アンライバルド(2006.4.13)

Obituary

アンライバルド 牡 鹿毛 2006.4.13生~2025.5.9没 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・友道 康夫厩舎

アンライバルド(2006.4.13)の4代血統表
ネオユニヴァース
鹿毛 2000.5.21
種付け時活性値:1.25【5】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ポインテッドパス
栗毛 1984.4.27
Kris
栗毛 1976.3.23
Sharpen Up 1969.3.17
Doubly Sure 1971.5.3
Silken Way
栗毛 1973
★Shantung 1956.1.25
Boulevard 1968.4.2
バレークイーン
鹿毛 1988.4.16
仔受胎時活性値:0.25【17】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.50【6】
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Sun Princess
鹿毛 1980.5.18
仔受胎時活性値:1.75【7】
★イングリツシユプリンス
鹿毛 1971.5.8
種付け時活性値:0.00【8】
Petingo 1965
English Miss 1955
Sunny Valley
鹿毛 1972.3.16
仔受胎時活性値:1.75【7】
Val de Loir
鹿毛 1959.5.7
種付け時活性値:1.00【12】
Sunland
栗毛 1965
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5、Almahmoud(♀)5×5>

アンライバルド(2006.4.13)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ネオユニヴァース
(サンデーサイレンス系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
★イングリツシユプリンス
(Fairway系)
Val de Loir
(Blandford系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Sadler’s Wells
(バレークイーン)
5.25
(【17】+【7】+【7】+【6】)
半兄フサイチコンコルド
(No. 1-l)
13番仔
(5連産目)

*

2008年のメイクデビュー京都(京都芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 11 アンライバルド 牡2 55 岩田 康誠 1:51.7 3-3 33.8 478
[初出走]
友道 康夫 3
2 2 リーチザクラウン 牡2 55 小牧 太 1:51.9 1 1/4 7-7 33.6 520
[初出走]
橋口 弘次郎 2
3 4 ブエナビスタ 牝2 54 安藤 勝己 1:52.0 3/4 9-9 33.5 452
[初出走]
松田 博資 1
4 8 スリーロールス 牡2 55 横山 典弘 1:52.2 1 1/2 5-5 34.3 504
[初出走]
武 宏平 8
5 5 エーシンビートロン 牡2 55 内田 博幸 1:52.5 1 3/4 1-1 35.0 472
[初出走]
西園 正都 4
2008年のメイクデビュー京都(京都芝1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.0 – 12.5 – 12.6 – 12.8 – 13.6 – 13.0 – 11.3 – 11.9 – 11.0
ラップの
累計タイム
13.0 – 25.5 – 38.1 – 50.9 – 1:04.5 – 1:17.5 – 1:28.8 – 1:40.7 – 1:51.7
上り 4F 47.2 – 3F 34.2

2008年10月26日、第69回菊花賞(JpnI)当日の京都芝1800mの新馬戦。アンライバルド、リーチザクラウン(2006.2.5)ブエナビスタ(2006.3.14)スリーロールス(2006.4.26)、エーシンビートロン(2006.3.25)と玉石混交となることも多い新馬戦において、掲示板に載った1着から5着までがいずれも重賞勝ち馬となり、うち4頭で5大クラシック全連対という恐ろしさ。空前にして絶後の新馬戦でした。

*

レース結果 JRA
2009年の若駒S(OP。京都芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2 アンライバルド 牡3 56 岩田 康誠 2:02.2 8-8-6-5 34.9 476
[-2]
友道 康夫 1
2 1 メイショウドンタク 牡3 57 小牧 太 2:02.8 3 1/2 3-3-3-2 35.9 500
[+6]
安田 伊佐夫 2
3 4 ガウディ 牡3 56 福永 祐一 2:02.9 3/4 10-10-10-10 35.2 450
[-2]
音無 秀孝 3
4 7 トップクリフォード 牡3 56 川田 将雅 2:03.4 3 5-5-6-7 36.0 492
[0]
山内 研二 7
5 10 マイベストソング 牡3 56 C.ルメール 2:03.5 1/2 3-3-5-5 36.3 438
[-2]
荒川 義之 5
2009年の若駒S(OP。京都芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.7 – 11.4 – 12.1 – 12.2 – 12.7 – 12.9 – 12.6 – 12.4 – 11.5 – 11.7
ラップの
累計タイム
12.7 – 24.1 – 36.2 – 48.4 – 1:01.1 – 1:14.0 – 1:26.6 – 1:39.0 – 1:50.5 – 2:02.2
上り 4F 48.2 – 3F 35.6

