Palladium(パラディウム) 牡 鹿毛 2021.4.11生 独国・Stiftung Gestüt Fährhof生産 馬主・Liberty Racing 2022 独国・Henk Grewe厩舎
★ Gleneagles 鹿毛 2012.1.12 種付け時活性値:0.00【8】 |
Galileo 鹿毛 1998.3.30 |
★Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Fairy Bridge 1975.5.4 | |||
Urban Sea 栗毛 1989.2.18 |
Miswaki 1978.222 | ||
Allegretta 1978.3.10 | |||
You’resothrilling 黒鹿毛 2005.2.5 |
Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 1978.4.19 | |
Terlingua 1976.2.7 | |||
Mariah’s Storm 鹿毛 1991.4.1 |
Rahy 1985.2.18 | ||
イメンス 1979.3.17 | |||
Path Wind 鹿毛 2009.4.16 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
★ Anabaa 鹿毛 1992.3.13 種付け時活性値:0.00【16】 |
Danzig 鹿毛 1977.2.12 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Pas de Nom 1968.1.27 | |||
Balbonella 鹿毛 1984.3.27 |
★ゲイメセン 1975.5.16 | ||
Bamieres 1978.3.19 | |||
Wild Queen 鹿毛 2002.4.1 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
Sternkoenig 芦毛 1990.4.26 種付け時活性値:0.75【11】 |
Kalaglow 1978.2.19 | |
Sternwappen 1985.5.31 | |||
Wild Romance 鹿毛 1991.3.26 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
Alkalde 黒鹿毛 1985.5.10 種付け時活性値:1.25【5】 |
||
Win Hands Down 鹿毛 1985.3.5 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
★Gleneagles (Galileo系) |
★Anabaa (Danzig系) |
Sternkoenig (ゼダーン系) |
Alkalde (Bahram系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Alkalde (Astra) |
4.00 (【11】+【6】+【10】+【5】) |
近親ワイルドココ (No. 21-a) |
7番仔? (7連産目?) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破時計 ・着差 |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | Palladium | 牡3 | 58 | Thore Hammer Hansen | 2:37.18 | Henk Grewe | 9 |
2 | 5 | Borna | 牡3 | 58 | Andrasch Starke | クビ | Markus Klug | 3 |
3 | 2 | Augustus | 牡3 | 58 | Michal Abik | アタマ | Waldemar Hickst | 7 |
4 | 6 | Alleno | 牡3 | 58 | Rene Piechulek | 1 1/4 | Marcel Weiss | 5 |
5 | 9 | Stingray | 牡3 | 58 | Sean Byrne | 3/4 | Marcel Weiss | 12 |
ハンブルク芝2400m、18頭立て。北半球の競馬主要国の「ダービー」の掉尾を飾る一戦とも言える独ダービー。2024年の一戦は、終わってみれば先行した4頭による「行った、行った」。ディープインパクト(2002.3.25)の孫である伊ダービー(GII)馬Borna(2021.3.25)が日本にも馴染み深いアンドレアシュ・シュタルケ騎手に御されて逃げると、道中大きな動きもなく淡々とした流れに。ただ、ハンブルク芝の直線500mに向くと、馬群が内外に大きく広がる独国競馬らしい展開が待っていました。逃げたBornaは最短距離の最内、それを追う番手のAlleno、3番手のAugustusも内を狙ったところで、4番手に構えていたPalladiumは進路を外ラチ沿いに取りました。そうして、騎手としての単独最多勝となる独ダービー9勝目(!!)を狙ったシュタルケ騎手に追われたBornaが、デルビーイタリアーノの勝ち馬としての矜持を示して逃げ切るかと思われました。が、近時の日本で言えば宝塚記念(GI)を制したブローザホーン(2019.5.10)ばりに大外を駆けたPalladium、鞍上のトール・ハマー・ハンセン騎手が必死に追うと、最後の最後に「クビ」だけ先んじたところがゴールポスト。独ダービーは勝負をしている馬が外に回ると、決勝点の写真判定を担っているであろう建物に隠れて「どの馬が勝ったか分からない^^;」状態になることが、ままありますね。ともあれ、独ダービーでグループレース初勝利を収めたPalladium、鞍上のハマー・ハンセン騎手には独ダービー初制覇を、ヘンク・グルーヴェ調教師には2021年の第152回のSisfahan(2018.2.5)以来となる2勝目をプレゼントしました。
では、以下にPalladiumの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。また主にGレース勝ち馬をピックアップしての図となっております。
Wild Romance 1991.3.26 3勝 ノイス賞(独GIII)3着ほか |Win for Us 1996.4.9 2勝 独セントレジャー(GII)ほか |Wild Side 1997.4.2 4勝 オイロパシャンピオナート(独GII)ほか ||ワイルドココ 2008.1.31 5勝 パークヒルS(英GII) リリーラングトリーS(英GIII)2回ほか ||Wilddrossel 2009.2.11 1勝 ゲルリンク賞(独GII)3着ほか ||Weltmacht 2011.3.23 7勝 ディアナトライアル(独GIII)2着ほか |||Wagnis 2019.2.20 2勝 ディアナトライアル(独GIII)ほか |White Rose 2000.2.5 1勝 ミエスク賞(仏GIII)ほか |Wild Queen 2002.4.1 2勝 ||Path Wind 2009.4.16 4勝 リディアテシオ賞(伊GI)2着ほか |||Palladium 2021.4.11 (本馬) 独ダービー(GI)
