コロニアルアッフェアー(1990.4.19)-初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(海外編・No.6)-

1993 Belmont Stakes - Colonial Affair & Julie Krone Series
1993 Belmont Stakes - Colonial Affair & Julie Krone

コロニアルアッフェアー(Colonial Affair) 牡 鹿毛 1990.4.19生~2003.4.23没 米国・Rutledge Farm生産 馬主・Centennial Farms 米国・Flint S. Schulhofer厩舎

コロニアルアッフェアー(1990.4.19)の4代血統表
Pleasant Colony
黒鹿毛 1978.5.4
種付け時活性値:0.75【11】
His Majesty
鹿毛 1968.4.15
Ribot
鹿毛 1952.2.27
Tenerani 1944
Romanella 1943
Flower Bowl
鹿毛 1952
Alibhai 1938
Flower Bed 1946
Sun Colony
鹿毛 1968.2.25
★Sunrise Flight
黒鹿毛 1959.5.9
Double Jay 1944
Misty Morn 1952
Colonia
鹿毛 1959
Cockrullah 1951
Nalga 1952
Snuggle
栗毛 1985.5.1
仔受胎時活性値:1.00【4】
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
種付け時活性値:0.25【17】
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947
Mirthful Flirt
栗毛 1972.4.18
仔受胎時活性値:1.00【12】
Raise a Native
栗毛 1961.4.18
種付け時活性値:0.50【10】
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Glad Rags
栗毛 1963
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
ハイハツト
栃栗毛 1957
種付け時活性値:1.25【5】
Dryad
栗毛 1950
仔受胎時活性値:1.00【12】

<5代血統表内のクロス:Native Dancer4×5(母方)、Hyperion5×5>

コロニアルアッフェアー(1990.4.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Pleasant Colony
(Ribot系)
Nijinsky
(Northern Dancer系)
Raise a Native
(Native Dancer系)
ハイハツト
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ハイハツト
(Mirthful Flirt)
5.00 or 3.00
(【4】+【12】+【8】+【12】)
プリンスオブバーズと同牝系
(No. 13-b)
2番仔
(2連産目)

*

1993年の第125回ベルモントS(米GI。ベルモントパーク・ダート12F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 コロニアルアッフェアー 牡3 57.2 Julie Krone 2:29.97 F Schulhofer 7
2 3 Kissin Kris 牡3 57.2 J Santos 2 1/4 David R Bell 5
3 14 Wild Gale 牡3 57.2 S Sellers 3/4 M Doyle 10
4 12 Silver of Silver 牡3 57.2 J Vasquez 2 S Shapoff 9
5 2 Virginia Rapids 牡3 57.2 E Maple 1 H Allen Jerkens 4

1993年の第125回ベルモントS。僅か1ヶ月の間で完結する米国三冠の最終戦。戦前1番人気はケンタッキーダービー(米GI)2着、プリークネスS(米GI)1着のPrairie Bayou(1990.3.4)、2番人気はケンタッキーダービー1着、プリークネスS5着のSea Hero(1990.3.4)という、三冠路線を皆勤して来た同じ誕生日で同じLa Troienne(1926)をボトムラインに持つ馬たち。

Prairie Bayou(プレイリーバイユー。1990.3.4)-初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(海外編・No.5)-
Prairie Bayou(プレイリーバイユー。1990.3.4)-初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(海外編・No.5)-
Sea Hero(シーヒーロー。1990.3.4)-初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(海外編・No.4)-
Sea Hero(シーヒーロー。1990.3.4)-初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(海外編・No.4)-

13頭立ての一戦。勝利を収めたのはPrairie Bayouでもなく、Sea Heroでもなく、前走ピーターパンS(米GII)2着からやって来た「別路線からのチャレンジャー」だったコロニアルアッフェアー。あろうことかPrairie Bayouは向こう正面の途中で左前脚に故障を発生し競走を中止。3歳と3ヶ月と1日という短い生涯を終えることになってしまいました。ただ、それそのものが生き物であるレースは留まることなく進められ、道中中団から進んでいたコロニアルアッフェアーは1マイル通過時点で5番手、1と4分の1マイル通過3番手と馬群外側から徐々に進出すると、ベルモントパーク・ダートの直線361ヤードに入った時には既に先頭。泥まみれとなった鹿毛馬が、やはり泥まみれとなったダークレッドとライトフレンチベージュのレーシングシルクをまとったジュリー・クローン騎手に追われると、父Pleasant Colony、母父Nijinskyというステイヤー色を感じさせる血統に違わぬ我慢強さを見せて、ゴールポストでは差し迫ったKissin Kris(1990.2.8)に2と4分の1馬身差を着けての完勝。ケンタッキーダービーとプリークネスSの二冠を制しながらベルモントSで3着に敗れた父の無念を晴らすと共に自身のGI初勝利を遂げたコロニアルアッフェアー、鞍上のクローン騎手には「史上初の女性騎手による米国三冠競走制覇」をプレゼントすることになりました。

通算21412戦3704勝という男女の性差を飛び越えた名手であったクローン騎手。その愛らしい容貌と可愛いアニメ声からは俄に想像しがたいのですが、レースでは激しい騎乗を見せられたのですから、今風の言葉で言えば「ギャップ萌え」となりますでしょうか。私が競馬を見始めた頃の女性騎手と言えば、やはりクローン騎手でした。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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