ジャンタルマンタル 牡 黒鹿毛 2021.3.21生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・高野 友和厩舎
パレスマリス 鹿毛 2010.5.2 種付け時活性値:0.50【10】 |
Curlin 栗毛 2004.3.25 |
Smart Strike 鹿毛 1992.5.21 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
Classy’n Smart 1981.5.20 | |||
Sherriff’s Deputy 鹿毛 1994.3.6 |
Deputy Minister 1979.5.17 | ||
Barbarika 1985.3.9 | |||
パレスルーマー 鹿毛 2003.3.25 |
Royal Anthem 鹿毛 1995.4.2 |
Theatrical 1982.3.13 | |
In Neon 1982.3.1 | |||
Whisperifyoudare 鹿毛 1997.2.9 |
▲Red Ransom 1987.3.31 | ||
Stellar Affair 1990.5.4 | |||
インディアマントゥアナ 黒鹿毛 2014.4.12 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
Wilburn 鹿毛 2008.3.22 種付け時活性値:1.25【5】 |
Bernardini 鹿毛 2003.3.23 |
A.P. Indy 1989.3.31 |
Cara Rafaela 1993.3.30 | |||
Moonlight Sonata 鹿毛 2000.5.2 |
Carson City 1987.4.4 | ||
Wheatly Way 1989.3.26 | |||
Speed Wagon 青毛 2003.3.19 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
Tomorrows Cat 黒鹿毛 1995.5.11 種付け時活性値:1.75【7】 |
Storm Cat 1983.2.27 | |
Tomorrow’s Child 1985.5.7 | |||
Rajica 芦毛 1986.5.16 仔受胎時活性値:2.00【16】 |
El Baba 鹿毛 1979.3.23 種付け時活性値:1.50【6】 |
||
Brassica 芦毛 1972.6.8 仔受胎時活性値:1.25【13】 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
パレスマリス (Mr. Prospector系) |
Wilburn (A.P. Indy系) |
Tomorrows Cat (Storm Cat系) |
El Baba (Bold Ruler系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Tomorrows Cat (Al Nasr) |
5.25 (【6】+【10】+【16】+【13】) |
母が米GIII勝ち馬 (No. 9-e) |
初仔 |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | ジャンタルマンタル | 牡2 | 56 | 川田 将雅 | 1:33.8 | 7-4 | 34.8 | 490 [0] |
高野 友和 | 1 | |
2 | 1 | エコロヴァルツ | 牡2 | 56 | 武 豊 | 1:33.9 | 1 1/4 | 15-17 | 34.1 | 492 [+14] |
牧浦 充徳 | 4 |
3 | 5 | タガノエルピーダ | 牝2 | 55 | 団野 大成 | 1:34.0 | クビ | 3-3 | 35.2 | 438 [-2] |
斉藤 崇史 | 5 |
4 | 14 | ジューンテイク | 牡2 | 56 | M.デムーロ | 1:34.0 | アタマ | 15-8 | 34.9 | 482 [-2] |
武 英智 | 11 |
5 | 12 | タガノデュード | 牡2 | 56 | 古川 吉洋 | 1:34.1 | 1/2 | 13-10 | 34.9 | 480 [-6] |
宮 徹 | 15 |
1F毎の ラップ |
12.5 – 10.9 – 10.7 – 12.0 – 12.3 – 11.9 – 11.2 – 12.3 |
---|---|
ラップの 累計タイム |
12.5 – 23.4 – 34.1 – 46.1 – 58.4 – 1:10.3 – 1:21.5 – 1:33.8 |
上り | 4F 47.7 – 3F 35.4 |
阪神芝1600m、晴の良馬場、17頭立て。
暮れの2歳マイル王者決定戦が阪神に移動してから10回目。あぁ、ダノンプラチナ(2012.3.23)が朝日杯を制したのも9年前ですか。それは時が流れました。という訳で2021年生まれ世代最初の牡馬JRA・GI勝ち馬の栄冠を勝ち得たのはジャンタルマンタル。出遅れたシュトラウス(2021.1.24)が入りの2ハロン目で一気に先頭に立つという出入りの激しいレース、ジャンタルマンタル自身もやや行きたがる感がありましたが、そこはサスガに川田将雅騎手、内ラチ沿いを上手くなだめて折り合いました。そうして阪神芝Aコース外回りの直線473.6mに向いたところでは馬群内側の最短距離をキレイに抜け出し。川田騎手の鼓舞に応えたジャンダルマンタルでしたが、馬場中央に切れ込み加減になったのは若駒故のご愛嬌でしょうか。最後の最後まで踏ん張り通したジャンダルマンタル、決勝点では大外からメンバー中最速の上がりで強襲したエコロヴァルツ(2021.2.14)が詰め寄りましたけれど、1と4分の1馬身差まで。ジャンダルマンタル、10月の京都芝1800mの新馬戦、11月の京都芝1600mのデイリー杯2歳S(GII)、そして12月の阪神芝1600mの朝日杯フューチュリティSと3戦3勝、無敗で2歳マイル王に登り詰めました。
ジャンタルマンタルの生産である社台ファームは1994年のフジキセキ(1992.4.15)、1995年のバブルガムフェロー(1993.4.11)、2012年のロゴタイプ(2010.3.10)、2016年のサトノアレス(2014.2.25)に続いて朝日杯フューチュリティS5勝目。馬主である(有)社台レースホースは、1984年のスクラムダイナ(1982.3.21)、上述のバブルガムフェローに続いて朝日杯フューチュリティS3勝目。バブルガムフェローが走っていた当時は「黄、黒縦縞、袖青一本輪」の勝負服がゴリゴリにGI勝ちを収めていましたので、近年の捲土重来は嬉しく思います。
また管理される高野友和調教師は、ショウナンパンドラ(2011.3.10)、レイパパレ(2017.1.28)、スタニングローズ(2019.1.18)、ナミュール(2019.3.2)と牝馬によりGI制覇を挙げられて来ましたが、牡馬によるGIは初勝利となりました。近年は牝馬づくりの巧みさで功成り名遂げる若手調教師が多い感もありますけれど、高野師、牡馬でGIを制してさらなる高みにというところでしょうか。そしてまたテン乗りでジャンタルマンタルを導いた川田騎手は2017年のダノンプレミアム(2015.4.3)、2020年のグレナディアガーズ(2018.2.4)に続いて朝日杯フューチュリティS3勝目となりました。むぅ、川田騎手、3年おきに朝日杯を勝つという周期でしょうか^^;
今回の朝日杯フューチュリティSは1着ジャンタルマンタルが母の初仔、2着エコロヴァルツが母が不受胎後の仔。「空胎後に名馬あり」はどんな時代でも馬産真理のひとつと思います。某所のペーパーオーナーゲームで「2021年生まれ世代は母が前年産駒なし後の仔しか選ばない」という独自規定を持って参加した私は、2頭共にスルーしている訳ですが^^;。まま、シュトラウスは指名しているんですよ。ブルーメンブラット(2003.2.20)の仔の巻き返しも期待しています。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。