タイキフォーチュン(1993.2.9)

Obituary

タイキフォーチュン 牡 鹿毛 1993.2.9生~2025.2.21没 米・Taiki Farm生産 馬主・(有)大樹ファーム 美浦・高橋 祥泰厩舎

タイキフォーチュン(1993.2.9)の4代血統表

シアトルダンサーII
鹿毛 1984.4.22
種付け時活性値:0.00【8】

Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947.3.27
My Charmer
鹿毛 1969.3.25
Poker
鹿毛 1963.3.20
★Round Table 1954.4.6
Glamour 1953.4.2
Fair Charmer
栗毛 1959.2.3
Jet Action 1951
Myrtle Charm 1946
パテントリークリア
鹿毛 1988.4.19
仔受胎時活性値:1.00【4】
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:0.25【9】
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Hopespringseternal
栗毛 1971.5.27
Buckpasser 1963.4.28
Rose Bower 1958.3.24
Badge of Courage
鹿毛 1983.4.5
仔受胎時活性値:1.00【4】
Well Decorated
黒鹿毛 1978.3.30
種付け時活性値:1.00【4】
Raja Baba 1968.4.5
Paris Breeze 1971.4.15
Tamerett
黒鹿毛 1962.2.17
仔受胎時活性値:1.00【20】
Tim Tam
黒鹿毛 1955.4.19
種付け時活性値:1.50【6】
Mixed Marriage
鹿毛 1952
仔受胎時活性値:0.25【9】

<5代血統表内のクロス:Native Dancer5×5、Princequillo5×5、Tom Fool5×5(母方)>

タイキフォーチュン(1993.2.9)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★シアトルダンサーII
(Nijinsky系)
Miswaki
(Mr. Prospector系)
Well Decorated
(Bold Ruler系)
Tim Tam
(Tom Fool系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Tim Tam
(Gaga)
3.25
(【4】+【4】+【20】+【9】)
大伯父Knonw Fact
(No. 2-f)
初仔

*

レース結果 JRA
1996年の第43回毎日杯(GIII。阪神芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 6 タイキフォーチュン 牡3 55 柴田 善臣 2:01.1 2-4-4-3 35.3 486
[-4]
高橋 祥泰 3
2 3 ナムライナズマ 牡3 55 熊沢 重文 2:01.3 1 1/4 5-4-6-5 35.4 496
[0]
目野 哲也 7
3 9 ドングリ 牡3 55 四位 洋文 2:01.7 2 1/2 1-1-1-1 36.2 498
[0]
田中 章博 4
4 15 セイントリファール 牡3 55 武 豊 2:02.0 2 13-13-9-10 35.6 440
[0]
大久保 正陽 1
5 5 リネンツバサ 牡3 55 小林 徹弥 2:02.2 1 1/4 9-11-12-10 35.7 456
[+2]
松元 茂樹 15
1996年の第43回毎日杯(GIII。阪神芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.6 – 11.3 – 12.9 – 12.4 – 12.5 – 11.9 – 11.9 – 12.2 – 11.7 – 11.7
ラップの
累計タイム
12.6 – 23.9 – 36.8 – 49.2 – 1:01.7 – 1:13.6 – 1:25.5 – 1:37.7 – 1:49.4 – 2:01.1
上り 4F 47.5 – 3F 35.6

*

1996年の第1回NHKマイルカップ(GI。東京芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 タイキフォーチュン 牡3 57 柴田 善臣 1:32.6 8-7 34.8 486
[0]
高橋 祥泰 4
2 3 ツクバシンフォニー 牡3 57 横山 典弘 1:32.7 3/4 10-9 34.7 472
[+8]
伊藤 正徳 2
3 1 ゼネラリスト 牡3 57 M.ロバーツ 1:32.9 1 1/4 5-6 35.3 500
[-2]
山本 正司 7
4 5 ヤシマキャプテン 牡3 57 岡部 幸雄 1:33.1 1 1/2 10-9 35.1 526
[-4]
松山 康久 6
5 6 スギノハヤカゼ 牡3 57 田島 裕和 1:33.3 1 12-11 35.0 464
[0]
鹿戸 幸治 3
1996年の第1回NHKマイルカップ(GI。東京芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3 – 10.5 – 11.1 – 11.2 – 11.6 – 12.1 – 12.0 – 11.8
ラップの
累計タイム
12.3 – 22.8 – 33.9 – 45.1 – 56.7 – 1:08.8 – 1:20.8 – 1:32.6
上り 4F 47.5 – 3F 35.9

*

存命のG1馬最高齢のタイキフォーチュン死す 32歳 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
96年NHKマイルCを制し、初代王者に輝いたタイキフォーチュン(牡32、父シアトルダンサー2)が21日、繋養先の本桐村田牧場で息を引き取った。32歳。22日、引退馬協会が発表した。通算15戦4勝。存命のG1優勝馬では最高齢だった。

タイキフォーチュン。第1回NHKマイルカップの勝ち馬である彼が、東京芝1600mをオグリキャップ(1985.3.27)が持っていた当時のコースレコード1分32秒4にコンマ2秒迫る1分32秒6で駆けたのも29年前となりますと時は流れましたし、私は馬齢を重ねました。ともあれオールドファンに足を突っ込んでしまっている身として、古い記事を引いておきます。

  父のSeattleDancerは名種牡馬シアトルスルーの半弟で、タイキフォーチュンはその父の9歳時種付けによる0の遺伝を受けているバッククロス交配馬である。

  現在、世界の繁殖牝馬の中にはノーザンダンサーの血が無数に散乱している。その中でもとくに多いのがニジンスキー系である。これは、ノーザンダンサー系の種牡馬を交配すると弊害のある馬ばかりが生まれてくることを意味している。つまり、繁殖界が望んでいるのはNijinskyの0の遺伝をもった馬なのである。

  そうした意味で、タイキフォーチュンはいまの競馬世界のニーズにもっとも適合した血をもつ、完全なるボス・タイプといえる。

KKベストセラーズ、「競馬最強の法則」1996年9月号、P72より-

タイキフォーチュン、32歳の大往生。長い長い馬生、本当にお疲れ様でした。合掌。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

[タイキフォーチュン(1993.2.9)の主な競走成績]

  1. NHKマイルカップ(GI)、毎日杯(GIII)

通算15戦4勝。

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