Harzand 牡 鹿毛 2013.3.6生 愛国・His Highness The Aga Khan’s Studs S.C.生産 馬主・His Highness Aga Khan 愛国・Dermot K. Weld厩舎
Sea The Stars 鹿毛 2006.4.6 種付け時活性値:1.50 |
Cape Cross 黒鹿毛 1994.3.13 |
Green Desert 鹿毛 1983.4.16 |
Danzig 1977.2.12 |
Foreign Courier 1979.4.11 | |||
Park Appeal 黒鹿毛 1982.4.9 |
Ahonoora 1975.4.12 | ||
Balidaress 1973.4.22 | |||
Urban Sea 栗毛 1989.2.18 |
Miswaki 栗毛 1978.2.22 |
Mr.Prospector 1970.1.28 | |
Hopespringseternal 1971.5.27 | |||
Allegretta 栗毛 1978.3.10 |
Lombard 1967.1.31 | ||
Anatevka 1969.2.13 | |||
Hazariya 鹿毛 2002.4.2 仔受胎時活性値:0.50 |
ザール 黒鹿毛 1995.3.14 種付け時活性値:1.50 |
Zafonic 鹿毛 1990.4.1 |
Gone West 1984.3.10 |
Zaizafon 1982.1.18 | |||
Monroe 鹿毛 1977.5.21 |
Sir Ivor 1965.5.5 | ||
Best in Show 1965.4.29 | |||
Hazaradjat 鹿毛 1989.5.10 仔受胎時活性値:1.00 |
Darshaan 黒鹿毛 1981.4.18 種付け時活性値:1.75 |
Shirley Heights 1975.3.1 | |
Delsy 1972.3.20 | |||
Hazy Idea 鹿毛 1967 仔受胎時活性値:1.25 |
Hethersett 鹿毛 1959 種付け時活性値:1.75 |
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Won’t Linger 栗毛 1961 仔受胎時活性値:1.25 |
<5代血統表内のクロス:Mr.Prospector4×5、Sir Ivor5×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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Sea The Stars (Danzig系) |
ザール (Mr.Prospector系) |
Darshaan (Mill Reef系) |
Hethersett (Djebel系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Darshaan (Hazariya) |
4.00 |
母が愛GIII勝ち馬 (No.21-a) |
5番仔? |
*
終わってみれば、Sea The Stars産駒が父仔制覇を遂げ、僅差の2、3着にはGalileo(1998.3.30)産駒が入るという結果でした。つまりは、上位3頭の父の母にはUrban Sea。と言いますか、出走16頭のうち、12頭の父系母系のどこかに、Urban Seaの血が含まれていました。恐るべしはUrban Sea^^;
種牡馬Sea The Starsは、初年度産駒のTaghrooda(2011.1.27)、Sea the Moon(2011.4.29)、Vazira(2011.3.19)に続いて4頭目のGI勝ち馬Harzandが英ダービー馬となりました。Harzandは、↑の4代血統表のとおり母父ザールで、Zafonicの血をブルードメアに持つということでは、Vaziraと同様であり、Vaziraもアガ・カーン殿下の生産馬でした。アガ・カーン殿下はGone Westの血の使い方が巧みですよね。直父系に持つ馬では、Zafonicの全弟Zamindar(1994.4.7)の輩出したZarkava(2005.3.31)が、2000年代の欧州最強牝馬として印象に残ります。Harzand以外に母父系に持つ馬では、今年2016年の第176回仏ダービー(GI)の2着馬が、Zarkavaの4番仔Zarak(2013.3.1)でした。
Harzandの母系に着目するならば、母HazariyaはアザシS(愛GIII)の勝ち馬、曾祖母Hazy Ideaの仔にミドルパークS(英GI)とフライングチルダーズS(当時英GI)を制した輸入種牡馬ヒッタイトグローリー(1973.4.18)がいます。ヒッタイトグローリーは、「小倉の鬼」メイショウカイドウ(1999.5.14)の母父と言ったほうが、通りが良いかもしれませんね。合わせて、Harzandは、この英ダービーで一緒に走り5着だったHumphrey Bogart(2013.4.4)とは従兄弟どうしです。名優の名前を戴いたHumphrey Bogart、Harzandと同じく馬名の頭文字Hは母系から取られていますが、Humphrey Bogartはアガ・カーン殿下の持ち馬ではありません。
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Harzandは、英ダービーの後に第151回愛ダービー(GI)も制して、英愛ダービーW制覇となりました。
アガ・カーン殿下の勝負服をまとったパトリック・スマレン騎手を乗せた白いシャドーロールの黒鹿毛のHarzand、マイケル・テイバー氏の勝負服をまとったライアン・ムーア騎手を乗せた鹿毛のIdaho(2013.3.14)とのデッドヒートを制しました。US Army Ranger(2013.2.28)に迫られてから伸びた英ダービーもそうですが、これは勝負強い。
デビュー戦を敗れた後は連勝を重ねて行く姿に、父Sea The Starsを想起させるところもある、Harzand。果たして、その行く末や、如何に。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。