Anmaat(アンマート。2018.2.19)-第147回英チャンピオンS(GI)の勝ち馬+α-

Result

Anmaat(アンマート) せん 鹿毛 2018.2.19生 愛国・Ringfort Stud生産 馬主・Shadwell Estate Company Ltd 英国・Owen Burrows厩舎

Anmaat(2018.2.19)の4代血統表
Awtaad
黒鹿毛 2013.2.1
種付け時活性値:1.00【4】
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
Asheerah
鹿毛 2008.4.27
Shamardal
鹿毛 2002.3.27
Giant’s Causeway 1997.2.14
Helsinki 1993.5.25
Adaala
鹿毛 2002.3.15
Sahm 1994.2.16
Alshoowg 1995.1.31
African Moonlight
栗毛 2006.4.27
仔受胎時活性値:0.75【11】
Halling
栗毛 1991.3.14
種付け時活性値:1.50【14】
Diesis
栗毛 1980.4.23
Sharpen Up 1969.3.17
Doubly Sure 1971.5.3
Dance Machine
鹿毛 1982.1.27
Green Dancer 1972.4.14
Never a Lady 1974.4.19
African Peace
栗毛 1989.1.18
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【16】
Roberto
鹿毛 1969.3.16
種付け時活性値:0.75【19】
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Galla Placidia
鹿毛 1982.5.13
仔受胎時活性値:1.50【6】
クリスタルパレス
芦毛 1974.3.25
種付け時活性値:1.75【7】
Golden Gleam
黒鹿毛 1976.3.20
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:なし>

Anmaat(2018.2.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Awtaad
(Danzig系)
Halling
(エタン系)
Roberto
(Hail to Reason系)
クリスタルパレス
(フオルテイノ系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
クリスタルパレス
(Galla Placidia)
5.50 or 3.50
(【11】+【16】+【6】+【5】)
曾祖母が仏Gレース4勝馬
(No. 1-b)
6番仔?

*

2024年の第147回英チャンピオンS(GI。アスコット9F212y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Anmaat せん6 60.3 Jim Crowley 2:08.96 Owen Burrows 8
2 7 Calandagan せん3 58.5 Stephane Pasquier 1/2 F-H Graffard 1
3 4 Royal Rhyme 牡4 60.3 Clifford Lee 1 3/4 K R Burke 6
4 3 Iresine せん7 60.3 Mme Marie Velon クビ J-P Gauvin 5
5 12 See The Fire 牝3 57.2 Daniel Tudhope 1/2 Andrew Balding 11
英チャンピオンSは波乱の決着、伏兵アンマートがカランダガンを差し切り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
G1英チャンピオンステークス(3歳以上、芝10ハロン)が現地19日にアスコット競馬場で行われ、中団馬群の中で脚を溜めたアンマート(8番人気タイ)が内から先に抜け出した1番人気カランダガンをゴール前で

思わず「シャドウェルの勝負服!!」と叫んだゴール前。改めてアスコット芝の直線の様子を確認すれば、先行していた愛ダービー(GI)馬Los Angeles(2021.2.22)がヨレながらの後退のアオリを受けてしまった1頭だったAnmaat。強敵ぞろいの英チャンピオンSで不利を被ればそれだけで万事休すのはず。ただ、諦めなければ道は開けるもの。ラスト1.5ハロンくらいでようやく追い出すことが叶ったAnmaat、ジム・クローリー騎手と共に馬場の内側から縫うようにして伸びると、先に抜け出していたRoyal Rhyme(2020.3.8)、Calandagan(2021.1.27)らをパスした時には脚色が違いました。出走11頭中8番人気タイ、日本風に言えば単勝40倍の人気薄馬によるアップセットでしたが、2023年のイスパーン賞(仏GI)勝ち馬であったAnmaat、その地力の確かさをまざまざと見せ付けた2024年のブリティッシュ・チャンピオンズデーのメインレース勝ちでした。

では、以下にAnmaatの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。また主にGレース勝ち馬をピックアップしての図となっております。

Galla Placidia 1982.5.13 7勝 エヴリ大賞(仏GII) ポモーヌ賞(仏GII) コリーダ賞(仏GIII) ロワイヨモン賞(仏GIII)ほか
|African Peace 1989.1.18 1勝
||Mkuzi 1999.5.21 8勝 カラC(愛GIII)2回ほか
||African Moonlight 2006.4.27 2勝
|||Syntax 2012.2.7 3勝 ケントS(米GIII)ほか
|||Anmaat 2018.2.19 (本馬) 英チャンピオンS(GI) イスパーン賞(仏GI) ドラール賞(仏GII) ローズオブランカスターS(英GIII)2回ほか
|Gueridia 1995.3.31 0勝
||Garnica 2003.5.15 8勝 パレロワイヤル賞(仏GIII)2勝 モートリー賞(仏GIII) バーデンスプリントC(独GIII)

