Vow And Declare(ヴァウアンドディクレア) せん 栗毛 2015.10.17生 豪州・Mr. P Lanskey生産 馬主・G & Mrs S M Corrigan, P J Lanskey Et Al 豪州・Danny O’Brien厩舎
デクラレーションオブウォー(USA) 鹿毛 2009.4.29 種付け時活性値:1.375 |
War Front 鹿毛 2002.2.11 |
★Danzig 鹿毛 1977.2.12 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Pas de Nom 1968.1.27 | |||
Starry Dreamer 芦毛 1994.2.26 |
Rubiano 1987.3.26 | ||
Lara’s Star 1981.5.10 | |||
Tempo West 栗毛 1999.1.21 |
Rahy 栗毛 1985.2.18 |
Blushing Groom 1974.4.8 | |
Glorious Song 1976.4.22 | |||
Tempo 栗毛 1992.2.23 |
Gone West 1984.3.10 | ||
Terpsichorist 1975.3.10 | |||
Geblitzt(AUS) 栗毛 2006.9.22 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
Testa Rossa(AUS) 鹿毛 1996.9.29 種付け時活性値:0.25 |
ペルジノ 鹿毛 1991.2.6 |
Danzig 1977.2.12 |
Fairy Bridge 1975.5.4 ♀ | |||
Bo Dapper 鹿毛 1985.11.21 |
Sir Dapper 1980.10.23 | ||
Bodega 1973 | |||
Aim For Gold(AUS) 鹿毛 2000.10.11 仔受胎時活性値:1.25 |
▲エンドスウィープ(USA) 鹿毛 1991.5.31 種付け時活性値:0.125 |
フォーティナイナー 1985.5.11 | |
Broom Dance 1979.4.10 | |||
Young Vic(GB) 鹿毛 1992.5.3 仔受胎時活性値:1.875 |
オールドヴィック(GB) 鹿毛 1986.4.27 種付け時活性値:1.25 |
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Loralane(GB) 鹿毛 1977.5.7 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:Danzig3×4、Mr. Prospector5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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デクラレーションオブウォー (Danzig系) |
Testa Rossa (Danzig系) |
▲エンドスウィープ (Mr. Prospector系) |
オールドヴィック (Sadler’s Wells系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
デクラレーションオブウォー | 6.625 or 4.625 |
4代母からの別分枝にGolden Horn (No. 9-c) |
3番仔? (3連産目?) |
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着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 23 | Vow And Declare | せん4 | 52 | Craig A Williams | 3:24.76 | Danny O’Brien | 4 |
2 | 12 | Prince of Arran | せん6 | 54 | Michael Walker | 0.2 | Charlie Fellowes | 8 |
3 | 20 | Il Paradiso | 牡3 | 52.5 | Wayne Lordan | 0.3 | A P O’Brien | 7 |
4 | 3 | Master of Reality | せん4 | 55 | Frankie Dettori | 2位降着 | Joseph Patrick O’Brien | 13 |
5 | 18 | Surprise Baby | せん5 | 53.5 | Jordan Childs | 0.9 | Paul Preusker | 5 |
2019年の第159回メルボルンカップ。ゴール前大混戦となった今年2019年の”The race that stops a nation”を制したのは、前走コーフィールドC(豪GI)でメールドグラース(2015.5.26)の2着だった戦前4番人気のVow And Declare。戦前の人気は北半球からの刺客に譲りましたが、1着は譲らず。地元勢の意地を見せた結果となりました。そんな今年のメルボルンカップは、ファーストネームが異なるオブライエン姓の調教師が掲示板を賑わせました。勝利を収めたダニー・オブライエン調教師は地元豪州で活躍。3着のエイダン・パトリック・オブライエン調教師は「言わずもがな」。そして、2位入線4着降着のジョセフ・パトリック・オブライエン調教師は一昨年の第157回のRekindling(2014.3.23)以来の2勝目を狙いましたが、ほろ苦い結果となりました。
さて、Vow And Declareの4代血統表を開くと、↑のとおり、4代に配された父のうち3頭がカタカナ表記。日本にも縁のある血が多いVow And Declare、最優性先祖と判断した父のデクラレーションオブウォーは現役時代に7勝を挙げ、その主な競走成績には
- 英インターナショナルS(GI)、クイーンアンS(英GI)、ダイヤモンドS(愛GIII)
- エクリプスS(英GI)
- ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、サセックスS(英GI)
と、英GI2勝に加え、ブリーダーズカップ・クラシック3着も光ります。デクラレーションオブウォーが出走した第30回ブリーダーズカップ・クラシック、初ダートながら勝ち馬のMucho Macho Man(2008.6.15)からハナ、アタマ差の僅差3着。そんなデクラレーションオブウォーの現役時代はエイダン・パトリック・オブライエン厩舎の所属で、主戦騎手はジョセフ・パトリック・オブライエン騎手でした。「宣戦布告」という意味のデクラレーションオブウォー、自身は8ハロンから10ハロンの距離での活躍馬でしたが、主な代表産駒を確認してみますと、、、
- Vow And Declare(2015.10.17)
→メルボルンカップ(豪GI)、タタソールズC(豪GIII)ほか。本稿の主役 - Olmedo(2015.4.11)
→仏2000ギニー(GI)、ゴントービロン賞(仏GIII)ほか - Winning Ways(2015.8.19)
→クイーンズランドオークス(豪GI) - Warning(2016.9.30)
→ヴィクトリアダービー(豪GI)ほか - Decorated Invader(2017.3.16)
→サマーS(加GI)
既に5頭のGI勝ち馬を送り込んでいる俊英の若手種牡馬、産駒の適正は多彩ですね。これは日本軽種馬協会の慧眼を思うところ。日本でもどんな産駒を輩出してくれるか楽しみにしたいものです。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
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