*

レース結果 JRA
2009年の第58回フジテレビ賞スプリングS(JpnII。中山芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 12 アンライバルド 牡3 56 岩田 康誠 1:50.8 7-8-8-7 34.5 478
[+2]
友道 康夫 1
2 7 レッドスパーダ 牡3 56 北村 宏司 1:50.9 1/2 2-2-2-2 35.1 508
[-14]
藤沢 和雄 8
3 2 フィフスペトル 牡3 56 武 豊 1:51.0 3/4 12-12-11-10 34.5 456
[+6]
加藤 征弘 2
4 14 サンカルロ 牡3 56 吉田 豊 1:51.0 アタマ 10-10-8-10 34.7 492
[+6]
大久保 洋吉 4
5 16 セイクリッドバレー 牡3 56 勝浦 正樹 1:51.1 クビ 12-12-14-10 34.4 488
[+2]
高橋 裕 11
2009年の第58回フジテレビ賞スプリングS(JpnII。中山芝1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3 – 11.5 – 12.8 – 13.0 – 13.0 – 13.0 – 12.3 – 11.4 – 11.5
ラップの
累計タイム
12.3 – 23.8 – 36.6 – 49.6 – 1:02.6 – 1:15.6 – 1:27.9 – 1:39.3 – 1:50.8
上り 4F 48.2 – 3F 35.2

*

2009年の第69回皐月賞(JpnI。中山芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 16 アンライバルド 牡3 57 岩田 康誠 1:58.7 11-11-12-9 34.6 478
[0]
友道 康夫 3
2 4 トライアンフマーチ 牡3 57 武 幸四郎 1:58.9 1 1/2 18-18-16-16 34.4 474
[-4]
角居 勝彦 8
3 15 セイウンワンダー 牡3 57 内田 博幸 1:59.0 1/2 12-12-14-15 34.7 516
[-10]
領家 政蔵 4
4 17 シェーンヴァルト 牡3 57 北村 友一 1:59.4 2 1/2 16-16-16-9 34.9 470
[+6]
岡田 稲男 15
5 6 ベストメンバー 牡3 57 四位 洋文 1:59.6 1 1/2 10-10-8-12 35.8 496
[+2]
宮本 博 5
2009年の第69回皐月賞(JpnI。中山芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.1 – 10.8 – 11.9 – 12.1 – 12.2 – 12.1 – 11.9 – 11.8 – 11.7 – 12.1
ラップの
累計タイム
12.1 – 22.9 – 34.8 – 46.9 – 59.1 – 1:11.2 – 1:23.1 – 1:34.9 – 1:46.6 – 1:58.7
上り 4F 47.5 – 3F 35.6

抜群の瞬発力で半兄フサイチコンコルド(1993.2.11)に続いて「兄弟クラシック制覇」を果たしたアンライバルド。兄との年齢差は13歳差ということで、これは両馬の母堂であるバレークイーンを尊ぶべきですね。そしてまた種牡馬ネオユニヴァースの初年度産駒でもあったアンライバルド、皐月賞父仔制覇は史上6例目のことでした。

*

友道調教師がアンライバルドの死を悼む「この馬の経験で、その後にダービーを3勝できたと思っています」
JRAは5月10日、09年に皐月賞を制したアンライバルドが9日に死んだと発表した。19歳だった。現役引退後は、北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションにで種牡馬として供用されていた。サラブレッド・ブリーダーズ・クラブによると、9...

アンライバルド。そのデビューは正に「匹敵するもののない、無比の」という彼の馬名意味に相応しい一戦となりました。私はアンライバルドのメイクデビューこそ、紛うことなき「伝説の新馬戦」と思っています。3歳となって皐月賞を制してクラシックホースとなった後、東京優駿(JpnI)では別の父仔制覇が待っていたのですが、それもまた競馬。アンライバルド、19年の馬生、本当にお疲れ様でした。合掌。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

[アンライバルド(2006.4.13)の主な競走成績]

  1. 皐月賞(JpnI)、スプリングS(JpnII)

通算10戦4勝、3着1回。

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