Winx 牝 鹿毛 2011.9.14生 豪州・Fairway Thoroughbreds生産 馬主・Magic Bloodstock Racing, R G Treweeke & Mrs D N Kepitis 豪州・Chris Waller厩舎
Street Cry(IRE) 黒鹿毛 1998.3.11 種付け時活性値:1.125 |
Machiavellian 黒鹿毛 1987.1.31 |
★Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Coup de Folie 鹿毛 1982.4.2 |
Halo 1969.2.7 | ||
Raise the Standard 1978.3.31 | |||
Helen Street 鹿毛 1982.4.4 |
Troy 鹿毛 1976.3.25 |
Petingo 1965 | |
La Milo 1963 | |||
Waterway 栗毛 1976.4.21 |
Riverman 1969.3.22 | ||
Boulevard 1968.4.2 | |||
Vegas Showgirl(AUS) 鹿毛 2002.10.6 仔受胎時活性値:2.00 |
Al Akbar(AUS) 鹿毛 1990.11.7 種付け時活性値:0.75 |
Success Express 鹿毛 1985.2.25 |
Hold Your Peace 1969.1.24 |
Au Printemps 1979.4.21 | |||
Gala Night 鹿毛 1984.2.28 |
Blakeney 1966.3.28 | ||
Debutante 1974 | |||
Vegas Magic(AUS) 鹿毛 1985.11.11 仔受胎時活性値:2.00 |
Voodoo Rhythm(USA) 鹿毛 1977.3.31 種付け時活性値:1.875 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Obeah 1965.4.15 | |||
Vegas Street(NZ) 芦毛 1976 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
Sovereign Edition(IRE) 芦毛 1962 種付け時活性値:1.375 |
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Vegas(NZ) 鹿毛 1969 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:Natalma(♀)5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Street Cry (Mr. Prospector系) |
Al Akbar (Prince John系) |
Voodoo Rhythm (Northern Dancer系) |
Sovereign Edition (Grey Sovereign系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Voodoo Rhythm | 7.50 or 5.50 |
半弟が豪GIII勝ち馬 (No. 5-b) |
2番仔 (2連産目) |
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ウィンクスついに20連勝の大台、驚異の末脚で13度目のG1制覇 | JRA-VAN Ver.World
なんやよう分かりませんけれど、Street Cryの超絶牝駒はめっちゃ連勝するみたいですね^_^;。ギネスビール好きで知られたZenyatta(2004.4.1)はデビューから19連勝、そうしてWinxは11戦目から20連勝。共に素晴らしいスーパーメアです。
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Zenyatta 牝 黒鹿毛 2004.4.1生 米国・Maverick Production, Limited生産 馬主・Moss, Mr. and Mrs. Jerome S. 米国・John A. Shirreffs厩舎
Street Cry(IRE) 黒鹿毛 1998.3.11 種付け時活性値:1.25 |
Machiavellian 黒鹿毛 1987.1.31 |
★Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Coup de Folie 鹿毛 1982.4.2 |
Halo 1969.2.7 | ||
Raise the Standard 1978.3.31 | |||
Helen Street 鹿毛 1982.4.4 |
Troy 鹿毛 1976.3.25 |
Petingo 1965 | |
La Milo 1963 | |||
Waterway 栗毛 1976.4.21 |
Riverman 1969.3.22 | ||
Boulevard 1968.4.2 | |||
Vertigineux(USA) 黒鹿毛 1995.3.8 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
Kris S.(USA) 黒鹿毛 1977.4.25 種付け時活性値:0.25 |
Roberto 鹿毛 1969.3.16 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Bramalea 1959.4.12 | |||
Sharp Queen 鹿毛 1965.4.9 |
★Princequillo 1940 | ||
Bridgework 1955.5.6 | |||
For the Flag(USA) 鹿毛 1978.3.27 仔受胎時活性値:2.00 |
Forli(ARG) 栗毛 1963.8.10 種付け時活性値:1.375 |
Aristophanes 1948 | |
Trevisa 1951 | |||
In the Offing(USA) 鹿毛 1973 仔受胎時活性値:1.00 |
◆Hoist the Flag(USA) 鹿毛 1968.3.31 種付け時活性値:1.00 |
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Mrs. Peterkin(USA) 鹿毛 1965.5.21 仔受胎時活性値:1.75 |
