Pretty Gorgeous(プリティゴージャス) 牝 鹿毛 2018.2.24生 仏国・E.A.R.L. Ecurie Haras du Cadran et al生産 馬主・John C Oxley 愛国・Joseph Patrick O’Brien厩舎
Lawman 鹿毛 2004.5.9 種付け時活性値:1.25【13】 |
Invincible Spirit 鹿毛 1997.2.17 |
Green Desert 鹿毛 1983.4.16 |
Danzig 1977.2.12 |
Foreign Courier 1979.4.11 | |||
Rafha 鹿毛 1987.2.19 |
Kris 1976.3.23 | ||
Eljazzi 1981.4.12 | |||
Laramie 鹿毛 1994.5.10 |
Gulch 鹿毛 1984.4.16 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Jameela 1976.3.15 | |||
Light the Lights 鹿毛 1985.4.1 |
Shirley Heights 1975.3.1 | ||
Lighted Glory 1972.5.8 | |||
Lady Gorgeous 栗毛 2009.4.1 仔受胎時活性値:2.00【8】 |
Compton Place 栗毛 1994.4.20 種付け時活性値:1.50【14】 |
★Indian Ridge 栗毛 1985.3.22 |
Ahonoora 1975.4.12 |
Hillbrow 1975 | |||
Nosey 鹿毛 1981.3.11 |
Nebbiolo 1974 | ||
Little Cynthia 1974 | |||
Cayman Sunset 栗毛 1997.4.19 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
★Night Shift 鹿毛 1980.4.4 種付け時活性値:0.00【16】 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Ciboulette 1961.5.19 | |||
Robinia 栗毛 1986.3.30 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
★Roberto 鹿毛 1969.3.16 種付け時活性値:0.00【16】 |
||
Royal Graustark 栗毛 1974.4.16 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Lawman (Danzig系) |
Compton Place (Ahonoora系) |
★Night Shift (Northern Dancer系) |
★Roberto (Hail to Reason系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Compton Place (Lady Gorgeous) |
4.00 |
祖母が加GII3着馬 (No. 1-l) |
4番仔? (前年産駒なし後?) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 6 | Pretty Gorgeous | 牝2 | 57.2 | Shane Crosse | 1:39.10 | Joseph Patrick O’Brien | 1 |
2 | 2 | Indigo Girl | 牝2 | 57.2 | Robert Havlin | 1/2 | John Gosden | 4 |
3 | 9 | Mother Earth | 牝2 | 57.2 | James Doyle | 1 1/2 | A P O’Brien | 7 |
4 | 1 | Dubai Fountain | 牝2 | 57.2 | P J McDonald | クビ | Mark Johnston | 6 |
5 | 11 | Zabeel Queen | 牝2 | 57.2 | Andrea Atzeni | 4 1/4 | Roger Varian | 5 |
2020年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬に選出されたPretty Gorgeous。凱旋門賞(仏GI)ウィークのマルセルブーサック賞(仏GI)を薬物問題で出走取消となった5日後のフィリーズマイル。単勝1番人気に応えたPretty Gorgeous、黄色と薄い水色と白の染め分けの勝負服を乗せた鹿毛が、ニューマーケット芝8ハロンの直線を駆け抜けました。そうしてPretty Gorgeous自身のGI初勝利と共に、鞍上を務めた19歳のシェーン・クロース騎手も嬉しいGI初制覇となりました。
また、既に多くの媒体で伝えられている通り、2020年のフィリーズマイルは
珍事が発生したレースでもありました。
フィリーズマイルは元々重要な2歳牝馬のGIレースでしたけれど、英1000ギニー(GI)と同じ舞台であるニューマーケット芝8ハロンの開催に移行した2011年以降、より一層重要度を高めている感もあります。2011年以降の勝ち馬ではCertify(2010.3.12)、Chriselliam(2011.2.2)、マインディング(2013.2.10)、Quadrilateral(2017.4.11)、そしてPretty Gorgeousと5頭がカルティエ賞最優秀2歳牝馬に選出されています。またマインディング、ロードデンドロン(2014.2.11)、Laurens(2015.4.12)、Iridessa(2016.1.14)と3歳以降もGI勝ちを重ねた勝ち馬も多く見えます。併せて、勝ち馬でありませんが昨年2019年3着だったLove(2017.4.13)は2020年に出走した3レース、英1000ギニー、英オークス(GI)、ヨークシャーオークス(英GI)をすべて制してカルティエ賞最優秀3歳牝馬に選出されました。
出世する牝馬の登竜門的なフィリーズマイルを制してカルティエ賞最優秀2歳牝馬となったPretty Gorgeous。0の理論的にも母方が仕掛けられており見所がある配合馬です。Pretty Gorgeous、2021年以降のさらなる活躍を極東の空の下から祈っておきます。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
余談。マインディングとロードデンドロンの2頭がカタカナ表記ですが、2頭共にディープインパクト(2002.3.25)への種付け目的でノーザンファームに預託された結果ですね。マインディングはGI7勝で2016年のカルティエ賞年度代表馬、ロードデンドロンはGI3勝で2歳から4歳まで3年連続GI勝ち。ついで述べればロードデンドロンは中距離の女王Magical(2015.5.18)の全姉であり、母Halfway to Heaven(2005.4.25)も愛1000ギニー(GI)、ナッソーS(英GI)、サンチャリオットS(英GI)とGI3勝馬。めっちゃ良血です^^;