カルストンライトオ 牡 黒鹿毛 1998.5.3生~2024.2.7没 浦河・大島牧場生産 馬主・清水貞光氏 栗東・大根田裕之厩舎
ウォーニング 青鹿毛 1985.4.13 種付け時活性値:1.00【12】 |
Known Fact 黒鹿毛 1977.3.15 |
In Reality 鹿毛 1964.3.1 |
Intentionally 1956.4.2 |
My Dear Girl 1957.2.17 | |||
Tamerett 黒鹿毛 1962.2.17 |
Tim Tam 1955.4.19 | ||
Mixed Marriage 1952 | |||
Slightly Dangerous 鹿毛 1979.4.8 |
Roberto 鹿毛 1969.3.16 |
▲Hail to Reason 1958.4.18 | |
Bramalea 1959.4.12 | |||
Where You Lead 栗毛 1970.4.23 |
★Raise a Native 1961.4.18 | ||
Noblesse 1960 | |||
オオシマルチア 黒鹿毛 1990.5.2 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
クリスタルグリツターズ 鹿毛 1980.5.30 種付け時活性値:0.25【9】 |
Blushing Groom 栗毛 1974.4.8 |
Red God 1954.2.15 |
Runaway Bride 1962 | |||
Tales to Tell 鹿毛 1967.3.18 |
Donut King 1959.2.8 | ||
Fleeting Doll 1961.3.15 | |||
オオシマスズラン 鹿毛 1978.5.5 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
カウアイキング 黒鹿毛 1963.4.3 種付け時活性値:1.50【14】 |
Native Dancer 1950.3.27 | |
Sweep In 1942 | |||
ネバージヨオー 栗毛 1969.6.2 仔受胎時活性値:2.00【8】 |
★ネヴアービート 栃栗毛 1960 種付け時活性値:0.00【8】 |
||
グンシン 栗毛 1959.6.21 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
<5代血統表内のクロス:Native Dancer4×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ウォーニング (Intent系) |
クリスタルグリツターズ (Blushing Groom系) |
カウアイキング (Native Dancer系) |
★ネヴアービート (Never Say Die系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
カウアイキング (オオシマスズラン) |
4.75 (【7】+【11】+【8】+【9】) |
祖母が重賞勝ち馬 (No. 10-b ボニーナンシー系) |
2番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | カルストンライトオ | 牡4 | 56 | 大西 直宏 | 0:53.7 | レコード | 31.9 | 496 [0] |
大根田 裕之 | 2 | |
2 | 5 | ブレイクタイム | 牡5 | 56 | 松永 幹夫 | 0:54.0 | 2 | 31.8 | 570 [+12] |
山本 正司 | 1 | |
3 | 4 | タイキメビウス | 牝5 | 54 | 小林 久晃 | 0:54.5 | 3 | 31.7 | 474 [+8] |
高橋 祥泰 | 5 | |
4 | 3 | インターサクセス | 牡6 | 56 | 池田 鉄平 | 0:54.6 | 3/4 | 32.2 | 504 [+2] |
浅野 洋一郎 | 4 | |
5 | 13 | サザンクロスビコー | 牝4 | 54 | 天間 昭一 | 0:55.1 | 3 | 32.6 | 432 [-6] |
堀井 雅広 | 13 |
1F毎の ラップ |
12.0 – 9.8 – 10.2 – 9.6 – 12.1 |
---|---|
ラップの 累計タイム |
12.0 – 21.8 – 32.0 – 41.6 – 53.7 |
上り | 4F 41.7 – 3F 31.9 |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | カルストンライトオ | 牡6 | 56 | 大西 直宏 | 0:53.9 | 31.9 | 500 [0] |
大根田 裕之 | 1 | ||
2 | 12 | タカオルビー | 牝4 | 54 | 吉田 豊 | 0:54.4 | 3 | 32.2 | 470 [+2] |
柴崎 勇 | 3 | |
3 | 9 | ネイティヴハート | 牡6 | 56 | 石崎 隆之 | 0:54.4 | クビ | 31.9 | 500 [+6] |
大山 一男 | 4 | |
4 | 1 | ホワットアリーズン | せん7 | 56 | 中舘 英二 | 0:54.6 | 1 1/2 | 32.3 | 518 [+4] |
加藤 征弘 | 6 | |
5 | 2 | ドローアウター | 牡4 | 56 | 後藤 浩輝 | 0:54.7 | クビ | 32.6 | 546 [+8] |