Palladiumの牝系は21号族a分枝系。近年は大手牧場グループが独国牝系馬を立て続けに輸入して成果を挙げられていますが、Palladiumの近親についても、ケイアイファームが「牝馬のセントレジャー」とも言われるパークヒルSを制したワイルドココを輸入されています。サスガ。また、↑の牝系近親図にも名前が見えるディアナトライアルの勝ち馬Wagnisは、2022年のディアナ賞(独GI)でToskana Belle(2019.1.25)からクビ差の2着でもありました。余談となりますけれど、Toskana Belleは社台さんがお好きな14号族c分枝系をボトムラインを持つ馬であることから、
むぅ、Toskana Belleのディアナ賞の勝ちっぷりからすると、もしかしたら、日本から豪州にお金が動くかも知れませんな^^;
なんて書いていましたら、ホントにお金が動いて社台ファームが購入されました。
閑話休題。Palladiumは同オーナーの昨年2023年の第154回独ダービー勝ち馬であるFantastic Moon(2020.3.21)同様、ニエル賞(仏GII)に向かうかも知れないということ。0の理論的には面白い4代血統構成を持つPalladium、独ダービー馬の次走も楽しみです。
*
という訳で、今回の独ダービーでは惜しくも2着だったBorna、デルビーイタリアーノ勝ち馬の4代血統表も併せてご案内しておきます。
Borna(ボルナ) 牡 鹿毛 2021.3.25生 仏国・Haras d’Ecouves生産 馬主・Darius Racing 独国・Markus Klug厩舎
Saxon Warrior 鹿毛 2015.1.26 種付け時活性値:1.25【5】 |
ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 1980.2.28 | ||
Burghclere 1977.4.26 | |||
メイビー 鹿毛 2009.2.9 |
Galileo 鹿毛 1998.3.30 |
★Sadler’s Wells 1981.4.11 | |
Urban Sea 1989.2.18 | |||
Sumora 鹿毛 2002.2.23 |
デインヒル 1986.3.26 | ||
Rain Flower 1997.5.11 | |||
Kingdom Come 鹿毛 2012.5.10 仔受胎時活性値:2.00【8】 |
キングズベスト 鹿毛 1997.1.24 種付け時活性値:1.50【14】 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
Miesque 1984.3.14 | |||
Allegretta 栗毛 1978.3.10 ♀ |
Lombard 1967.1.31 | ||
Anatevka 1969.2.13 | |||
Topka 鹿毛 2004.2.17 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
Kahyasi 鹿毛 1985.4.2 種付け時活性値:0.50【18】 |
▲イルドブルボン 1975.5.23 | |
Kadissya 1979.3.15 | |||
Tipsy Topsy 鹿毛 1998.1.29 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
Ashkalani 栗毛 1993.3.27 種付け時活性値:1.00【4】 |
||
Heady 鹿毛 1991.4.27 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
<5代血統表内のクロス:Allegretta(♀)5×3>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Saxon Warrior (サンデーサイレンス系) |
キングズベスト (Mr. Prospector系) |
Kahyasi (Nijinsky系) |
Ashkalani (Nureyev系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
キングズベスト (Kingdom Come) |
6.50 (【8】+【7】+【5】+【6】) |
伯父が仏GII勝ち馬 (No. 1-t) |
4番仔? |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破時計 ・着差 |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | Borna | 牡3 | 58 | Andrasch Starke | 2:17.20 | Markus Klug | 2 |
2 | 12 | Royal Supremacy | 牡3 | 58 | David Probert | 2 1/2 | Andrew Balding | 5 |
3 | 6 | Caos Calmo | 牡3 | 58 | Dario Vargiu | 1/2 | Stefano Botti | 8 |
4 | 11 | Melfi | 牡3 | 58 | Dario Di Tocco | 1 1/4 | Endo Botti | 7 |
5 | 14 | The Tweed | 牡3 | 58 | Salvatore Sulas | 1 1/2 | R Biondi | 11 |
Heady 1991.4.27 不出走 |Tipsy Topsy 1998.1.29 4勝 ||Topka 2004.2.17 1勝 マルレ賞(仏GII)3着ほか |||Top Trip 2009.3.30 オカール賞(仏GII)ほか |||Kingdom Come 2012.5.10 0勝 ||||Borna 2021.3.25 (本馬) 伊ダービー(GII)ほか |||Believe In Love 2017.4.30 7勝 ブロンテC(英GIII) スタネーラS(愛GIII) ベルドニュイ賞(仏GIII)ほか |Salselon 1999.2.8 8勝 エドモンブラン賞(仏GIII) キウスーラ賞(伊GIII)3回ほか
……結局、伊ダービーの結果とBornaの近親牝系図も載せるんかい笑
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。