが男前チックな感じが若干気に食わんな。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

えへへ。まま僕は舶来の持込馬ですからね。ハンサムボーイに描かれました。

マイシンザン
マイシンザン

うぐぐ。ともあれ、諸先輩方のGI勝ちを紹介する「【1984年】の中央競馬のGI勝ち馬を辿る」シリーズもよろしくお願いいたします。