Junko(2019.4.29)-第30回香港ヴァーズ(GI)の勝ち馬-

Result

Junko(ジュンコ/真強) せん 鹿毛 2019.4.29生 英国・Wertheimer & Frere生産 馬主・Wertheimer & Frere 仏国・A.Fabre厩舎

Junko(2019.4.29)の4代血統表

Intello
鹿毛 2010.4.14
種付け時活性値:0.00【8】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
アンプレシオナント
鹿毛 2003.2.28
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Occupandiste
鹿毛 1993.1.30
Kaldoun 1975.3.7
Only Seule 1988.3.28
Lady Zuzu
黒鹿毛 2012.3.10
仔受胎時活性値:1.50【6】
Dynaformer
黒鹿毛 1985.4.1
種付け時活性値:0.50【26】
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Andover Way
黒鹿毛 1978.4.11
His Majesty 1968.4.15
On the Trail 1964
Indy Pick
黒鹿毛 1998.5.24
仔受胎時活性値:1.25【13】
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
種付け時活性値:0.00【8】
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Fantastic Find
黒鹿毛 1986.5.22
仔受胎時活性値:0.75【11】
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:1.75【15】
Blitey
鹿毛 1976.5.8
仔受胎時活性値:0.25【9】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Mr. Prospector5×4、His Majesty5×4>

Junko(2019.4.29)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Intello
(Galileo系)
Dynaformer
(Roberto系)
A.P. Indy
(Seattle Slew系)
◆Mr. Prospector
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Mr. Prospector
(Count Fleet)
3.75
(【6】+【13】+【11】+【9】)
Flightlineと同牝系
(No. 20-b)
3番仔?
(3連産目?)

*

2023年の第30回香港ヴァーズ(GI。シャティン芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Junko せん4 57.2 Maxime Guyon 2:30.12 A Fabre 3
2 3 ゼッフィーロ 牡4 57.2 Damian Lane 1 池江 泰寿 4
3 9 Warm Heart 牝3 53.1 Ryan Moore 2 1/4 A P O’Brien 2
4 7 ジェラルディーナ 牝5 55.3 William Buick ハナ 斉藤 崇史 5
5 2 Senor Toba せん6 57.2 C Y Ho 1 1/2 C Fownes 7
【香港ヴァーズ】ジュンコが突き抜けG1連勝、日本勢はゼッフィーロの2着が最高 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地10日にシャティン競馬場で行われたG1香港ヴァーズ(3歳以上、芝2400m)は、フランスから参戦したジュンコ(5番人気)が後方から大外に持ち出されて末脚を炸裂させ、馬群をこじ開けるように追撃する

シャティン芝2400m、晴の良馬場、8頭立て。香港国際競走デーのGI4レースのスタートはクラシックディスタンスで競う香港ヴァーズ。本邦期待の3歳牡馬レーベンスティール(2020.3.8)香港ジョッキークラブでもJRAでも1番人気に推されましたが、まさかのシンガリ負け。それでは勝ち馬は、と見れば馬名に和風味を感じる、その名もJunko。前走バイエルン大賞(独GI)でGI初勝利を遂げた際「日本の女性名から名付けられたのかな……、いや違う、せん馬や」と思ったJunko、

​独G1バイエルン大賞、ジュンコが逃げ切り勝ち | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地5日、独ミュンヘン競馬場でG1バイエルン大賞(芝2400m)が行われ、B.ムルザバエフ騎乗のジュンコが快勝した。 昨年の米G1ブリーダーズカップターフ勝ち馬のレベルスロマンスが直前で回避して

逃げたバイエルン大賞とは一転、香港ヴァーズでは発馬で行き脚がつかず最後方となり道中も外目の後方3番手をキープ。シャティン芝の直線430mを向くと大外からエンジン全開。白の帽子に青地に白いステッチ、白袖というおなじみヴェルテメール兄弟の勝負服をまとったマキシム・ギュイヨン騎手が追うと、差し迫ったゼッフィーロ(2019.2.5)に「1馬身」、逃げ粘ったWarm Heart(2020.2.24)に「3と4分の1馬身」と差を着けたところがゴールポスト。Junko、西洋から東洋への芝2400mの転戦で見事にGI2連勝を遂げてみせました。

Junkoの馬名意味。私が調べる限りは答えが見付けられなかったのですが、

馬名の由来は明らかにされていませんが、性別を超えたキャラクターとして海外アニメに登場する超人的な力を持つ「やさしい巨人」というイメージが最も近いようです。

【コラム】馬名由来は日本人?ジュンコ新「去勢馬の星」へ|極ウマ・プレミアム

香港では「真強」の表記も充てられたJunko、香港ヴァーズの走りは正に「真強」でした。

*

ゼッフィーロ(Zeffiro/輕風飛) 牡 鹿毛 2019.2.5生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・池江 泰寿厩舎

ゼッフィーロ(2019.2.5)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00【16】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
ワイルドウインド
鹿毛 2008.2.17
仔受胎時活性値:0.50【10】
Danehill Dancer
鹿毛 1993.1.30
種付け時活性値:1.50【14】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Mira Adonde
黒鹿毛 1986.4.19
★Sharpen Up 1969.3.17
Lettre d’Amour 1979.4.23
ウーマンシークレット
鹿毛 2002.2.6
仔受胎時活性値:1.25【5】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.00【20】
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Monevassia
鹿毛 1994.5.24
仔受胎時活性値:1.75【7】
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:1.75【23】
Miesque
鹿毛 1984.3.14
仔受胎時活性値:0.25【9】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5>

ゼッフィーロ(2019.2.5)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
Danehill Dancer
(デインヒル系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
Mr. Prospector
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Mr. Prospector
(Count Fleet)
3.75
(【10】+【5】+【7】+【9】)
世界的名牝系
(No. 20)
5番仔?
(不受胎後)

「西風、春のそよ風(伊)」という馬名意味のゼッフィーロ(Zeffiro)。なるほど、英語で言うところのゼファー(Zephyr)ですね。ゼッフィーロ、前走アルゼンチン共和国杯(GII)勝ちから挑んだGI初挑戦が香港ヴァーズでしたが、国内外の強豪を相手に良く頑張りました。

不思議な血統のつながりを思うところですが、Junkoとは0の理論的には父からミニモの遺伝を受けた馬どうし、併せて最優勢先祖が曾祖母父Mr. Prospector、料的遺伝値「3.75」ということも共通しています。またボトムラインが20号族どうしでもあり、JunkoはFlightline(2018.3.14)と同牝系、ゼッフィーロはMiesqueの玄孫です。

そしてまたゼッフィーロの4代血統表を眺めて既視感を覚えたのは、母父Danehill Dancer、祖母父Sadler’s Wellsの組み合わせ。「つい最近見たぞ」と思えば、なんのことはない、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を制したアスコリピチェーノ(2021.2.24)も母父Danehill Dancer、祖母父Sadler’s Wells。ゼッフィーロは上述の通り「西風、春のそよ風(伊)」という伊語由来の馬名ですが、アスコリピチェーノも「イタリアの都市名」と伊語由来の馬名ですね。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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