Mo Donegal(モードニゴール) 牡 鹿毛 2019.4.19生 米国・Ashview Farm & Colts Neck Stables生産 馬主・Donegal Racing and Repole Stable 米国・Todd A. Pletcher厩舎
Uncle Mo 鹿毛 2008.3.10 種付け時活性値:0.50【10】 |
Indian Charlie 鹿毛 1995.3.27 |
In Excess 黒鹿毛 1987.4.8 |
Siberian Express 1981.1.25 |
Kantado 1976.3.23 | |||
Soviet Sojourn 鹿毛 1989.4.4 |
Leo Castelli 1984.3.13 | ||
Political Parfait 1984.2.19 | |||
Playa Maya 黒鹿毛 2000.4.16 |
Arch 黒鹿毛 1995.1.31 |
▲Kris S. 1977.4.25 | |
Aurora 1988.5.15 | |||
Dixie Slippers 黒鹿毛 1995.2.5 |
Dixieland Band 1980.3.20 | ||
Cyane’s Slippers 1983.4.6 | |||
Callingmissbrown 黒鹿毛 2012.2.3 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
Pulpit 鹿毛 1994.2.15 種付け時活性値:0.25【17】 |
A.P. Indy 黒鹿毛 1989.3.31 |
Seattle Slew 1974.2.15 |
Weekend Surprise 1980.4.8 | |||
Preach 鹿毛 1989.3.26 |
▲Mr. Prospector 1970.1.28 | ||
Narrate 1980.4.6 | |||
Island Sand 黒鹿毛 2001.2.2 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
タバスコキャット 栗毛 1991.4.15 種付け時活性値:0.25【9】 |
Storm Cat 1983.2.27 | |
Barbicue Sauce 1983.2.26 | |||
Sue’s Last Dance 黒鹿毛 1995.3.22 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
フォーティナイナー 栗毛 1985.5.11 種付け時活性値:0.25【9】 |
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Savethelastdance 黒鹿毛 1988.3.8 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Uncle Mo (フオルテイノ系) |
Pulpit (A.P. Indy系) |
タバスコキャット (Storm Cat系) |
フォーティナイナー (Mr. Prospector系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Uncle Mo | 4.75 |
祖母が米GI馬 (No. 3-g) |
2番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 6 | Mo Donegal | 牡3 | 57.2 | Irad Ortiz Jr | 2:28.28 | Todd Pletcher | 1 |
2 | 3 | Nest | 牝3 | 54.9 | Jose L Ortiz | 3 | Todd Pletcher | 4 |
3 | 2 | Skippylongstocking | 牡3 | 57.2 | Manuel Franco | 3 1/4 | Saffie A Joseph Jr | 7 |
4 | 1 | We The People | 牡3 | 57.2 | Flavien Prat | 3/4 | Rodolphe Brisset | 2 |
5 | 5 | Creative Minister | 牡3 | 57.2 | Brian Joseph Hernandez Jr | 5 | Kenneth McPeek | 5 |
2022年の第154回ベルモントS。”The Test of Champions and The Run for the Carnations”の異名でも知られる米国三冠最終戦。8頭立てのベルモントパーク・ダート12ハロン、終わってみればアッシュビューファーム&コルツネックステーブルの生産名義、リポールステーブルの勝負服、トッド・プレッチャー厩舎、そしてイラッドとホセの兄弟騎手によるワンツー・フィニッシュ。勝ち馬Mo Donegal、ケンタッキーダービー(米GI)5着からの巻き返し。
戦前1番人気に推されていたMo Donegal、米国現地のファンの見る目の確かさに応えて、紅一点だったNest(2019.4.8)に3馬身差を着けての快勝でした。
Mo Donegalの鞍上イラッド・オルティス・ジュニア騎手は2016年の第148回のクリエイターII(2013.3.30)に続くベルモントS2勝目。2022年のオルティスブラザーズは、弟ホセ騎手がEarly Voting(2019.3.7)でプリークネスS(GI)勝ちを収めて、兄イラッド騎手がMo DonegalでベルモントS勝ちを収めた上に兄弟でワンツーと相成りました。
Mo Donegalを管理されるプレッチャー調教師は2007年の第139回のRags to Riches(2004.2.27)、2013年の第145回のパレスマリス(2010.5.2)、2017年の第149回のTapwrit(2014.3.28)に続くベルモントS4勝目。プレッチャー師が最初にベルモントSを勝利された際のRags to Richesはカジノドライヴ(2005.3.7)の半姉であり、102年ぶりの牝馬によるベルモントS制覇と共に2006年の第138回のJazil(2003.2.11)に続いての兄妹制覇でもありました。
*
Mo Donegalの父Uncle Moは米国でしぶとく世代交代を果たしているフオルテイノ(1959.4.19)系。仕上がり早が好まれる現代血統、Uncle Mo自身がブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)とシャンペンS(米GI)という2歳GI2勝馬で、ケンタッキーダービーとブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを制したNyquist(2013.3.10)の父でもあります。なお、Uncle MoはMo Donegalと同じくリポールステーブルの所有馬でした。米国の大富豪として知られるマイク・リポール氏、父仔2代のGI勝ちを収められたと共に、自身の勝負服でワンツーフィニッシュとなった今回のベルモントS、喜びも一入だったのではないでしょうか。
Mo Donegalの母方の血統構成を見れば「ベルモントSに関わる血を持っているなぁ」と思わされます。母父Pulpitは「ベルモントS御用達」とも言うべき血であり、今年も含めた近10年のうち7年でPulpitの血を持つ馬がベルモントSを制しています。また祖母父タバスコキャットは1994年のプリークネスSと第126回ベルモントSを制した米二冠馬。そしてまた曾祖母父フォーティナイナーは直仔Editor’s Note(1993.4.26)が1996年の第128回ベルモントSを制しています。
併せてMo Donegalのボトムラインを確認してみれば、祖母Island Sandは現役時代に5勝を挙げ、その主な勝ち鞍にエイコーンS(米GI)、デラウェアH(米GII)があります。エイコーンSは米国伝統の3歳牝馬限定レースであり、ベルモントSと同時期にベルモントパーク競馬場で行われるダート8ハロンの競走。ベルモントパーク競馬場の3歳GIレースを制した牝馬の血、孫の代でもベルモントパーク競馬場の3歳GIレースを制しました。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。