Anmaatの牝系は1号族b分枝系。近親に欧州のグループレース勝ち馬が見え、中でも曾祖母Galla Placidiaは仏国のグループレース4勝の活躍馬であり、輸入種牡馬クリスタルパレスが欧州供用時に残したGレース勝ち馬6頭の内の1頭です。

*

Kalpana(カルパナ) 牝 鹿毛 2021.4.29生 英国・Juddmonte Farms Ltd生産 馬主・Juddmonte 英国・Andrew Balding厩舎

Kalpana(2021.4.29)の4代血統表
Study of Man
鹿毛 2015.4.9
種付け時活性値:1.25【5】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
セカンドハピネス
鹿毛 2002.5.7
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
Zero Gravity
鹿毛 2009.4.14
仔受胎時活性値:0.75【11】
Dansili
黒鹿毛 1996.1.27
種付け時活性値:1.00【12】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Hasili
鹿毛 1991.3.12
Kahyasi 1985.4.2
Kerali 1984.3.4
Imbabala
栗毛 1995.2.7
仔受胎時活性値:1.25【13】
Zafonic
鹿毛 1990.4.1
種付け時活性値:1.00【4】
Gone West 1984.3.10
Zaizafon 1982.1.18
Interval
栗毛 1984.4.27
仔受胎時活性値:0.50【10】
Habitat
鹿毛 1966.5.4
種付け時活性値:0.25【17】
Intermission
栗毛 1973
仔受胎時活性値:0.50【10】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×5>

Kalpana(2021.4.29)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Study of Man
(サンデーサイレンス系)
Dansili
(デインヒル系)
Zafonic
(Mr. Prospector系)
Habitat
(Turn-to系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Study of Man 3.00
(【11】+【13】+【10】+【10】)
伯父が仏GI馬
(No. 1-p)
7番仔?
(5連産目?)

*

2024年の第75回ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズS(英GI。アスコット芝11F133y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 12 Kalpana 牝3 57.6 William Buick 2:29.57 Andrew Balding 1
2 14 Wingspan 牝3 57.6 Sean Levey 2 A P O’Brien 6
3 7 Tiffany 牝4 60.3 Luke Morris 3 Sir Mark Prescott Bt 3
4 9 Village Voice 牝4 60.3 Cristian Demuro 4 Mrs John Harrington 10
5 6 Thunder Roll 牝4 60.3 James Doyle 1 1/2 Joseph Patrick O’Brien 12
【英チャンピオンズF&MS】ディープインパクトの孫カルパナG1初制覇!来年の凱旋門賞候補? | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
<英チャンピオンズ・フィリーズ&メアズS>◇19日=アスコット(英国)◇G1◇芝2320メートル◇3歳上牝◇出走14頭 英チャンピオンズデーに新たな“衝撃”だ-。強豪牝馬がそろった英チャンピオンズ

ディープインパクト産駒のジョッケクルブ賞(仏GI)勝ち馬Study of Man、その産駒として初めてのGI勝ち馬となったのはジャドモントの勝負服をまとったウィリアム・ビュイック騎手にエスコートされた3歳牝馬Kalpana。自身初めてのGI挑戦となったブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズS、年長馬を交えてのレースでしたが1番人気に推されたKalpana、道中馬群外側の先行4、5番手から綺麗に抜け出して文句なしの完勝。ジャドモントの持ち馬で牝馬と言えば、先日の凱旋門賞(仏GI)を制したBluestocking(2020.2.11)もいますが、楽しみな若年馬が現れました。

第178回ジョッケクルブ賞(仏GI)の勝ち馬-Study of Man(2015.4.9)-
Study of Man 牡 鹿毛 2015.4.9生 愛国・Flaxman Stables Ireland Ltd生産 馬主・Flaxman Stables Ireland Ltd 仏国・P Bary厩舎Study of Man(2015...
Bluestocking(ブルーストッキング。2020.2.11)-第103回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬-
Bluestocking(ブルーストッキング。2020.2.11)-第103回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬-

では、以下にKalpanaのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。また主にGレース勝ち馬をピックアップしての図となっております。

Imbabala 1995.2.7 1勝
|Kalabar 2000.2.26 3勝 ギヨームドルナーノ賞(仏GII)ほか
|Zambezi Sun 2004.3.2 4勝 パリ大賞(仏GI) フォワ賞(仏GII)ほか
|Zero Gravity 2009.4.14 3勝
||Kalpana 2021.4.29 (本馬) ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズS(英GI) セプテンバーS(英GIII)ほか
|Shared Account 2010.5.8 1勝
||Pocket Square 2017.2.14 5勝 アシーニアS(米GIII) レゼルヴォワール賞(仏GIII)

Kalpanaの牝系は1号族p分枝系。伯父Zambezi Sun、伯父Kalabar、従姉Pocket Squareと近いところにGレース勝ち馬が見えますが、いずれも仏国のグループレースを制していますね。牝系が得意とする国というのはあるように感じていますので、Kalpanaの仏国での走りも見てみたいものです。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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