<5代血統表内のクロス:Hail to Reason5×4、Hoist the Flag5×4、Nashua5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Street Cry (Mr. Prospector系) |
Kris S. (Roberto系) |
Forli (Hyperion系) |
◆Hoist the Flag (Ribot系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Street Cry | 6.75 or 4.75 |
半姉も米GI3勝の名牝 (No. 4-r) |
3番仔 (3連産目) |
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WinxとZenyatta。2頭並べて紹介してみますと、0の理論的には「ボトムラインの料的遺伝値の受け渡しに2.00(0.00)が2回以上現れる」という共通点が見られます。連戦に耐えうるタフさの源泉を垣間見る思いです。
また、両馬ともに4代血統構成のうち、祖母父の活性値が最高値となっています。両馬の血統的特徴にもつながりますが、南北両半球の血がミックスされているため、活性値計算に0.125の加減が見られます。Winxはそのまま祖母父Voodoo Rhythmを最優性先祖と判断しましたけれど、Zenyattaの最優性先祖は父Street Cryと判断しました。
Winxの最優性先祖である祖母父Voodoo Rhythmは、現役時代に4勝を挙げたもののアローワンス競走勝ちに留まり、獲得賞金は64,900ドルというマイナー成績に終わりました。Voodoo Rhythmの母系は優秀で、半妹Go for Wand(1987.4.6)は第6回ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(米GI)、アラバマS(米GI)、アッシュランドS(米GI)、テストS(米GI)、ベルデイムS(米GI)、マザーグースS(当時米GI)、マスケットS(当時米GI)と米GI7勝の超名牝でしたが、満3歳秋の第7回ブリーダーズカップ・ディスタフ(米GI)で惜しくも落命しました。なお、マスケットSはゴーフォーワンドHに改称され現在は米GIIIです。また、全兄Dance Spell(1973.3.29)はジェロームH(当時米GII)、サラナクS(当時米GII)とGレース2勝で日本ではエンドスウィープ(1991.5.31)の母父として知られており、全妹Discorama(1978.4.10)はガゼルH(米GII)の勝ち馬です。なお、Voodoo Rhythmは種牡馬としてヴィクトリアダービー(豪GI)馬Raveneaux(1983.10.23)を輩出しました。ダービー馬の父になったのは、サスガの血筋の良さというところでしょうか。
Zenyattaの最優性先祖にして父であるStreet Cryは、現役時代に5勝を挙げ、その主な勝ち鞍に第7回ドバイワールドカップ(UAE・GI)、スティーブンフォスターH(米GI)、マクトゥームチャレンジラウンド3(当時UAE・GII)とGレース3勝。母に第91回愛オークス(GI)勝ち馬Helen Streetを持つStreet Cryは、種牡馬としても遺憾無く能力を発揮し、
- ストリートセンス(2004.2.23)
→ケンタッキーダービー(米GI)、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)、トラヴァーズS(米GI)ほか - Zenyatta(2004.4.1)
→本稿の紹介馬の1頭。 ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、ブリーダーズカップ・レディーズクラシック(米GI)、アップルブロッサムH(米GI)2回、サンタマルガリータH(米GI)、ヴァニティH(米GI)3回、クレメント・L・ハーシュS(米GI)2回、レディーズシークレットS(米GI)3回ほか - Street Boss(2004.3.31)
→ビングクロスビーH(米GI)、トリプルベンド招待H(米GI)ほか - Majestic Roi(2004.4.13)
→サンチャリオットS(英GI)ほか - Shocking(2005.9.23)
→メルボルンカップ(豪GI)、オーストラリアンカップ(GI)ほか - Whobegotyou(2005.8.19)
→コーフィールドギニー(豪GI)、コーフィールドS(豪GI)ほか。母Temple of Peace(1998.3.8)は浦河産馬 - Seventh Street(2005.3.23)
→アップルブロッサムH、ゴーフォーワンドH(当時米GI)ほか - Cry and Catch Me(2005.2.24)
→オークリーフS(米GI) - Victor’s Cry(2005.3.23)
→シューメーカーマイルS(米GI)ほか - Here Comes Ben(2006.4.18)
→フォアゴーS(米GI) - Street Hero(2006.2.21)
→ノーフォークS(米GI)ほか - Lyric of Light(2009.3.1)
→フィリーズマイル(英GI)ほか - Long John(2010.10.15)
→コーフィールドギニーほか - Winx(2011.9.14)
→本稿の紹介馬の1頭。クイーンエリザベスS(豪GI)、コックスプレート(豪GI)2回、ドンカスターH(豪GI)、エプソムH(豪GI)、コーフィールドS、ジョージメインS(豪GI)2回、チッピングノートンS(豪GI)2回、クイーンズランドオークス(豪GI)、ジョージライダーS(豪GI)2回ほか - New Year’s Day(2011.4.22)
→ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル - Heavens Above(2011.8.12)
→クールモアクラシック(豪GI)ほか - Pride of Dubai(2012.9.7)
→ブルーダイヤモンドS(豪GI)、サイアーズプロデュースS(豪GI)ほか - Stay With Me(2012.9.24)
→コーフィールド1000ギニー(豪GI)ほか
等を始めとして、多数の活躍馬を送り込みました。むぅ、WinxとZenyatta、共にGI13勝の物凄さよ。
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Winxにはさらなる連勝の期待が掛かります。豪州の名牝の未来に幸多からんことを。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。