オペックホース(1977.3.5)-自分と同じ年に生まれた馬を辿る(No.6)-

オペックホース (OPEC Horse) | 競走馬データ - netkeiba https://db.netkeiba.com/horse/1977103379/ Series
オペックホース (OPEC Horse) | 競走馬データ - netkeiba https://db.netkeiba.com/horse/1977103379/

オペックホース 牡 栗毛 1977.3.5生~2005.10.31没 鵡川町・鵡川牧場生産 馬主・ホース産業(株) 栗東・佐藤 勇厩舎

オペツクホース(1977.3.5)の4代血統表
リマンド
栗毛 1965.2.16
種付け時活性値:0.75【11】
Alcide
鹿毛 1955.6.6
▲Alycidon
栗毛 1945.3.15
Donatello 1934
Aurora 1936
Chenille
黒鹿毛 1940
▲King Salmon 1930
Sweet Aloe 1935
Admonish
芦毛 1958
Palestine
芦毛 1947
Fair Trial 1932
Una 1930
Warning
栗毛 1950
Chanteur 1942
Vertencia 1945
ホースジヨー
黒鹿毛 1965.6.7
仔受胎時活性値:0.75【11】
テユーダーペリオツド
栃栗毛 1957
種付け時活性値:1.75【7】
Owen Tudor
黒鹿毛 1938
Hyperion 1930.4.18
Mary Tudor 1930
Cornice
鹿毛 1944
Epigram 1933
Cordon 1935
ステツプホース
黒鹿毛 1957.4.27
仔受胎時活性値:1.75【7】
クモノハナ
鹿毛 1947.3.15
種付け時活性値:0.25【9】
プリメロ 1931
第参マンナ 1937.3.11
ステツプライト
鹿毛 1944.5.20
仔受胎時活性値:1.00【12】
★ダイオライト
黒鹿毛 1927
種付け時活性値:0.00【16】
ステツプシスター
黒鹿毛 1928
仔受胎時活性値:1.75【15】

<5代血統表内のクロス:Hyperion4×5、Son-in-Law5×5(母方)>

オペツクホース(1977.3.5)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
リマンド
(Blandford系)
テユーダーペリオツド
(Owen Tudor系)
クモノハナ
(Blandford系)
★ダイオライト
(Bend Or系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
テユーダーペリオツド(Cordon) 5.25
(【11】+【7】+【12】+【15】)
祖母がキヨフジ記念の勝ち馬
(No. 16-g ステツプシスター系)
5番仔?
(前年産駒なし後?)

*

1979年の3歳新馬(中京芝1200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 斤量 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 14 オペックホース 牡2 52 西橋豊治 1:11.7 佐藤勇 1
2 11 ツキノユーホー 牡2 52 太宰義人 1:11.9 1.1/4 中村好夫 7
3 12 ハミルトンプレス 牡2 52 内田国夫 1:12.1 1 伊藤雄二 2
4 6 ホリタバイオニック 牡2 52 武邦彦 1:12.1 アタマ 工藤嘉見 4
5 7 ヤサカオージ 牡2 52 清水英次 1:12.2 1/2 内田繁三 5

*

1979年の3歳オープン(阪神芝1400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 斤量 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 4 オペックホース 牡2 53 西橋豊治 1:23.2 佐藤勇 4
2 5 ダイリンロック 牡2 53 田島良保 1:23.4 1.1/2 田中耕太郎 2
3 3 マツエイカン 牡2 53 河内洋 1:23.4 アタマ 伊藤修司 1
4 6 ハンテンホーク 牡2 53 松田幸春 1:23.5 アタマ 松田由太郎 8
5 2 シンカズバール 牡2 54 岩元市三 1:24.1 3.1/2 布施正 7

*

1980年の菜の花賞(中山芝1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 斤量 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 8 オペックホース 牡3 54 郷原洋行 1:55.6 佐藤勇 1
2 5 インターギャレット 牡3 54 木藤隆行 1:57.2 10 境勝太郎 3
3 6 マルホミンシオ 牡3 54 森安重勝 1:57.3 1/2 森安弘昭 2
4 9 チャンピオンシップ 牡3 54 西野桂 1:57.5 1.1/2 矢野進 5
5 2 ダイシンロイヤル 牡3 54 大崎昭一 1:57.6 1/2 柴田寛 6

*

1980年の第47回東京優駿(東京芝2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 4 オペックホース 牡3 郷原 洋行 2:27.8 佐藤 勇 2
2 13 モンテプリンス 牡3 吉永 正人 2:27.9 クビ 松山 吉三郎 1
3 10 テイオージャ 牡3 蓑田 早人 2:28.5 3・1/2 森安 弘昭 4
4 6 サクラシンゲキ 牡3 小島 太 2:28.7 1・1/4 境 勝太郎 7
5 27 ハーバーシャレード 牡3 嶋田 功 2:28.9 1・1/2 佐々木 亜良 11

一生に一度の大舞台、東京優駿制覇で燃え尽きてしまったのか、オペックホース。

自身のたてがみに結われたボンボン、手綱、そして鞍上の勝負服。真っ赤で揃えられたその装飾と共に栗毛の駿馬は、現年齢表記3歳の晩春の日曜日、まるで炎のようでした。普通ならばモンテプリンス(1977.4.1)が勝っているレース。ラスト200mを切ってからの猛追。外から懸命に脚を伸ばしたオペックホースに乗り移ったのは、人々の思いだったのかも知れません。

この競走前、馬主の角田が死去していた。郷原はこの出来事に絡め、後年この競走を回顧した際に「それで、みんなの”気”が集まったんですよ。ダービーは社長の弔合戦だ、って関係者全ての”気”が集まった。厩舎のスタッフの仕事ぶりも凄かったし、僕も、そして馬自身も社長の願いを背負って走ったんです。はっきり言って、オペックホースでモンテプリンスを負かせと言ってもできないですよ。何回走ったって勝てない。でも、あのダービーは違った。何かが起きると思っていた。レース前からね、僕にはレースが見えていたんです。スタートを切ったらこうなる、1コーナーを回ったらこうだってね。レース前に、僕は断言してました。このダービーはこうなる。だからこの位置にいて、こう乗れば勝てるってね。」と語っている[7]。

オペックホース – Wikipedia

果たせるかなオペックホース、最後の最後「クビ」だけ差し切って、第47代の東京優駿勝ち馬の栄誉を蹄中に収めました。その勝ち時計2分27秒8は当時史上3位の好タイムでした。

*

燦めいたのがたとえ一瞬でも、それがまばゆいものであれば、人の心に残るものはあるはずです。

1980年5月25日の日曜日、東京芝2400mでいちばんに輝いたオペックホース。

その豪脚一閃、忘れずに、心に留めおきたいと思います。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

[オペツクホース(1977.3.5)の主な競走成績]

  1. 東京優駿
  2. 皐月賞、朝日チャレンジC
  3. マイラーズC2回

通算41戦4勝、2着4回、3着3回。

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