山本 正司 | 7 |
1F毎の ラップ |
11.9 – 10.1 – 10.2 – 10.5 – 11.2 |
---|---|
ラップの 累計タイム |
11.9 – 22.0 – 32.2 – 42.7 – 53.9 |
上り | 4F 42.0 – 3F 31.9 |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | カルストンライトオ | 牡6 | 57 | 大西 直宏 | 1:09.9 | 1-1 | 36.3 | 498 [-2] |
大根田 裕之 | 5 | |
2 | 1 | デュランダル | 牡5 | 57 | 池添 謙一 | 1:10.6 | 4 | 16-14 | 35.8 | 452 [-6] |
坂口 正大 | 2 |
3 | 12 | ケープオブグッドホープ | せん6 | 57 | B.プレブル | 1:10.6 | クビ | 9-9 | 36.4 | 540 [前計不] |
D.オートン | 8 |
4 | 16 | ウインラディウス | 牡6 | 57 | 田中 勝春 | 1:10.8 | 1 1/4 | 12-12 | 36.4 | 512 [-2] |
藤沢 和雄 | 7 |
5 | 15 | シルキーラグーン | 牝4 | 55 | 柴田 善臣 | 1:10.8 | ハナ | 6-6 | 36.8 | 456 [0] |
池上 昌弘 | 12 |
1F毎の ラップ |
12.0 – 10.6 – 11.0 – 11.5 – 11.8 – 13.0 |
---|---|
ラップの 累計タイム |
12.0 – 22.6 – 33.6 – 45.1 – 56.9 – 1:09.9 |
上り | 4F 47.3 – 3F 36.3 |
2004年の第38回スプリンターズS。1番人気に推されたのはウォーニング産駒のサニングデール(1999.4.1)でしたが、雨と不良馬場に祟られたのか後方のまま。けれど、ウォーニング産駒が沈んでも、勝ったのもウォーニング産駒のカルストンライトオでした。現在も残る芝1000mの日本レコード53秒7を誇った稀代の快速、雨中でもスイスイと飛ばすと、あれよあれよの逃走劇で、中山の直線310mを向いたところでは完全にセーフティリード。黄色のメンコを着けた黒鹿毛の大作、実は清水久詞調教師のお父様である清水貞光氏の勝負服「白、青袖赤二本輪、赤鋸歯形」をまとった大西直宏騎手を乗せて、傘が揺れた中山競馬場のスタンドの前で鮮やかな4馬身差勝ちを魅せてくれました。
中山競馬場の不良馬場でのGI(級)レースの勝利と言えば、本WEBサイトで紹介している馬ではハワイアンイメージ(1977.5.22)がいます。カルストンライトオとハワイアンイメージの共通点は、母方にカウアイキングの血を持っていることですね。米国血脈のカウアイキングが小回りの不良馬場で活きたというところでしょうか。
それにしても、21世紀に入ってからの日本のGIレースにおいて、直父系Matchem(1748)系の馬が1番人気に推されて敗れたものの、それでも同父のMatchem系の馬が勝利を収めるとは……。2004年は春の第34回高松宮記念(GI)をサニングデールが制しており、春秋のスプリントGIをウォーニング産駒が制するという稀有な年でした。
という訳で「思い出のGI1勝馬を辿る」シリーズの次回である「思い出のGI1勝馬を辿る(其の拾壱)」ではサニングデールの記事をお届けしたのでした^^;
*
本日2月7日早朝カルストンライトオ号は、老衰のため静かに息を引き取りました。26歳でした。お疲れさまでした。
ここまでしっかり面倒をみて頂いた清水オーナーには感謝しかありません。また報告が遅れましたが、昨年の8月27日にチャクラ号は老衰のためこの世を去っております。23歳でした。
— (有)日西牧場 高山直樹 (@3iZczUtbYRZlVS8)February 7, 2024
縁の方々のコメントを引いてみればおとなしくて、かわいかった
短距離馬は普通返し馬でもぐいぐいと引っ張っていく馬が多いですが、カルストンライトオはものすごくおとなしかったんです
と、本当におとなしい馬だったのでしょう。それでも駆けてみれば、20年経った今でも残る芝1000mの日本レコード53秒7の超快速を見せた本物の韋駄天馬でした。
カルストンライトオ、26歳の馬生、本当にお疲れ様でした。合掌。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
[カルストンライトオ(1998.5.3)の主な競走成績]
- スプリンターズS(GI)、アイビスサマーダッシュ(GIII)2回
- 阪急杯(GIII)
- セントウルS(GIII)2回、函館スプリントS(GIII)、アイビスサマーダッシュ(GIII)、ファルコンS(GIII)
通算36戦9勝、2着4回、3着7回。
#2023年07月28日(金)記事改め。2024年02月07日(水)記事再改め。
*
改めてカルストンライトオの「速さ」がよく分かるアイビスサマーダッシュ2勝やね。
ええ。最初に制した2002年、4ハロン目の9秒6は時速にすると75キロという超速です。
その2002年に計時した芝1000m53秒7は2024年の現在も日本レコード。
そしてまたアイビスサマーダッシュを2勝した馬は他にカノヤザクラ(2004.3.31)、ベルカント(2011.3.2)がいますが、2勝共に53秒台を計時したのはカルストンライトオ唯1頭だけ。
そうしてスプリンターズSでGI奪取したんやから、ホンマに名短距離馬よな。カルストンライトオ。