Too Darn Hot(トゥーダーンホット) 牡 鹿毛 2016.3.27生 英国・Watership Down Stud生産 馬主・Lord Lloyd-Webber 英国・John Gosden厩舎
Dubawi 鹿毛 2002.2.7 種付け時活性値:1.25 |
Dubai Millennium 鹿毛 1996.3.20 |
Seeking the Gold 鹿毛 1985.4.7 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
Con Game 1974.3.20 | |||
Colorado Dancer 黒鹿毛 1986.2.13 |
Shareef Dancer 1980.3.3 | ||
Fall Aspen 1976.3.9 | |||
Zomaradah 鹿毛 1995.2.21 |
Deploy 鹿毛 1987.5.15 |
Shirley Heights 1975.3.1 | |
Slightly Dangerous 1979.4.8 | |||
Jawaher 鹿毛 1998.5.13 |
ダンシングブレーヴ 1983.5.11 | ||
High Tern 1982.5.1 | |||
Dar Re Mi 鹿毛 2005.5.15 仔受胎時活性値:0.50 |
Singspiel 鹿毛 1992.2.25 種付け時活性値:1.00 |
In the Wings 鹿毛 1986.1.17 |
Sadler’s Wells 1981.4.11 |
High Hawk 1980.3.17 | |||
Glorious Song 鹿毛 1976.4.22 |
Halo 1969.2.7 | ||
Ballade 1972.3.10 | |||
Darara 黒鹿毛 1983.5.11 仔受胎時活性値:1.25 |
Top Ville 鹿毛 1976.4.5 種付け時活性値:1.50 |
High Top 1969 | |
Sega Ville 1968.5.1 | |||
Delsy 黒鹿毛 1972.3.20 仔受胎時活性値:0.50 |
Abdos 黒鹿毛 1959.5.18 種付け時活性値:1.00 |
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Kelty 鹿毛 1965.2.28 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:Shirley Heights4×5、Northern Dancer5×5、Sunbittern(♀)5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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Dubawi (Mr. Prospector系) |
Singspiel (Sadler’s Wells系) |
Top Ville (Dante系) |
Abdos (Djebel系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Top Ville (Dar Re Mi) |
3.75 | 母がGI3勝馬 (No. 13-c) |
5番仔 (5連産目) |
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着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破時計 ・着差 |
調教師 | 人 気 |
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1 | 5 | Too Darn Hot | 牡2 | 57.6 | Frankie Dettori | 1:24.35 | John Gosden | 1 |
2 | 1 | Advertise | 牡2 | 57.6 | Oisin Murphy | 2 3/4 | Martyn Meade | 3 |
3 | 2 | Anthony Van Dyck | 牡2 | 57.6 | Donnacha O’Brien | 1 1/4 | A P O’Brien | 2 |
4 | 7 | Sangarius | 牡2 | 57.6 | William Buick | 4 1/2 | Sir Michael Stoute | 4 |
5 | 6 | Kuwait Currency | 牡2 | 57.6 | Tom Marquand | 短アタマ | Richard Hannon | 7 |
2018年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出されたのはToo Darn Hot。8月のメイドン、9月のソラリオS(英GIII)、シャンペンS(英GII)、そして10月のデューハーストSと4戦4勝。負け無しで2歳戦を終え、2019年の英国クラシック路線に不動の本命として挑みます。
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では、以下にToo Darn Hotのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Dar Re Mi 2005.5.15 6勝 ドバイシーマクラシック(UAE・GI) ヨークシャーオークス(英GI) プリティーポリーS(愛GI) ミネルヴ賞(仏GIII)ほか
|De Treville 2012.3.8 2勝 ギシュ賞(仏GIII)2着 シェーヌ賞(仏GIII)2着ほか
|So Mi Dar 2013.3.14 4勝 ムシドラS(英GIII) オペラ賞(仏GI)3着
|Lah Ti Dar 2015.3.22 英セントレジャーS(GI)2着 ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズS(GI)3着
|Too Darn Hot 2016.3.27 (本馬) デューハーストS(英GI) シャンペンS(英GII) ソラリオS(愛GIII)
Too Darn Hotの牝系は、欧州で継承されている13号族c分枝系。母Dar Re Miが↑の通りGI3勝。Dar Re Miが制した2010年の第13回ドバイシーマクラシックは本邦期待のブエナビスタ(2006.3.14)を2着に抑えての勝利でした。上図に現れる5頭はいずれもジョン・ゴスデン調教師の管理馬です。そしてToo Darn Hotの祖母Dararaが第84回ヴェルメイユ賞(仏GI)の勝ち馬、大伯父Darshaan(1981.4.18)が第144回ジョッケクルブ賞(仏GI)の勝ち馬と来れば、これはピッカピカの名血。
第144回ジョッケクルブ賞は1着Darshaan、2着Sadler’s Wells(1981.4.11)、3着Rainbow Quest(1981.5.15)。後に振り返れば、20世紀末の名種牡馬3頭がしのぎを削った一戦でした。レース後の流しで、3頭がくつわを並べて歩を進めていますが「むぅ、豪華メンバー」と唸ってしまいました^^;
また、Too Darn Hotの叔父Rewilding(2007.2.23)。2011年の第14回ドバイシーマクラシックでDar Re Miとの姉弟制覇を果たし、更には第118回プリンスオブウェールズS(英GI)を制した活躍馬でしたが、同年の第61回”キング・ジョージ”(英GI)で予後不良……。Rewildingはゴドルフィンの持ち馬でしたが、その最期は半姉Dar Re Miの調教師でもあったゴスデン師が看取られたそうな。そしてまたRewildingの主戦は、Too Darn Hot同様ランフランコ・デットーリ騎手でした。
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Too Darn Hot。直訳すると「あまりにもクソ暑い」という意味。Too Darn Hot、その熱い走りで、2019年の英国クラシック戦線において、競馬ファンを魅了し続けて欲しいものです。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
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このサイトの管理人、第242回英セントレジャーSの予定稿でLah Ti Darの4代血統表を作成していたそうです。
Lah Ti Darは英セントレジャーSで惜しくも2着やったけれど、全弟の活躍により活かされることになったな。