コロニアルアッフェアー(Colonial Affair) 牡 鹿毛 1990.4.19生~2003.4.23没 米国・Rutledge Farm生産 馬主・Centennial Farms 米国・Flint S. Schulhofer厩舎
Pleasant Colony 黒鹿毛 1978.5.4 種付け時活性値:0.75【11】 |
His Majesty 鹿毛 1968.4.15 |
Ribot 鹿毛 1952.2.27 |
Tenerani 1944 |
Romanella 1943 | |||
Flower Bowl 鹿毛 1952 |
Alibhai 1938 | ||
Flower Bed 1946 | |||
Sun Colony 鹿毛 1968.2.25 |
★Sunrise Flight 黒鹿毛 1959.5.9 |
Double Jay 1944 | |
Misty Morn 1952 | |||
Colonia 鹿毛 1959 |
Cockrullah 1951 | ||
Nalga 1952 | |||
Snuggle 栗毛 1985.5.1 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
Nijinsky 鹿毛 1967.2.21 種付け時活性値:0.25【17】 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Flaming Page 鹿毛 1959.4.24 |
Bull Page 1947 | ||
Flaring Top 1947 | |||
Mirthful Flirt 栗毛 1972.4.18 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
Raise a Native 栗毛 1961.4.18 種付け時活性値:0.50【10】 |
Native Dancer 1950.3.27 | |
Raise You 1946 | |||
Glad Rags 栗毛 1963 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】 |
ハイハツト 栃栗毛 1957 種付け時活性値:1.25【5】 |
||
Dryad 栗毛 1950 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
<5代血統表内のクロス:Native Dancer4×5(母方)、Hyperion5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Pleasant Colony (Ribot系) |
Nijinsky (Northern Dancer系) |
Raise a Native (Native Dancer系) |
ハイハツト (Hyperion系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ハイハツト (Mirthful Flirt) |
5.00 or 3.00 (【4】+【12】+【8】+【12】) |
プリンスオブバーズと同牝系 (No. 13-b) |
2番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破時計 ・着差 |
調教師 | 人 気 |
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1 | 4 | コロニアルアッフェアー | 牡3 | 57.2 | Julie Krone | 2:29.97 | F Schulhofer | 7 |
2 | 3 | Kissin Kris | 牡3 | 57.2 | J Santos | 2 1/4 | David R Bell | 5 |
3 | 14 | Wild Gale | 牡3 | 57.2 | S Sellers | 3/4 | M Doyle | 10 |
4 | 12 | Silver of Silver | 牡3 | 57.2 | J Vasquez | 2 | S Shapoff | 9 |
5 | 2 | Virginia Rapids | 牡3 | 57.2 | E Maple | 1 | H Allen Jerkens | 4 |
1993年の第125回ベルモントS。僅か1ヶ月の間で完結する米国三冠の最終戦。戦前1番人気はケンタッキーダービー(米GI)2着、プリークネスS(米GI)1着のPrairie Bayou(1990.3.4)、2番人気はケンタッキーダービー1着、プリークネスS5着のSea Hero(1990.3.4)という、三冠路線を皆勤して来た同じ誕生日で同じLa Troienne(1926)をボトムラインに持つ馬たち。


13頭立ての一戦。勝利を収めたのはPrairie Bayouでもなく、Sea Heroでもなく、前走ピーターパンS(米GII)2着からやって来た「別路線からのチャレンジャー」だったコロニアルアッフェアー。あろうことかPrairie Bayouは向こう正面の途中で左前脚に故障を発生し競走を中止。3歳と3ヶ月と1日という短い生涯を終えることになってしまいました。ただ、それそのものが生き物であるレースは留まることなく進められ、道中中団から進んでいたコロニアルアッフェアーは1マイル通過時点で5番手、1と4分の1マイル通過3番手と馬群外側から徐々に進出すると、ベルモントパーク・ダートの直線361ヤードに入った時には既に先頭。泥まみれとなった鹿毛馬が、やはり泥まみれとなったダークレッドとライトフレンチベージュのレーシングシルクをまとったジュリー・クローン騎手に追われると、父Pleasant Colony、母父Nijinskyというステイヤー色を感じさせる血統に違わぬ我慢強さを見せて、ゴールポストでは差し迫ったKissin Kris(1990.2.8)に2と4分の1馬身差を着けての完勝。ケンタッキーダービーとプリークネスSの二冠を制しながらベルモントSで3着に敗れた父の無念を晴らすと共に自身のGI初勝利を遂げたコロニアルアッフェアー、鞍上のクローン騎手には「史上初の女性騎手による米国三冠競走制覇」をプレゼントすることになりました。
通算21412戦3704勝という男女の性差を飛び越えた名手であったクローン騎手。その愛らしい容貌と可愛いアニメ声からは俄に想像しがたいのですが、レースでは激しい騎乗を見せられたのですから、今風の言葉で言えば「ギャップ萌え」となりますでしょうか。私が競馬を見始めた頃の女性騎手と言えば、やはりクローン騎手でした。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。
