カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の漆)-パントレセレブル(1994.3.17)-

Horse of the Year

パントレセレブル(Peintre Celebre) 牡 栗毛 1994.3.17生 米国・Allez France Stables生産 馬主・Daniel Wildenstein 仏国・Andre Fabre厩舎

パントレセレブル(1994.3.17)の4代血統表

Nureyev
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947.5.18
Special
鹿毛 1969.3.28
Forli
栗毛 1963.8.10
Aristophanes 1948
Trevisa 1951
Thong
鹿毛 1964.4.23
Nantallah 1953.3.5
Rough Shod 1944
Peinture Bleue
栗毛 1987.4.7
仔受胎時活性値:1.50
Alydar
栗毛 1975.3.23
種付け時活性値:0.75
Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Sweet Tooth
鹿毛 1965.4.17
★On-and-On 1956.4.24
Plum Cake 1958.4.11
Petroleuse
鹿毛 1978.5.13
仔受胎時活性値:2.00
Habitat
鹿毛 1966.5.4
種付け時活性値:0.75
Sir Gaylord 1959.2.12
Little Hut 1952
Plencia
栗毛 1968.1.12
仔受胎時活性値:0.25
Le Haar
栗毛 1954.4.11
種付け時活性値:1.25
Petite Saguenay
栗毛 1961.1.26
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Native Dancer4×4、Hyperion5×5(父方)、Nasrullah5×5>

パントレセレブル(1994.3.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Nureyev
(Northern Dancer系)
Alydar
(Raise a Native系)
Habitat
(Sir Gaylord系)
Le Haar
(Blandford系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Le Haar
(Vieux Manoir)
5.25 母が米GII勝ち馬
(No. 9)
2番仔
(2連産目)

*

第157回ジョッケクルブ賞(仏GI。シャンティイ芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 パントレセレブル 牡3 58 Olivier Peslier 2:29.60 A Fabre 1
2 13 Oscar 牡3 58 S Guillot 2 P Bary 4
3 9 アスタラバド 牡3 58 Gerald Mosse 1/2 A De Royer-Dupre 6
4 1 Fragrant Mix 牡3 58 Thierry Jarnet 4 A Fabre 3
5 11 Ithaki 牡3 58 C Asmussen 5 J E Pease 10

*

1997年のパリ大賞(仏GI。ロンシャン芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 3 パントレセレブル 牡3 58 Olivier Peslier 2:08.40 A Fabre 1
2 7 Ithaki 牡3 58 C Asmussen 2 J E Pease 5
3 4 Shaka 牡3 58 J-R Dubosc 1 J-C Rouget 2
4 1 Alekos 牡3 58 Dominique Boeuf 5 C Laffon-Parias 6
5 5 Royal Amaretto 牡3 58 Michael Tebbutt 2 1/2 Brian Meehan 4

*

第76回凱旋門賞(仏GI。ロンシャン芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 パントレセレブル 牡3 56 Olivier Peslier 2:24.60 A Fabre 1
2 15 ピルサドスキー 牡5 59.5 Mick Kinane 5 Sir Michael Stoute 3
3 1 ボルジア 牝3 54.5 Kieren Fallon 2 1/2 B Schutz 8
4 12 オスカーシンドラー 牡5 59.5 C Asmussen 短アタマ Kevin Prendergast 6
5 11 Predappio 牡4 59.5 John Reid 短アタマ Saeed bin Suroor 4

*

「1990年代の欧州最強馬を選べ」と問われたならば、「ラムタラかパントレセレブルか」と声を挙げたくなります。特に↑で最後に示した第76回凱旋門賞における、ピルサドスキー(1992.4.23)を5馬身差でちぎり、2分24秒6のレースレコードで駆けた一戦が強烈。薄水色の帽子に真っ青の勝負服を乗せた栗毛の流星、抜け出す時のなんという脚の速さよ。それは、オリビエ・ペリエ騎手をして、最良のパートナーとして名前を挙げられるだけはあります。

さて、そんなパントレセレブルの代表産駒には

  1. Pride(2000.4.20)
    →英チャンピオンS(GI)、サンクルー大賞(仏GI)、香港カップ(GI)、コリーダ賞(仏GII)、コンセイユドパリ賞(仏GII)、ジャンロマネ賞(仏GII)、フォワ賞(仏GII)、アレフランス賞(仏GIII)ほか
  2. Dai Jin(2000.2.4)
    →独ダービー(独GI)、クレディスイスポカル(現バイエルン大賞、独GI)、ウニオンレネン(独GII)
  3. Mr Sandgroper(2000.10.18)
    →WATCダービー(当時豪GI、現豪GII)ほか
  4. Mr Celebrity(2000.9.30)
    →ジョージメインS(豪GI)ほか
  5. Vallee Enchantee(2000.3.27)
    →香港ヴァーズ(GI)、コンセイユドパリ賞、ポモーヌ賞(仏GII)ほか
  6. Castledale(2001.4.14)
    →サンタアニタダービー(米GI)、シューメーカーマイルS(米GI)、サンフランシスコBCマイルH(米GII)、ジェネラスS(米GIII)
  7. Bentley Biscuit(2001.10.29)
    →TJスミスS(豪GI)、オールエイジドS(豪GI)、BTCカップ(豪GI)、ザショーツ(豪GIII)ほか
  8. Pearl of Love(2001.1.22)
    →伊グランクリテリウム(当時GI、現GII)、愛フューチュリティS(GII)ほか
  9. Sudan(2003.1.23)
    →ミラノ大賞(伊GI)、ゴールデンゲートフィールズターフS(米GIII)ほか
  10. Belle Et Celebre(2005.2.20)
    →サンタラリ賞(仏GI)
  11. Byword(2006.2.13)
    →プリンスオブウェールズS(英GI)、ドラール賞(仏GII)、ミュゲ賞(仏GII)、シュマンドフェルデュノール賞(現ベルトランデュブルイユ賞、仏GIII)ほか

というところがいます。初年度産駒に5頭、2年度産駒に3頭と多くのGI勝ち馬を送り込んでいるのですから、種牡馬としての発馬は良かったのです。ただ、祖父Northern Dancer、父Nureyevに似てしまったのか、あるいは0の理論的には最優性先祖である曾祖母父Le Haarの直系先祖であるBlandford(1919.5.26)の系統に総じて見られる悪癖が出てしまったのか、受精率にやや難があったところで、思うようにいかなかったところもあったのではないでしょうか……。

ともあれ、↑のリストに挙げた産駒の中では、やはりPride。2002年のデビュー戦で武豊騎手を背にして3着だった彼女は、2006年の第85回凱旋門賞ではディープインパクト(2002.3.25)と武騎手に先着して2着、凱旋門賞から中1週で挑んだ英チャンピオンSでは3馬身差の圧勝、そして自身の引退レースとなった第20回香港カップではアドマイヤムーン(2003.2.23)と武騎手を抑えて有終の美を飾りました。Pride、その名のとおり、誇り高き矜持を見せたのでした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[パントレセレブルの主な競走成績]

  1. ジョッケクルブ賞(仏GI)、凱旋門賞(仏GI)、パリ大賞(仏GI)、グレフュール賞(仏GII)
  2. ニエル賞(仏GII)
  3. シェーヌ賞(仏GIII)

通算7戦5勝、2着1回、3着1回。

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