SS以降のエクリプス賞年度代表馬を辿る(其の拾漆)-Invasor(2002.8.3)-

Pedigree

Invasor(インヴァソール) 牡 鹿毛 2002.8.3生 亜国・Haras Clausan(Haras Santa Ines)生産 馬主・Stud 3 de Enero→Shadwell Stable 宇国・Anibal San Martin厩舎→米国・Kiaran McLaughlin厩舎

Invasor(2002.8.3)の4代血統表
Candy Stripes
栗毛 1982.4.12
種付け時活性値:0.875
Blushing Groom
栗毛 1974.4.8
Red God
栗毛 1954.2.15
Nasrullah 1940.3.2
Spring Run 1948
Runaway Bride
鹿毛 1962
Wild Risk 1940
Aimee 1957
バブルカンパニー
栗毛 1977.4.5
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Prodice
栗毛 1969.2.2
Prominer 1962
Euridice 1962.4.14
Quendom(ARG)
青毛 1997.10.27
仔受胎時活性値:1.00

Interprete(ARG)
黒鹿毛 1988.8.24
種付け時活性値:0.00
Farnesio
鹿毛 1974.10.15
Good Manners 1966.3.29
La Farnesina 1957
Inaccesible
鹿毛 1981
Liloy 1971.4.29
Iliada 1966
Queen of Victory(ARG)
黒鹿毛 1990.8.7
仔受胎時活性値:1.50
Cipayo(ARG)
鹿毛 1974
種付け時活性値:1.75
Lacydon 1955
Tsarina 1961
Twitch Crown(ARG)
鹿毛 1983
仔受胎時活性値:1.50
Crown Thy Good(USA)
黒鹿毛 1976.3.26
種付け時活性値:1.625
Twins(ARG)
鹿毛 1964
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:なし>

Invasor(2002.8.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Candy Stripes
(Blushing Groom系)
★Interprete
(Nasrullah系)
Cipayo
(Alycidon系)
Crown Thy Good
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Cipayo
(Tsarina)
4.50 伯母が亜GI勝ち馬
(No. 14-c)
初仔?

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2006年のピムリコスペシャルH(米GI。ピムリコ・ダート8.5F)の結果


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Invasor 牡4 52.6 R A Dominguez 1:54.40 Kiaran McLaughlin 4
2 3 Wanderin Boy 牡5 53.1 Javier Castellano 1 1/4 Nicholas Zito 1
3 2 West Virginia 牡5 52.2 Norberto Arroyo Jr 3 3/4 Todd Pletcher 3
4 6 Harlington 牡4 52.6 G K Gomez 1 Todd Pletcher 2
5 5 We Can Seek 牡4 50.8 Rafael Bejarano クビ Mark Hennig 5

*

2006年の第120回サバーバンH(米GI。ベルモントパーク・ダート10F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 6 Invasor 牡4 53.5 Fernando Jara 2:01.23 Kiaran McLaughlin 1
2 1 Wild Desert 牡4 52.6 Edgar S Prado 4 1/4 Richard Dutrow Jr 2
3 3 Andromeda’s Hero 牡4 52.2 Cornelio H Velasquez 1 Nicholas Zito 7
4 4 Noble Causeway 牡4 51.7 Javier Castellano 4 1/2 Nicholas Zito 6
5 7 Tap Day 牡5 52.6 John R Velazquez 4 1/4 Mark Hennig 5

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2006年の第79回ホイットニーH(米GI。サラトガ・ダート9F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 Invasor 牡4 54.4 Fernando Jara 1:49.06 Kiaran McLaughlin 2
2 9 Sun King 牡4 53.1 Rafael Bejarano ハナ Nicholas Zito 3
3 6 West Virginia 牡5 51.7 G K Gomez 5 3/4 Todd Pletcher 5
4 1 We Can Seek 牡5 50.8 Julien R Leparoux 3/4 Mark Hennig 9
5 4 Premium Tap 牡4 51.7 Kent J Desormeaux 1 John C Kimmel 8

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2006年の第23回ブリーダーズカップ・クラシック(米GI。チャーチルダウンズ・ダート10F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 11 Invasor 牡4 57.2 Fernando Jara 2:02.18 Kiaran McLaughlin 3
2 3 Bernardini 牡3 55.3 Javier Castellano 1 Thomas Albertrani 1
3 2 Premium Tap 牡4 57.2 Edgar S Prado 2 1/2 John C Kimmel 9
4 9 Giacomo 牡4 57.2 Mike E Smith 1 John Shirreffs 11
5 1 Brother Derek 牡3 55.3 Alex O Solis 1/2 Dan L Hendricks 6

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2006年のエクリプス賞年度代表馬、Invasor。スペイン語で「侵略者」を意味するというInvasor、亜国生まれの宇国三冠馬は、南米を飛び越えて北半球のダート競馬を侵略するかのように、勝利を重ねました。

宇国三冠は、ポージャ・デ・ポトリージョス大賞(マローニャス・ダート1600m)、ジョッキークラブ大賞(マローニャス・ダート2000m)、ナシオナル大賞(マローニャス・ダート2500m)。

Invasorの強さは↑に示したレース群で垣間見られますが、私が印象に残っているのは、彼が生涯12戦のうち、唯一4着に敗れたUAEダービー(GII)だったりします。南半球産馬故に59kgを背負っての出走でしたので、斤量による不利はありましたが、彼に先着した3頭のうちの1頭に本邦のフラムドパシオン(2003.5.6)がいました。クロフネ(1998.3.31)の初年度産駒にして、ダイナカール(1980.5.10)の孫。屈腱炎さえなければ、クロフネの代表産駒筆頭はフラムドパシオンだったのではないかと、今でも思います。

閑話休題。Invasorは亜国産馬ということで、その4代血統構成を見れば「Candy Stripes×★Interprete×Cipayo×Crown Thy Good」であり、特に0の理論的には最優性先祖である祖母父CipayoがAlycidon(1945.3.15)系と、北米の競馬では、ほぼ見られない系統。他のエクリプス賞年度代表馬と比べれば、その異質さを思わされます。そんなCipayoは亜国で4勝を挙げ、その主な勝ち鞍にポージャ・デ・ポトリージョス大賞(亜GI)、モンテビデオ大賞(亜GII)、ラウルイラウルE.チェヴァリエル賞(亜GII)があります。ポージャ・デ・ポトリージョス大賞は、亜国三冠の第1戦目であり、いわゆる亜2000ギニーですね。Cipayoは種牡馬としても1980年代に亜国で3回首位種牡馬に輝くなど大活躍しました。

亜国三冠は、ポージャ・デ・ポトリージョス大賞(パレルモ・ダート1600m)、ジョッキークラブ大賞(サンイシドロ芝2000m)、ナシオナル大賞(パレルモ・ダート2500m)。スペイン語圏のレース名が似かよるケースは良くありますが、宇国三冠と亜国三冠はレース名を日本語にすると差異がありません^^;

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[Invasor(2002.8.3)の主な競走成績]

  1. ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、ドバイワールドC(UAE・GI)、ドンH(米GI)、ホイットニーH(米GI)、サバーバンH(米GI)、ピムリコスペシャルH(米GI)、ナシオナル大賞(宇国内GI)、ジョッキークラブ大賞(宇国内GI)、ポージャ・デ・ポトリージョス(宇国内GI)、エンサヨ賞(宇国内GIII)

通算12戦11勝。